2009
【それこそ英雄クラスの話】
玄:嗚呼……結局、私達は一生、日陰者なんでしょうか……。
黄:人生には、諦めるという選択肢もあるんだよぉ。
玄:それは、枯れ切った老人の発想です!
若者は、野心に満ち溢れているべきです!
黄:若い頃は誰しもそんなことを思うものだけど、
上を見続けることに耐えられる大物は、
実際問題、殆ど居ないんだよぉ。
【姉の方は不幸せ】
月:世界に覇を唱えたモンゴル帝国も、最後は飽きて帰ってきた。
黄:随分と、偏った歴史観なんだよぉ。
月:一方、私の姉さん苛めは、飽きることなく二千年も続いている。
黄:この様に、それぞれ、分相応というか、器に見合ったことを目指した方が、
幸せに生きられるのではなかろうか、なんだよぉ。
【話が終わらない】
玄:私にとって分相応……ですか。
黄:じっくり、人生を見詰めなおすんだよぉ。
玄:人気が……欲しいです。
黄:この見事なまでのループ感、一昔前のコントを彷彿とさせる訳なんだよぉ。
【真実が重過ぎる】
玄:えー、玄武、玄武ー。玄武をどうぞ宜しく。
黄:それで、何で演説をしてるんだよぉ。
月:草の根運動が効果的とか何とか。
黄:それもどうなんだよぉ。
朱:努力が報われるかどうかは分かりませんけど~、
報われるかどうかは、努力してみないと分からないんです~。
黄:いや、実に正論であり、考えさせられる言葉ではあるけれど、
それを聞いたら、玄武が自害しかねないから、黙っておくんだよぉ。
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