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 人を理解するには、その文化背景を理解しろとはよく言いますが、正直、宗教を理解するだけでも、かなり難しいものがあります。ぶっちゃけ、日本国のメジャー宗教である仏教の死生観すら良く知りませんし。ってか、日本の仏教と仏陀が立ち上げた仏教と、今、東南アジアでメジャーな仏教はもう別物と言ってよくて――キリスト教、イスラム教、その他もろもろの各宗教があって。

( ・ω・) 他人を理解するだなんて、人としておこがましいこととは思わんかね?

「『知っての通り、この世界は今、魔王バラモスの侵攻に依って危機に瀕している。俺も一人の勇者として魔王バラモスを倒す旅をしているのだが、これを書いた時点では、まだ道半ばだ。もしかすると、これを読んだ時には俺が倒してる可能性もあるが、その場合は、この手紙を好事家に売って金にして貰っても構わない。唯、剣だけは返してくれ』」
「勇者アレル様には会ったことがありませんけど、随分と愉快な方の様ですわね」
 それは、アクアさんが言わないで下さい。
「にしても、随分と自信家だね~。弟とはえらい違いだよ」
 多分、似てない部分と似てる部分を並べたら、七三くらいで似てない方が多いと思う。兄弟だからって、誰も彼もが類似点だらけじゃないよね。
「『とは言え、この俺が剣を手放すような事態に陥ってる以上、楽観は出来ないだろう。だからこそ、俺が知り得る全てを、後に続く者たちへと伝えたい』」
 そこから書かれていたものは、殆どが僕達も知っている情報だった。バラモス城に張られた結界を打ち破る聖鳥ラーミアの存在。そしてそれを目覚めさせる為に、六つのオーブが必要なこと。ブルーオーブ、イエローオーブは既に神殿に安置し、パープルオーブも手にした。他の三つは確たる場所を断定出来てないけれど、見付けたり、有力な情報を手にしたら、託せる奴らに託して欲しい、と。
 兄さんは、やっぱり凄いよ。もしもの時の可能性も考えてこんなものを仕込んでおくなんて。楽観的観測しかしない僕は、自分が居なくなるって考えること自体、拒否反応がある。だけど想いをちゃんと繋げるのは、大事なことなのかも知れない。

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