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 科挙と呼ばれるものがあります。日本語では、カキョと読みます。中国の王朝で長年行われていた官僚登用制度を意味します。人類史上で最も過酷なテストとする方も居るようです。受かりさえすれば出自に関わらず重用されたので、先進的な仕組みともされてます。一方、長い期間を受験に費やしてしまうので、結局は実家が裕福でないとどうにもならなかったり、実働年数が削られてしまうなどの弊害もありました。更にはプレッシャーに耐えかねて発狂したり自決を選択するケースも少なくなかったなど、必ずしも良いことばかりではなかったようです。しかし得られる利権は現代人が想像する遥か上を行く為、競争率はどの時代でも高いものでした。最大で3000程の倍率となったり、70代でようやく合格したなど、数値的な記録も色々と残っています。随の時代に始まり、清王朝の末期、20世紀初頭に廃止されたとするのが一般的です。最後の方は試験の為の試験と化していて実務を軽んじてしまうという、本末転倒っぷりだったとされています。その影響もあって欧米列強に対抗できず苦労したというのは、中学高校辺りの世界史で学んだ通りです。学歴なんざ実社会じゃ役に立たねーよとは今でもたまに聞きます。それはそれで極端な解釈で、勉強が出来る程度には頭が良いんですから、使い方の問題だと思うんですよね。

(・ω・) 千年以上続いたってことは、有用だった時期も長かったはず

【実写化不可能と言われたとかで誤魔化すんだ】
マ:最強のアリバイってなんやろ。
玄:犯行の瞬間に同行している辺りじゃないですか。
マ:誰かの証言とか、閉じ込められてたよりは崩すの大変やな。
玄:少なくても、直接は手を下しようがありません。
マ:禁断の、一緒に居たと思い込んでたいう手もあるで。
玄:小説でしたら記述次第でなんとかなるやも知れませんが、
 映像やマンガの類ですと無理が出てきそうです。


【再現性皆無な超トリックに法曹が頭を抱える】
マ:まー、強固であればあるほど目を付けるんやけど。
玄:一種の職業病と言えるでしょう。
マ:普通は有り得へんなら容疑者から外すけど、ウチらは逆やし。
玄:冤罪を大量生産したいようにしか見えません。
マ:結果が合ってるなら、過程なんてどうでもええやん。
玄:それでは裁判を乗り切れそうもないのですが、
 そこまで関与しないのが探偵という人種でしたね。


【謎の書類は散乱してるけど埃なんかは少ないという】
マ:探偵に生活感は必要なんやろか。
玄:あまりに超然としていると人気を獲得できませんが、
 俗世の匂いが強いと没入感を得られません。
マ:バランスが重要いうこっちゃ。
玄:ともあれ、事務所を小汚くしてズボラさを演出するのは、
 大したメリットが無いのでやめた方が良いと存じます。


【猜疑心の塊なだけで悪人じゃない可能性も高い】
玄:創作の話は別にして、
 現実の依頼者は解決能力以外に興味無いんじゃないですか。
マ:言うて足繁く通うような場所ちゃうし、
 第一印象が大半みたいな部分はあるで。
玄:たしかに、興信所のリピーターという人種は珍しいでしょうけど。
マ:その時点で何らかの犯罪に片足突っ込んでるんちゃうかと、
 色眼鏡で見たくなってまうな。

 実際、トンデモミステリーを煮詰めたような犯罪がたまたま成功してしまった場合、どんな感じで裁かれるんでしょう。推定無罪の理屈だと理論上は可能くらいでは有罪に出来ないような気もしますが、判例を見るに厳密に運用してるか怪しいところがあったりもします。
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