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 今更ながら民主党代表選でふと思ったこと。国会議員票、小沢氏200票、菅氏206票……あれ、民主党所属国会議員って、411じゃなかったですっけ。5人、誰に入れた。

( ・ω・) まーた、グズグズと、秀秋った奴がいやがるってことか
 

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 民主党代表選で、菅氏が、再選を果たしました。ポイント的には圧勝で。面白くねぇなぁ。個人的な理想は、微差で菅氏勝利だったのですが。際どければ際どいほど、小沢氏側近の発狂率が上がったでしょうに。それにしてもサポーターポイントが、249:51とは。何しろ、300小選挙区で割られた、小選挙区制ですからねぇ。勝ち負けがはっきりでるのは予想がついたことですが。

( ・ω・) 比例分配でも良いような気がしますが、しないのにはそれなりの理由があるんでしょうね

「ええ。実は今、この村の鉱山の一つが、魔物達に巣食われて大変なことになってるらしいの。
 回りくどいのは嫌いだから平たく言うけど、それを退治してくれるならヒヒイロカネを回してもいいと、責任者と話を通してあるわ」
 何と言うか、何処かで聞いたことある様な分り易い話だなぁ。
「成程。村がどうにも落ち着かない雰囲気だったのはそのせいか」
 モロゾフさんの情報収集能力に、多大な疑問が生じた瞬間だった。無事、この村に辿り着けたこと自体、奇跡的なことだったんじゃなかろうか。
「と言ってますので、モロゾフさん、頑張って下さい」
 正直、ヒヒイロカネが欲しいのはモロゾフさんであって、ここまでついてきただけで相当のお人好しだと思うんだ。
「ハハハ。『メタル族に、すんでのところで逃げられる』って言うだろう?
 ここまで来たら、最後まで付き合った方が、後々スッキリすると思うぞ」
 人間の言語が通じないって辛い。
 ちなみに、メタル族云々っていうのは、『苦労して積み上げたことが無為に帰す』っていう意味で、転じて、『八割方で挫折するのは、下手に手を出さないより釈然としない』という意味でも使われてる格言だ。
「まー、それはそれとして」
 冷静に、現状を分析してみよう。何にしても思うのは、パーティバランスの問題だ。クリスさんの剣の腕がそこそこだと仮定して、前衛にトーマスさんと共に置くとしよう。そして中衛にシスとジュリが援護に回って、僕とモロゾフさんが後衛で後ろからの攻撃に備えれば、そんなに悪く無いようにも思える。ジュリは、留守番してても良いと思うし。

 飼い猫の必殺技、通称、猫リセットも、ハード側の改良で過去の話となりつつありますが、PS2なんか、排熱とあの平べったさで、寝てくれと言わんばかりの構造ですよね。何はなくともヌクヌクにゃー。

( ・ω・) 逆に考えるんだ。ゲーム機と猫は、人類史に残る組み合わせであると

「おかみ。フルーツジュースを貰えるかしら。種類は何でも構わない。この土地ならではのものがあれば、そちらの方が良いけどね」
 クリスさんは店のおばちゃんに注文をすると、すっと椅子に腰を降ろした。
「それで、御用件は」
 経験上、とっとと話を聞かないと、どうでも良い方向にばっかり行くから、ちゃかちゃか進めよう。
「私も、ヒヒイロカネが欲しくてね。理由は、剣の素材にする為よ」
「剣?」
「ええ。剣の素材として有名なのは、神話に出てくるオリハルコンよね。現実的に手に入れられるもので上等と言えるのは、ジパングのタマハガネや、サマンオサのミスリル辺りかしら。
 ヒヒイロカネは、武器そのものの質はその二つよりは劣るけど、霊力を帯びるから好んで使う人も居るのよ」
 へー、それは知らなかったなぁ。
「と言いますか、武器を使う人が、先ずは素材探しからっていうのも珍しいですよね」
 幸いにしてイヅナを手にした僕の論理かも知れないけど、それは普通、鍛冶屋さんの仕事だと思う。或いは、専門の問屋さんか。まあ、ここに居るおじさんがわざわざ大海を渡ってまで手に入れに来てるんだから、何事にも例外はあるってことなんだろうけど。
「そこで、折り合いさえ合えば手を組まないかって思ってね。話を聞いた限りじゃ、そんなたくさんは要らないみたいだし、私も、剣で一本か二本分あれば充分だから」
「それは悪くない提案ですけど、何か当てがあるんですか?」
 正直、僕個人のやる気が余り無いという障害は深く考えないとして。

 基本的に罵り合いが続いた民主党代表選も、いよいよ終盤に入りました。まあ、代表候補二名くらいは、罵り合いに何の益も無いことくらいは分かってるので、それなりに繕っていたのですが、取り巻きまでは掌握しきれなかったようで。『菅は無能だ』『小沢じゃ駄目だ』と、罵詈雑言の嵐。そもそも、三ヶ月前に代表選をやっておきながら、その菅代表を立てられない国会議員の方が多そうだってだけで、もう潰れるだけの運命が待っていると思います。ぶっちゃけ、どっちが勝っても良いんで、とっとと結果を出してください。

( ・ω・) 選挙だというのに、これだけ結果に興味が湧かなかったことは、近来無かったなぁ

 一体、いつから一蓮托生になったんだろうか。大体、その気になれば、歩いて行ったところで、日が暮れる頃には、ポルトガ城下町に帰れる状況にある訳で。
「あなた達、ヒヒイロカネが欲しいの?」
 不意に、声を掛けられた。
「いえ、欲しいのはこっちのおじさんであって、僕はそれ程でも」
 厄介なことに巻き込まれるのは御免なので、一応、責任はなすりつけておこうっと。
「それで、合ってる?」
「概ねはな」
 僕達に声を掛けてきたのは、長身のお姉さんだった。年齢は、アクアさんと同程度だろうか。美人と言えば美人なんだけど、短めに切り揃えた金髪とその凛々しい顔立ちの影響で、どちらかというと格好良さが先行して印象に残る。白銀の胸当てに手甲、そして腰に帯びた長剣からして、恐らく白兵戦主体の戦士なんだと思う。その毅然とした態度から、多分、僕よりは強いんだろうなと、何となくだけど察することが出来た。
 はて、それにしても、一体、どういった理由で話し掛けてきたんだろうか。
「自己紹介がまだだったわね。私の名前はクリス。見ての通り、旅の剣士よ」
「僕はアレクです。こっちの女性がシスで、小さな女の子がジュリ、ヒゲの人がモロゾフさんで、長身のがトーマスさんです」
 とりあえず、話も聞かずに無視というのも無礼すぎる気がするので、通り一遍の応対はしておく。決して、僕の女性に対する優柔不断さが発現した訳じゃないからね。
「それで、ヒヒイロカネが欲しいというのであれば話があるんだけど、座ってもいい?」
「まあ、話くらいでしたら、断る理由もありませんけど」
 その瞬間、シスが座ってる方向から、妙な殺気を感じたのはさておくとして。

 

 そろそろ、民主党代表選も、勝ち馬と負け犬が決まりそうな情勢ですが、本当、負けた方の陣営はどうするんでしょうね。そればっかりが楽しみです。まあ、小沢氏が勝った場合、形骸的にポストを幾つか分け与えればそういう不満は抑えつけられるやも知れませんが、世論の逆風は絶望的でしょう。逆に、今優勢と言われている菅氏が勝った場合、下手なポストを与えようものなら、『小沢氏に取り込まれた』とうるさいはずです。もちろん、何も与えなければ、小沢陣営の不満は噴出する訳で。只でさえ、参議院は少数で、野党に土下座しなきゃいけない立場なのに。うは、オラワクテカしてきたぞ。

( ・ω・) まあ、政策なんてどっちも実行力無いんだから、とっととどっちが勝つか決めてくれ

 論拠が薄い気がしてならないけど、まあ、僕の手が汚れる訳じゃないし良いかなぁと思ってみたり。
 性格が、日に日にちゃらんぽらんになってる気がしてならないけど、ここは懐が広くなったって言葉に置き換えて誤魔化そうと思うんだ、うん。

「無理だった」
「早いですねぇ」
 僕がシスやジュリと昼御飯を食べている間、モロゾフさんは件の責任者を探しに行ってたんだけど、出されたスープが冷める前に食堂に帰ってきた。本当に働いてきたのか、勘繰っちゃうよ。
「作戦を、練り直そう」
「だから早いですって」
 幾ら村の規模がそこまで大きくないからって、この小半刻で本当にやれることをそれなりにやったのか。色々と、言いたいことが湧いてきてしょうがない。
「要はヒヒイロカネがそこそこ手に入れば良いんでしょ?」
「はい、シス。盗みはダメだからね」
 基本的な遣り取りは、出来得る限り短く終わらせるとして。
「鉱山の中で一年くらい働いたら、流石に代償でそれなりに分けて貰えるんじゃないですか」
「余り、真面目に考える気概を感じないのだが」
「そんなことないですよー」
 余り発展性を感じないし、おざなりな態度はこれくらいにするとして。
「そもそも、現場に来れば何とかなるという発想が甘かったんじゃないですか」
 大好きな魔法の勉強を邪魔された怒りが、今になって湧いてきたよ。ジュリの、捨てられた子犬みたいな表情にかどわかされた事実は、この際、さておくとして。
「まあ、ここまで来たら一蓮托生の間柄だ。少し、落ち着いて状況を整理しようじゃないか」

 



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