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 音叉と呼ばれるものがあります。オンサと読みます。基本的な構造は、二股に分かれた金属の棒です。柄の先を台座で固定することもあります。先端を叩くことで特定周波数の音波を発する音響器具です。幅が限りなく狭い正弦波の音は自然界にほぼ存在しないらしく、電磁波という違いはあるもののレーザーに近い面があります。主な用途は、音階の基準となることです。絶対音感を持っていれば高低がすぐ分かるので必要ありませんけど、大抵の方は真似が出来ません。ですが比較対象があると分かり易くなって重宝します。音叉は形状を変えない限り一定の高さしか出せないので、調律などで活用される訳です。歴史的には、18世紀にイギリス王室楽団に所属していた、ジョン・ショア氏が発明したものとされています。これ以降に登場する音叉を調べることで、当時どのようにチューニングしていたかを窺い知る歴史的資料としても使われるのだとか。ちなみに英語だとtuning forkになるそうなのですが、あまり使われている感じがありません。音叉という和訳が完璧に近いせいでしょう。誰が訳したのかは知りませんが、ふんぞり返りながら威張っていいくらいには良い仕事をしたと言えますね。

(・ω・) 消えた和製漢語って、やっぱり残念感あるんだろうな

【適度にポンコツなら親しみやすさが増すとさえ言える】
朱:お母さんが絡んだ話は、もっとお伺いしたいです~。
亜:別に良いけど、覚悟はあるの。
朱:ふに?
白:いや、腹黒だったとかじゃないけど、
 私達って配慮できないから記憶のまんま喋るよ。
亜:イメージが崩れたとしても責任持てない。
朱:誰かに対して過度な期待をするのは無益だと、
 皆さんに教わったから大丈夫なんじゃないですかね~。


【もはや朱雀という新たな立ち位置を確立する方が早そう】
黄:偶像を神聖視させるのが宗教の仕事なのに、
 良く言えたものなんだよぉ。
朱:当事者だからこそ、冷静な判断を下せるんです~。
亜:この場合、関係者の自覚が足りないだけに見えるけど。
白:私達と違って生まれた時から四神で、他の世界を知らないもん。
黄:そういう特権階級の感性も必要っちゃ必要なんだけど、
 何故か貴族と庶民、どっちからもズレてる気がしてならないんだよぉ。


【危険そうだし真の才能は眠らせておくべきという見解もある】
亜:お嬢様って言えば、先代朱雀はおっとりしてて、
 箱入り娘がそのまま大人になった感じあったっけ。
黄:だけど、世間知らずって訳でも無かったんだよぉ。
白:仕事は普通に出来たよねぇ。
亜:そう考えると、当代がこれなのは青龍的に悲劇と言える。
黄:転生まで時間的に九割以上あるし今後に期待と言いたいけど、
 これまでに何か成長したかと問われても首を傾げるばかりなんだよぉ。


【遺志を継いで成し遂げることも無いと言って良いだろう】
朱:親を超えるのが目標って、燃える展開じゃないですか~。
白:最も身近な先達ではある。
  私は追い掛けようと思ったことすら無いけど。
亜:独立したら好きに生きろがネコ科だし。
黄:それ以前に形成してる社会が小規模すぎて、
 何をしたら超越扱いかが分からないんだよぉ。

 黄龍ちゃん世界での親子というと、他に三貴子とアルテミス辺りが思い浮かびます。日本を作ったところで運営はぶん投げたのと、やりたい放題を貫く両者を見るに、別に頑張ってまで乗り越えることも無いんじゃないかという気がしてきました。
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 俗に、パブロフの犬と称されるものがあります。帝政ロシアからソビエト連邦時代の生理学者、イワン・パブロフ氏に由来するものです。生物には、先天的に特定の状況で反応する仕組みが備わっています。自分より大きな動物を見掛けたら緊張するなどが例となるでしょう。これは生存競争を勝ち抜く為に会得したシステムと言えます。遺伝子に刻まれているなんて表現もされますが、どういった理屈で発現するかは解明されていないのが実情っぽいです。パブロフ氏はこの本能行動が専門で、食事と唾液分泌の関係を犬で調べていました。ある日、誰かが入室するだけで唾が出てくることに気付き、間接的に御飯の時間であると認識しているのではと閃きます。そこで給餌と同時にベルを響かせることを繰り返しました。しばらくすると、何も与えずとも音だけでヨダレが溢れ出すようになります。この様に、後天的に生理現象を引き起こす紐付け全般を、パブロフの犬と呼ぶようになった訳です。この研究でノーベル生理学医学賞を受賞するなど、自然科学界に大きな足跡を残しました。何かに対して頭の中で連想するというのはイメージしやすいことです。しかしそれが肉体に影響するとなると話は変わってきます。経験的に悪用もされてきたんだろうなと考えると、無限の可能性を感じてしまいますよね。

(・ω・) 缶詰を開けると猫が飛んでくるのは含まれるんだろうか

【少なくても黄龍には無理ってのがポイント高い】
朱:白虎さんと先代玄武さんって同僚だった時期が百年くらいありますけど、
 何か面白い逸話は無いんでしょうか~。
亜:その手のは大体、先代朱雀も絡んでたかなぁ。
黄:何か知らんけど、いつも青龍を除いたトリオが三バカと化すんだよぉ。
白:青龍が協調性ないみたいに聞こえる。
朱:あると断言できる方がこの世に存在するとは思えません~。
黄:辛辣な物言いのようでいて、正鵠に分類できそうなのが困ったものなんだよぉ。


【青龍の心労が一定以上なのも変化なさそう】
亜:いつだったか漢方作りにハマってた時期があってさ。
  高山に伝説の野草を取りに行こうって巻き込んだ記憶がある。
白:レアな珍獣も居るって聞いてたのに、騙されたアレか。
朱:変わってませんね~。
黄:良くも悪くも、こいつらはずっとこうなんだよぉ。
朱:出奔してもこうして交友が続いている辺り、
 良好な関係であったことが伺えます~。


【朱雀が最初だったらしいから無いんじゃないかな】
朱:お母さんはどういった理由で連れ出されたんでしょうか~。
白:自律移動式暖房。
亜:今の朱雀と違って火力自在だから、実に重宝したっけ。
黄:変温動物と温かいの大好きなネコ科の必須装備なんだよぉ。
朱:考えてみましたら四神って朱雀以外はその二つに分類されますし、
 加入理由からして、それなんじゃないかと思えてきました~。


【結果的に先代朱雀だけ居れば充分だった】
朱:それで、肝心の草は見付かったんですか~。
亜:マンガみたいに崖の中腹に生えてたから、
 白虎に頼んでヒョイッと取ってもらったよ。
白:後先考えずに登るのは得意だからね。
朱:実にネコ科です~。
亜:まー、降りられなくなって救出してもらうとこまで、
 猫の真似しなくて良かったんじゃないかって今でも思ってる。

 珍しい薬草は何ゆえ頑張れば取れそうな場所に生えているのか問題に、結論が出る日はやってくるのでしょうか。そんな所だから取られずに済んだんじゃないのと仰られるかも知れませんが、そもそも人が辿り着くのも難しいという設定が多いのですよ。

 警視庁と呼ばれる組織があります。ケイシチョウと読みます。日本の47都道府県には警察本部が置かれ、それぞれ、道警、府警、県警の名が付きます。しかし東京都だけは東京都警とならず、警視庁を称することが法律で定められているのです。これは明治初頭、欧風の警備団体を結成する際に、首都を守る特別な役目ということで決められたとされています。以来、紆余曲折はありましたが、伝統を重視して継承することとなりました。終戦直後の僅かな期間だけ、大阪市警視庁が存在していた時期もありましたが、結局は改称してたりもします。なので庁という名前ではあるものの、省庁の枠組みから見ると異質なところがあります。都道府県警察本部を監督する警察庁が上に来るので、ややこしくなりがちです。ちなみに警視は、警視総監、警視監など、警察官の上位階級としても使われる単語です。これは機構を輸入した時に考え出されたものとなります。備えるを意味する警と見ることを組み合わせていて、犯罪を見逃さない、或いは睨みを利かせて起こさせないといった意味合いなのでしょう。この理念に恥じないだけの運営をして欲しいものですよね。

(・ω・) こう書くだけで嫌味っぽくなるのは、後ろめたいものがあるからだろう

【月読みたいなファッションダウナーと比べてはいけない】
朱:アルテミスさんにとって、最も恐ろしいものってなんですか~。
黄:あまりガチ目の話をされるとリアクションに困るから、
 適度に笑える感じでお願いしたいんだよぉ。
ア:難しい条件を提示しますのね。
黄:アルテミスは一見すると少し頭のネジが外れてるだけに思えるけど、
 とてつもなく重い背景を抱えてる雰囲気があるから仕方ないんだよぉ。


【正しいタイミングで発動できるかは別の問題なんだけど】
ア:そんな大層なことはありませんわ。
  父を含め、わたくしの領分に踏み入った場合は容赦しないだけですの。
朱:御父上の権威に頼らず、自力で対処してるのは偉いです~。
黄:それっぽいけど、凄く適当な感想なんだよぉ。
朱:具体的に何があったかを伺うのは後悔しそうですし~。
黄:こうやって受け流すという技を習得してる辺り、
 歩みは遅くとも朱雀なりに成長してるっぽいんだよぉ。


【己の魅力そのものが揺らぐとは微塵も考えてない】
ア:強いて挙げるなら、女性への興味を失うことですわね。
朱:対象から嫌われるじゃないんですか~。
ア:それは、ありえませんもの。
黄:凄い自信なんだよぉ。
朱:自分より、他人の心中の方が御しがたいはずですけど~。
黄:ギリシャ神話は偉いのが周囲を振り回すのが基本構造だから、
 そういったことを気に掛けるって発想が乏しいのかも知れないんだよぉ。


【最初から壊れてるだけと言われると否定しきれない】
ア:わたくしが自主的に冷めるというのは考えにくいですけど、
 何らかの影響で感情を失う可能性がゼロとは言い切れませんわ。
朱:そこまで仮定しないと思い付かなかったんですか~。
黄:考えてみたら、こいつゼウス相手に物怖じしないんだよぉ。
朱:メンタルは最強の一角な気がしてきました~。
黄:あの混沌とした勢力の中で渡り合ってきたんだから、
 月読みたいなぬるま湯お嬢様と比べるのが間違いなんだよぉ。

 逆に月読は何になら堂々と立ち向かえるのかと言われると、返答に詰まってしまう部分があります。こいつら同じ月の女神のくせに対極にあるなと、改めて思わされてしまう次第です。

 アヴァンギャルドと呼ばれるものがあります。フランス語のavant-gardeを直輸入したものです。元々は軍隊の言葉で前衛を意味していました。avantは前の方、gardeは英語のguardに相当するので、割とそのままです。ここから転じて、第一次世界大戦頃に欧州で興った芸術運動を称することになります。それまでの既成概念を取っ払い新たな境地に至ったということを、最前線で戦う兵士に掛けたのでしょう。現代でも前例が乏しい、いわゆる前衛芸術全般に使います。戦争のイメージが生々しいこの時期に軍事用語が採用されたのは、保守層への対立意識があったとされています。焼き直しばかりで創造することを忘れやがってということでしょう。同時に、アートってそんな他者を意識するものなのかという疑問も湧いてきます。とはいえ、ある程度のシェアを得ないと飯も食えないというシビアな現実があるので仕方ありません。アヴァンギャルドを自称することが粋であるか否かは、各人の感性に委ねようかとは思いますけどね。

(・ω・) 一歩間違えば、他とは違うんだという中二っぽさになる

【魔術的なものがありな世界なら余裕で復活しそう】
メ:書類上は死んだことになってる設定に、無限のロマンを感じる。
朱:暗躍するのにもってこいですよね~。
黄:本当に絶命したかは、自分で確認するまで信じちゃダメなんだよぉ。
メ:なんだったら、土葬までしたけど息を吹き返して這い出てきたりする。
朱:火葬も、直前ですり替えられて別の方の可能性があります~。
黄:そこまで想定しなければならないとなると、
 自らの手で遺体をバラバラにするしか無さげなんだよぉ。


【保険金詐欺とかそっち方面の手口になっちゃう】
メ:そして、生死が紙切れだけで決められることに切なさを覚える。
朱:残念ながら、他に証明する術がありません~。
黄:戸籍管理がしっかりしてるとこでも行き違いが起こるのに、
 粗雑だったら頻発するんだよぉ。
メ:そういう、事務処理上のミス的な話だっけ。
朱:わざとやるって重めの犯罪ですし、
 意図的ではないということにするべきなんじゃないでしょうか~。


【生活に不安が無いから出来る道楽ではある】
天:正統派の神様は天空に住むのが常識みたいになっていますが、
 地の底でコソコソしても構わないのでは無いでしょうか。
黄:それは迫害から逃れてるやつなんだよぉ。
朱:太陽神が光の当たる場所を好まないって、
 意味が分からない領域ですよね~。
天:自身が輝いているからこそ、落ち着くんですよ。
黄:金持ちが貧乏人の真似事をして幸福を噛みしめるみたいな、
 悪趣味さが滲み出ている雰囲気もあるんだよぉ。


【経済的優位性があるのは間違いないかもだけど】
黄:古来より権力者は高台に居住するし、
 崇める対象は上の方というのが定番ではあるんだよぉ。
朱:単純に日当たりと風通しが良いですし、
 水害にも強いから暮らしやすい面はあります~。
天:高層ビルの上階というのは、その名残ですか。
黄:順番としては、偉いから良い場所を確保できるであって、
 逆が成立するとは限らないんだよぉ。

 見上げる、見下すという単語は、位置的なものだけではなく精神的優劣をも意味します。高さというのは序列を決める上で、意外と重要なものな感じが出てますよね。

 彼岸花という植物があります。ヒガンバナと読みます。秋の彼岸、現代でいう秋分の日の前後に花を咲かせることから名が付きました。球根に強い毒性があり、彼岸=あの世=死と関連付けているという面もあるようです。日本に生息する種は、鮮やかな赤色が主流となります。幻想的ではあるものの血を連想させる為か、恐怖の感情が呼び起こされる方も少なくないでしょう。また、数々の異名を持つことでも知られています。その数は四桁にもなるとされていて、全てを把握するのは困難です。代表例は、曼珠沙華、天蓋花、死人花、捨子花、毒花、葉見ず花見ず、地獄花、リコリス、などです。やはり、ネガティブであるものが多い感じです。曼珠沙華なんかは天界に咲き誇る花に由来するので、全てがそうとは言えませんけど。他には、晩秋に葉を伸ばし初夏に枯れるという、一般的な多年草とは逆の性質を持っていたりもします。工夫すれば毒を抜けないこともないので、飢饉の際に非常食として用いられた過去もあります。今ではほぼ観賞用ですが、何事にも歴史はあるものだと思わされますよ。

(・ω・) 葉っぱ無しで花だけくっついてるのが、やっぱ特徴的よね

【会話能力が壊滅してる月読にこそ必要なはずなのに】
亜:世間じゃ何を言いたいのか分かりづらいことが多いらしいから、
 発言を意訳する装置を作ってみたんだけど。
朱:悲しい行き違いが減りそうで何よりです~。
月:本当に、そうだろうか。
黄:断言しないから社会が成立してる部分もあるんだよぉ。
月:大抵のことは面白がって放置する私でも、
 真顔で止めだすと言えば危機感が出ると思う。


【スパイ映画みたいな小道具が闇取引されるのは怖いな】
月:具体的には別れ話で、『貴様に飽きた』とか告げる感じだ。
朱:刺される気がしてきました~。
亜:凶器になりそうなものが無い場所で会うのが常識になるのか。
黄:常に何かしら携帯するのが増えるだけなんだよぉ。
朱:取り締まりが大変そうです~。
月:一見すると武器に見えない偽装商品が出回るとすれば、
 新たな需要や技術が生まれる可能性があるとも言える。


【放任主義を通り越して無関心の域に達してる】
亜:そこんとこは普及させてから判断するんじゃダメなの。
黄:怖い提案をしやがるんだよぉ。
月:いっぺん広まったものを、後で回収できた前例とかあるのか。
朱:お酒や銃器類なんかでは挫折してる感じです~。
亜:世が求めてるなら、それはそれでしょうがないんじゃない。
黄:この考え方で四神を務めていたのが、
 何よりも恐ろしい点な気がしてならないんだよぉ。


【規制は過剰と皆無のいずれであっても悲劇に繋がる】
黄:なので残念ながら廃棄、ないしは封印させてもらうんだよぉ。
月:人類がもうちょっと進歩したら日の目を見るかも知れない。
朱:これらを扱えるほどに成長して欲しいという、
 願いが籠められているということにしておきましょう~。
亜:悪魔の誘惑に通じるものがあるね。
黄:厄介なものを作ったのと使うの、どちらに罪を負わせるべきかは、
 永劫の課題みたいなところがあるんだよぉ。

 アメリカの禁酒法は、現代から見ると壮大な社会実験だったみたいなところがあります。たしかに、アルコールが人を堕落させている面は否定できません。しかしこれほど社会に溶け込んだものを法律的に縛ったところで、害悪なだけであると知らしめたのは大きいでしょうね。


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