2024
九官鳥と呼ばれる鳥類が居ます。キュウカンチョウと読みます。ムクドリ科に属し、全長は30cmほど。黒色が基本で羽に白い斑点があり、嘴が橙色、足と目の周りは黄色いのが一般的です。主な生息域は東南アジアと南アジアになります。人間視点で最大の特徴は、オウムと同じく言葉を真似る点です。この為、愛玩動物として飼育されてきました。近年は保護が叫ばれているので入手が難しく、それなりに値が張ります。不可思議な名前ですが、由来は少し面白かったりします。江戸時代に大陸から持ち込まれたのですが、取引の中心人物は九官と言いました。彼は『この鳥は私の名前を(コピーして)喋る』といった感じで説明したとされています。しかし翻訳に齟齬が発生したのか、『この鳥は九官という』的に受け止めてしまい、そのまま定着してしまいました。ちなみにあちらでは秦吉了と称するんだそうです。事実であるかは曖昧ですが、偉そうな名称ですし、それっぽい理屈を捏ねたくなる気持ちは分からなくもありません。
(・ω・) 三国志の九品官人法がチラつくのは私だけかも知れぬ
【本当に専念してるか怪しいのはさておき】
白:誰よりも早く出社し、最も遅く帰宅する。
良くあるワーカーホリックだけど、
青龍はこんな表現で収まるんだろうか。
玄:少なくても連絡できないタイミングが、
ほぼ無いのはおかしいと言わざるを得ません。
黄:四神をやる為に生み出されたはずの、
玄武に評されるんだから相当なんだよぉ。
【止められるんなら青龍がやってる訳で】
白:という訳で、青龍がどんな生活してるのか、
密着取材してきたから報告しようと思う。
朱:三交代制で大変でした~。
玄:ドキュメンタリー映画並の水準を自負します。
黄:他にすることは無いのかと横槍を入れたいけど、
無駄と分かってるのが悲しいんだよぉ。
【無限ってのは仮説で検証しようが無い】
白:薄々分かってたことだけど、
休んでる時間ってものが殆ど無かった。
朱:僅かな仮眠くらいです~。
玄:人間でもこれくらい精力的な方は居ますが、
大抵は早くに亡くなるんですよね。
白:龍族でも寿命は削れるのか気になるけど、
確実に私より長生きするんだろうなって。
【せめて人格を尊重して貰えるくらいには】
朱:黄龍さんは常識的な睡眠時間でした~。
黄:比較対象にされてるんだよぉ。
白:黒龍、赤龍、白龍は所在が曖昧だし。
玄:そもそも真っ当な生活を送っていません。
黄:認識が酷いんだよぉ。
朱:粗雑に扱われないよう、
襟を正して生きなければと思いました~。
という訳で今年の青龍回は、その謎に満ちた日常に迫ります。警察官はつらいよ的なテレビ番組が着想ですけど、野生動物を追う学術的な側面があったりするのかも知れません。ディレクターがこいつらでそんな風になるだろうかという件に関しては、その通りですとしか言いようが無いんですけど。
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2024
万年筆と呼ばれる文具があります。マンネンヒツと読みます。インクを継ぎ足すことで半永久的に使用可能な、携行タイプのペンを総称したものです。筆記具には大変な歴史があります。筆と墨は4、5000年前に誕生していますし、同時期の古代エジプトでもパピルスに煤インクで記録してました。後に欧州圏では羽根ペンや金属製ペンなどが登場するものの、これらには致命的な弱点があります。そう、墨には硯が、インクには壺が不可欠で、持ち運びが面倒くさいのです。日常的に用いる為、様々な知恵が絞られました。しかしこれといった革命が無いまま、時は19世紀まで飛びます。当時、保険の営業員をしていたルイス・エドソン・ウォーターマン氏は従来のペンに不満を感じていました。契約書を取りまとめる際に液が垂れて顧客を失う実害を被ったからです。そこで毛細管現象を利用して適量が送り続けられる万年筆の元祖を生み出しました。次いで販売会社を設立し、世界を商売相手にしたのです。ちなみに万年筆の和訳は文芸家の内田魯庵氏に依るものというのが定説です。大人なら一本くらい持ちたいようでいて、周囲を整えないと雰囲気に合わない厄介な面もありますよね。
(・ω・) 少なくても下層のオッサンには似合わん現実が
【中途半端にしたらブチギレて強化されそう】
朱:ところで黄龍さんには頼まないんですか~。
メ:端から最強って盛り上がるかな。
黄:それはそれで王道らしいんだよぉ。
メ:メンタルから崩していく的な展開で。
朱:一万年以上も生きてる相手が、
何をしたら落ち込むのか分かりません~。
【腫れ物を扱うように接してくれるかも知れない】
メ:あと少女呼ばわりがちょっと。
黄:やかましいんだよぉ。
朱:大事なのは心意気ですから~。
メ:自称って付ければマイルドな感じに。
黄:追い打ちを掛けてきたんだよぉ。
朱:究極的に言えばどんな肩書も自認ですから、
説明が丁寧ということにしていきましょう~。
【大衆とは薄情なものだからな】
朱:組織が壊滅した後は迫害されるんですかね~。
黄:嫌なリアリティを持ち込んできたんだよぉ。
メ:最悪、素性を変えて別天地で過ごして貰う。
黄:証人保護プログラムなんだよぉ。
朱:大義の末に、人間関係を失ってます~。
メ:自分を犠牲にするタイプが多いから、
受け入れかねなかったりする。
【本人の意識が何より肝要】
黄:結局、無償でやらせることじゃないんだよぉ。
朱:事前に条件を詰めるのもどうかと思いますけど~。
メ:軽々しくサインや捺印をしちゃダメって教訓が。
黄:教育的なんだよぉ。
朱:そういう要素も大事です~。
黄:大人は分かり易い内容を求めるけど、
何からでも吸収するのが本来の学びなんだよぉ。
ヒーローが変身するのは、戦いが済んでから一般人として生きる為という解釈を何処かで聞いたことがあります。人間の枠での英雄なら祭り上げられるくらいで何とかなるかも知れません。しかし人外の域に足を踏み入れたら碌なことにならないですし、正しい判断と言える気がしてきました。
2024
戦車と呼ばれる兵器があります。一般には火砲と厚い外装を備え、キャタピラーで移動する陸軍の主力を指します。同時に馬を動力とする戦闘用車両も意味します。英語ではtankとchariotで分けられているのですが、和訳だと何故か同じ熟語になってしまいました。ともあれ今回は前者の話です。定義は地味に曖昧です。業界的には、強固な装甲を撃ち抜ける大砲、多少の銃弾なら跳ね返せる外板、悪路をものともしない履帯、の3つが揃ってようやく戦車扱いになるのだとか。防御力が高いだけなら装甲車、更に砲身を乗せたら装輪戦車、大筒を積んでいるものの機動性が重視されている自走砲などに区分されます。第一次世界大戦でイギリス軍が初めて投入し、戦場が一変しました。当時の陸戦は塹壕から機銃掃射で牽制し合うというものでしたが、戦車ならどちらも蹴散らせる訳です。成り立ちを考えると、3つの要項があってこそというのも納得できます。そして第二次世界大戦では戦車対戦車の様相が強まり、各国が様々な形態に発展させました。しかし近年では無人機からの攻撃でも破損してしまう為、時代遅れとする見解もあります。何事にも流行り廃りはある訳で、完全に遺物と化す未来がいずれやってくるんでしょうね。
(・ω・) 結局のところ運用次第ではあるんだけど
【ふわっとしてこそ悪の組織だろ】
朱:こういうのは敵役が重要です~。
則:ほむ。
黄:適役すぎてコメントの余地が無いんだよぉ。
メ:世界征服と言い出しても違和感が皆無。
黄:掌握してから何をするんだという疑問に、
しっかり答えかねないんだよぉ。
【足の引っ張り合いで空費する人も居るけど】
則:己より上が居ないというのは気分が良い。
朱:意外と俗な理由でした~。
黄:これはこれでらしいんだよぉ。
メ:天使としては認められないけど、
それだけの為に人生を捧げられるのは凄い。
黄:平等主義者が何と言うかは知らないけど、
社会を動かす原動力の一つではあるんだよぉ。
【ワインと同じで値が張る感を出したいのでは】
猫:まーご。
メ:マスコットも大事。
黄:無駄に高級感があるから、
悪者が膝に乗せてそうなんだよぉ。
朱:幹部ごっこの必携品です~。
メ:どうして猫なことが多いのか、
説明できるようで難しいもどかしさがある。
【そしてやらかした時に責任を取れ】
猫:にゃおー。
朱:『司令官なら引き受けてやる』ですって~。
黄:偉ぶって指示してるのは似合うんだよぉ。
朱:私が居ないと伝わらないのはどうしましょう~。
メ:どうせ現場が独断専行するんだから、
ふんぞり返ってるのが最大の仕事になる。
悪の組織の歴史に詳しい訳では無いのですが、近年はそれっぽい目的を持った連中が増加傾向にあるんですかね。対象年齢が低い作品にそんなもん要るかとも思うんですけど、つまるところいい年した方々が消費者ってだけの話なのかも知れません。
2024
ジェット気流と呼ばれる空気の流れがあります。偏西風の一部で、特に上空10000メートル辺りの強風を指すことが多い単語です。北緯40度近くの寒帯ジェット気流と、北緯30度周辺の亜熱帯ジェット気流が良く取り上げられます。ちなみに前者は秋田県と岩手県、後者は鹿児島県の南方沖合くらいに相当します。速度は冬場に時速300kmを超える程で、気象学を始め様々な分野で重要視されています。この話題で外せないのは旅客機です。東に向かう際は追い風とし、逆は外すことで抵抗を減らします。なので同型の機体であっても、行きと帰りで所要時間がかなり変わります。東京ロサンゼルス間だと、渡米時は10時間前後ですが、帰日時は12時間弱と結構な差です。他にも高く飛ばせさえすれば太平洋だって渡れるという発想がありました。具体的には風船に爆弾を括り付け、アメリカ本土を襲撃しようというものです。戦時中に実行され、一万近い簡易気球が放たれました。驚くべきことに結構な数が到達したものの、あの広さですから戦果と呼べる水準にはならなかったようです。この高度だと海面近くの2、3割程度の空気しかないはずですが、馬鹿にできない影響力があるものですよね。
(・ω・) 地上で吹いてたら、台風が終わらないみたいなものか
【教師には信頼が必要なのを分かってない】
月:仕方ない。通として監修してやる。
メ:何で頼んでもないのに解説を始めるのか。
黄:教えたがりは国を問わないんだよぉ。
朱:良いことをしてるつもりなのも共通です~。
黄:無視しとけば大した害は無いんだけど、
勝手に苛つくのが難儀なんだよぉ。
【生き様と言ってしまえばそれまでなんだけど】
月:まずは魔法少女の定義についてだ。
メ:長くなりそう。
黄:全自動相槌マシーンが欲しいんだよぉ。
月:後で小テストして理解度を確認するからな。
朱:この溢れるほどに過剰な情熱を、
有効活用できないのが残念でなりません~。
【黙って変身を見守らない程度には暴挙】
天:アイドル要素はありますか。
メ:歌って踊れるのも悪くない。
朱:必然性が分からないんですけど~。
黄:考えちゃいけない領域なんだよぉ。
メ:敵が見入ってる隙に攻撃するとか。
黄:絶対に正義の味方がやってはいけない戦法だと、
ツッコむべきか悩むんだよぉ。
【更に同調圧力で肯定させれば完璧だな】
天:人々の想いが力になる訳ですから、
注目されるに越したことはないでしょう。
朱:間違ってない気がしてきました~。
黄:騙されてるんだよぉ。
メ:平和への願いと個人崇拝は別物では。
黄:とはいえ宗教界では混同させてるし、
ぺてんの類としては立派な手法なんだよぉ。
ゴルフの打ちっぱなしには教え魔のオジさんが常駐してるんだそうです。気付かず女子プロに指南していたというゴシップがあったのですけど、日本ではなく英国の話です。マジで世界中に居るんだなと、驚きを隠せませんでした。
2024
辮髪と呼ばれる髪型があります。ベンパツと読みます。東アジアの北方民族に見られる男性向けヘアースタイルを総称したものです。頭頂部、または後頭部以外を剃り上げ、残りを伸ばして編み込むのが一般的です。満州人の象徴的意味合いが強い為、彼らが権力を握った清王朝時代に強要されます。これは主流である自負を持つ漢民族にとって屈辱極まりないものでした。身体は親から貰った大事な存在という儒教思想が強く、剃髪も好ましくなかったからです。しかし逆らうと比喩抜きで抹殺されるので服従せざるを得ませんでした。清朝後期の大反乱である太平天国の乱では参加者が長髪にすることで反抗の意を示しました。そして次の中華民国は廃止します。なので中国を代表する雰囲気を持っていますが、割と限定的だったりします。年数で言うと300年近くあって、オリジナリティが高いので分かり易いキャラ付けになったのは理解できますけど。何ゆえこんな珍しい頭髪にしたかは諸説あります。兜を被る関係で坊主にした方が蒸れないものの、全て無くすのは面白味に欠けるからというのが良く言われています。現代日本で辮髪の方が街中を歩いていたら、とりあえず見てしまう程度には奇抜なファッションでしょう。ですが長い歴史と伝統の上に成り立っていると考えたら、意外と味わい深いものに思えるかも知れません。
(・ω・) 印象深いのはラーメンマンのせいという説もある
【キャラクターとしての熊もそんな感じかな】
メ:モチーフが動物なのも定番。
白:うにゃ?
黄:虎は人気枠なんだよぉ。
朱:大きな猫さんですからね~。
メ:実物はじゃれるだけで致命傷を食らうのに。
黄:手が届かないからこそデフォルメして、
軽い感じに愛でたいってことなんだよぉ。
【不思議な力のお陰的な解釈で何とか】
白:噛み付きと爪攻撃が基本なんだけど行けるかな。
黄:流血不可避なんだよぉ。
メ:こういうのは斬撃や殴打でも掠り傷で済むから。
朱:武器の形状に意味がありません~。
黄:ゲームだと耐性の差はあってもライフが減るだけだし、
そういった感覚を反映してるのかも知れないんだよぉ。
【認識されないよりマシって考え方だしなぁ】
玄:名が売れるならやります。
黄:ブレないんだよぉ。
メ:働いてくれるなら何でも良い。
朱:目立とうとして足を引っ張りませんかね~。
黄:決めのシーンでちょいちょい映り込むとか、
好感度という観点では悪化しかねないんだよぉ。
【稀少だから隙間産業を狙う手はあるぞ】
玄:黒というイメージカラーを活かす日が来ました。
黄:この手のはパステル系統が優勢なんだよぉ。
メ:鮮やかでありながら目に優しい。
朱:むしろ悪者側な気がします~。
玄:好機と思っていたら罠であった事実を、
どうにも受け入れることが出来ません。
ゴシック系の魔法少女も少なからず居るので、必ずしもマイナーとは言い切れないかも知れません。しかし玄武が考えているのは明るく華やかで健全な作風でしょうし、やっぱり少数派だと思う次第です。