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2024

1218

 ミサと呼ばれる宗教的祭儀があります。この名はカトリック独自のもので、プロテスタントなら日曜礼拝といった別の呼称を使います。始まりはキリスト教の重要転換点である最後の晩餐です。ここでイエス・キリストが自らの身をパンに、血をワインに例えた逸話は御存知かと思われます。現代でもパンとワインを口にして一体感を得る儀礼が継続しています。これがミサの主な内容です。執り行わるのは一般的に日曜ですが、そもそも曜日の概念自体がキリスト教由来です。神は6日で天地を創造し、7日目を安息日、つまりは休日と定めました。同時に主イエスが復活した日なので、祈りを捧げる目的もあります。なので順番としてはキリスト教圏の欧州が日曜日を休みにしたから、影響を受けた国々が真似たという流れです。ミサはキリスト教徒でなくても、見学という名目で参加可能です。但し要の聖体拝領、つまりパンは貰えません。便宜上パンとしてきましたが、イースト菌を使っていないので日本人視点だと薄焼き煎餅っぽいのだとか。まあ味がどうこういうものでも無いんで、伝統を重視したら現状維持になるんでしょうね。

(・ω・) ジャムとかつけだしたらむしろ崩壊の始まりだな

【何事も政治力が物を言うらしい】
月:現代的な感覚だと、元祖の主張ってダサいよな。
黄:顕示欲と解釈されがちなんだよぉ。
月:だが放っておいたら掻っ攫われて、
 事実を歪められる可能性が高い。
黄:世知辛いんだよぉ。
月:なので否定しない程度に留めながらも、
 譲らない絶妙なラインが求められる。


【どうしてそう極論が好きなのか】
月:とはいえ特許権が認められるならともかく、
 始祖だから何だという見解もある。
黄:全ての文化には複数の源流が存在し、
 無から生まれる訳ではないんだよぉ。
月:となるとアイデンティティを見出すこと自体、
 哀れで惨めな行為なのかも知れん。


【だけどでっち上げでも腹が立たないぞ】
月:そもそも数十年ならともかく、
 何世紀も前の証拠なんて当てになるもんか。
黄:歴史学者でも諸説あるっていう古さなんだよぉ。
月:もしかしたら我が一族が開祖かも、
 くらいの謙虚さが欲しい。
黄:それだと、言わない方がマシなんだよぉ。


【その場で口にしない程度の社交性はある】
月:長年継承されてても中身がスカスカなら価値は無い。
黄:随分と絡むんだよぉ。
月:付き合いで行った老舗の料亭が、
 自慢タラタラの割に大して旨くなかった。
黄:やっぱり私怨だったんだよぉ。
月:創業者は変革を成し遂げたというのに、
 末裔が保守的なことをどう思っているのだろう。

 偉そうな感じですが、月読の味覚が壊滅している可能性は否定できません。とはいえ食事なんてのはコスト込みの満足度が大事な訳でして。高いわ、講釈を垂れられたわ、肝心の味は微妙に思えたわの三重苦だったら、こういったリアクションになるのも納得は出来ます。
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