昨日、パソコンを立ち上げてもモニタが黒く、二時間も立ち往生しました。OS自体は動いてるみたいで、グラボかモニタのせいだと弄り捲くった結果、何とか復旧。心臓に悪いから勘弁してくれ。
( ・ω・) 一万くらいの中古低スペックパソコンを、非常用に買おうかと思ったよ
【自衛隊、9条あれど、現存す】
岬:不思議なことですが、日本で憲法9条問題は、
語ることさえはばかられる空気があります。
改正の可能性の検討を示唆するだけで軍国主義者、ファシズムの申し子、
戦前の侵略主義を継承する気かと徹底的に叩かれます。
憲法第19条で、『思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。』
と規定されているのにも関わらずです。
核や皇室の問題もそうですが、議論さえしてはいけないというのは、
民主主義の根幹から外れ、不穏な空気を助長させるのは、ほぼ間違いありません。
公:臭いものに蓋をしても、腐るだけだもんなぁ。
岬:まあ、タブーというのは、どの国にもあるもので、
日本だけの問題では無いんですけどね。
例をあげると、ドイツに於けるヒトラー問題、中国での体制批判、
他にもイスラム教圏での偶像問題とかですね。
公:社会というのは、一筋縄ではいかんなぁ。
岬:さて、では何でこんな感じになってしまったのか。
とりあえず、憲法9条の原文を見てみましょう。
『1.日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2.前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。』
公:んん?
岬:先輩に分かるレベルで要約すると、
『率先して戦争はしません。その為の兵力も保持しません』ということです。
公:おぉ、それなら分かる。
岬:そして、ここで先ず問題となるのが自衛隊です。
1950年の朝鮮戦争を機に警察予備隊が結成されたのが始まりで、
1954年の自衛隊法施行に伴い、海上自衛隊、陸上自衛隊、航空自衛隊の三つが、
正式に稼動を始めました。
厳密には軍隊ではありませんが、事実上の国軍として扱われることもあります。
例として、大臣は文民にしかなれないと憲法にありますが、
現職の自衛隊員は事実上、選べません。
公:ちょっと待て。兵力を持てないんだよな、日本の憲法じゃ。
自衛隊がほぼ軍隊なら、思いっきり違憲状態じゃないのか?
岬:先輩、何を言っているんですか。
彼らが、『自衛隊』なんて名前なのは、伊達ではありません。
公:……どゆこと?
岬:9条を要約すると、『自分から外交目的で戦争はしません』と書いてあります。
そして、『その為の』兵力を持たないと書いてあるだけです。
諸外国が攻めてきたら応戦しないとは何処にも書いてありません。
あくまで、日本という国を守る為の『自衛』兵力というのが、
合憲論者の言い分です。
公:……詭弁?
岬:憲法なんて、どう読むかでかなりの幅が出るものですから、
どちらが正しいかは、私には言えません。
最高裁での判例は未だにありませんしね。
とりあえず、この様な対立があることだけ把握して、次項へと行きましょう。
今項目の纏め:9条を要約すると、『外交目的で戦争はしません。その為の兵力を持ちません』である。自衛隊が合憲か違憲かについては、一概に言うことは難しい。
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