ルチャリブレと呼ばれる格闘技があります。メキシコスタイルのプロレスを意味する単語です。省略してルチャとすることもあります。現地で圧倒的人気を誇るスポーツの一つです。現代ではインターネットの発達で配信が容易になり、世界中にファンが増えつつあります。空中技の多彩さが売りで、鍛えられた肉体が宙を舞う様は迫力抜群です。元々は160年程前、エンリケ・ウガルテチェア氏が発足したレスリングをベースとしたものでした。しばらくは細々と続いていたのですが、1920年代に転機が訪れます。プロレスリングが大ブームとなり、庶民が熱狂します。要因の一つは、分かり易い構成です。ルチャリブレは善玉と悪玉が明確で、悪い方が勝つことはありません。御存知の通りメキシコを含む中南米はスペインやポルトガルに虐げられた過去があり、市民には侵略者や権力者に対する鬱憤が溜まっています。そういった連中をぶちのめしてくれる勧善懲悪ストーリーは、娯楽として最高だった訳です。なので競技というより、サーカスと観劇の合わせ技みたいなものと思われます。こういった理由から上流階級は、低俗極まりない下民のガス抜きと認識しているらしいです。偉い人が時代劇を痛快に感じるかは怪しいですし、立場で見方は変わっていくものなんですね。 (・ω・) 単純に俳優の演技が好きとかなら 【エピソード内ですら整合性が怪しいのに】 マ:これから語るんは、 ウチが経験した中でも屈指の奇怪な事件や。 玄:現状でランキング何位ですか。 マ:キッチリ順位付けするもんちゃうやん。 玄:探偵には過去が生えてきがちですから、 曖昧にしておきたいのは分かります。 【どれだけ重要な存在だと自認してるんだろう】 マ:あれは日課の近隣調査をしとる時やった。 玄:井戸端会議での情報収集ですね。 マ:ソーシャルでは分からん生の声が大事やねん。 玄:基本的にアナログです。 マ:資料の電子化なんちゅう、 百年の保存すら怪しいもんに手は染めへんで。 【そこまで捻くれた原因の方が気になるよ】 マ:そんな中で、あの刑事に会ってもてん。 メ:『職質で問い詰めたいけど今は忙しいから無理』 マ:とかゆうとったか。 玄:何をしたらそんな目の付けられ方をするんです。 マ:連中は罪も無い市民を虐げるんが、 唯一にして最大の趣味やでな。 【時期はともかくいずれ死ぬと思ってる】 マ:そこでピーンと来た訳や。 ちょっかい掛けたら、どない転んでもおもろいて。 玄:絡まれるのはこういうところでしょうね。 マ:公僕とちごて、自分で商機を探すんが自営や。 玄:分類するなら飛んで火に入る夏の虫ですけど、 とりあえず生き延びているので良しとしましょう。 ミステリに限った話ではありませんが、期せずして長編となってしまった作品の昔話は辻褄が怪しくなりがちです。どんな生き方したらそんな濃い知人が大量に出来るんだよと言いたくなったりもします。そういった時はエピソードごとにパラレルだと言い聞かせるのですが、連続性を匂わせる発言が出てきてややこしくなるのです。 PR |
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