何だか、最近、ちょっと短気さん。カルシウム不足か、ストレスか。こういう時は素数を数えるんだ。
( ・ω・) いや、俺は敢えて楔数を数えてみせる
【一匹狼!? 無所属議員の苦悩とは】
岬:さて、政党の話ばかりしてきましたが、世間には特定の政党に所属せず、
単独に近い形で政治活動を行う議員も少なからず居ます。
いわゆる、無所属議員です。
公:何て言うか、男の理想形だよな。誰にも媚びず、一人で政治の道を突き進む。
浪漫は溢れ、星は煌くかの様だよ。
岬:まあ、要は野党の一議員で、法案の提出も出来なければ、
政党助成金を受け取ることも出来ません。
比例区での出馬も出来なければ、資金や団体の援助も少なく、
現実的に厳しい壁が厳然と立ち塞がります。
公:この、サディスティックガールめ!
岬:そんな何かと苦労することの多い無所属議員ですが、
逆に党則に縛られることが無いので、国会議員の権限を存分に使って、
一議員としては最大限の活動をすることが出来るという解釈も出来ます。
公:そう、そういう話を聞きたかったんだよ。
岬:ですがその為には、現在の小選挙区を勝ち抜き、
与野党の公認候補を打ち破るだけの人気を持ち合わせていないといけません。
公:上げて落とすのは基本だね!
岬:この無所属議員ですが、成り立ちを幾つか考えると、最初から無所属の方や、
巨大政党、要は自民党や民主党から公認を受けられなかったり、
或いは除名されたりされて、やむを得ず無所属で立候補するパターンがあります。
この後、数ヶ月から数年のスパンを空けて復党する方も少なからず居ます。
他にも、政党を移動する間繋ぎとして、禊的な意味で無所属になる方も居れば、
単に選挙戦術として無所属を選択する方も居ます。
公:プッシュした俺がバカみたいじゃないか。
岬:真面目な話をしますと、政党政治が主体の国会に於いて、
無所属議員そのものはさしたる意味を持ちません。
公:ぶっちゃけましたね、岬さん。
岬:とはいえ、そこは国会議員です。
マスコミを通すなり、直接地元なりで政策アピールをすることは出来ますし、
委員会や本会議場で発言権を認められています。
特定の政策に関して、超党派で連合を組んだりも出来ますから、
全く存在意義が無いかと言われると、そこまででもありません。
公:そのフォロー自体が虚しく聞こえるんだが。
岬:私も大変なんですよ。
中立の立場で考えて、調べれば調べるほど、
無所属の一国会議員が出来ることなんてタカが知れてましてね――。
公:何か居酒屋の愚痴みたいになってるぞ。行ったこと無いけど。
岬:まあ、あなたの選挙区に無所属議員が立候補していて、
既存の政党に信頼が置けない場合、票を入れるのもありかも知れませんね。
公:酷い、ヤケッパチの様な締めでした。
今項目の纏め:無所属議員とは、基本的には特別な政党や団体に所属していない議員のこと。自由度は高いが、権限は弱く、吼える声だけは威勢が良いといったレベルとも言える。
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