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 マンガ『ドラえもん』には、のび太が百点を取る回が存在します。私が知る限り、原作に於いて実力で取った唯一のことであったはずです。道具を使ったり、頭が良くない星に行ったなどのケースは例外ということで。のび太と言えば0点の代名詞のように言われていますが、実際に0点となるのは五回に一回くらいなのだそうです。最近は十回に一回に緩和されたという話も小耳に挟みますが、どうあれ僅かばかりでも点を取ることの方がずっと多いのです。とはいえ学業的劣等生であることは間違いなく、そんな彼が満点を獲得するという、これだけでオチになる話です。しかしこれを成立させるには、のび太が勉強を得意としていないということを読者が理解していないといけません。絵柄的に恐らく中期から後期のもので、ドラえもんが世に出てから十年以上経ってから発表されたものと推察されます。こんなにも溜めた末に一度限りのネタとして使うというのも、考えように依っては贅沢な話なのでは無いですかね。

(・ω・) 出オチに見せかけて、この後の展開もまた凄いんだ

【どう足掻いても無理と悟れば逆に楽しく感じるやも知れない】
朱:次は、資産運用能力について伺いたいんですが~。
須:いわゆる、財テクっちゅうやつかいな。
天:超が付く貴族の私達には必要なことです。
黄:臆面もなく言い切れるのがすげーんだよぉ。
朱:ついでに私の借金返済術についてもですね~。
黄:持ちネタとして笑えば良いのか、腫れ物として愛想笑いをすべきなのか、
 微妙に難しい選択を要求するのはやめて欲しいんだよぉ。


【同程度のバカなのは間違いないから日本の神様とは限らないな】
月:昔、百万両を百年でどれだけ増やせるかって勝負をしたことならあるが。
朱:とんでもなく壮大に見せ掛けて、限りなくアホっぽい戦いです~。
黄:それより、そんなのを受けてくれるのが居ることに驚いたんだよぉ。
朱:月読さんは友達が少ないですから~。
月:面白ネタを提供して、何で精神的ダメージを負わねばならぬのだ。
黄:その、すぐさま見返りを求める辺りが、
 人間関係を構築する上で最大の障壁と言えるんだよぉ。


【幕末は何に投資するのが一番儲かるのかしら】
月:まあ、江戸幕府がぶっ飛んで通貨が圓になったからノーゲームだったんだがな。
黄:とんでもないオチを用意してくれたんだよぉ。
朱:現金なんて、長命の超資産家にとっては危ういものだって教えてくれますね~。
月:次があったら、純金か純銀の重量で争おうと思う。
黄:今度は、鉱物の価値が上がってそのまま持ってるのが最適解になりそうなんだよぉ。
朱:結局は、月読さんの逆を行くのが正解なのではと思わせてくれます~。


【温暖化で南極に移住可能になる方が現実的らしいです】
天:そんな時は、土地に資金を注ぎ込めば間違いありません。
黄:未だにバブルで脳が止まってるとは驚きなんだよぉ。
朱:中国の現状も似た感じみたいですけどね~。
月:人間は増える一方なのに、快適に居住できる場所は限られてるからな。
朱:なんとかして、お月様に住むことは出来ないんでしょうか~。
月:その時は、月の女神として私が一切を取り仕切る。
黄:絶対アルテミスに発言権で負けると、悲しい現実を突き付けてやろうと思うんだよぉ。

 三貴子が実際にどれくらいの資産を動かせるかについては、話の都合で今後も自在に変動していくと思われます。
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