烏帽子と呼ばれる被り物があります。エボシ、またはエボウシと読みます。カラスの名を冠していることから推測できる通り、漆黒に染め上げられているのが特徴です。和装礼服の一部として着用するのが一般的で、平安時代には公家が用いていたとされています。高貴な印象はその為でしょうが、時代が下るにつれて庶民にも普及していきました。しかし江戸時代くらいまで行くとすっかり廃れて、儀式以外ではお目に掛かれなくなったとされています。形状はバリエーションがあり、縦長で筒に近い立鳥帽子、畳んでコンパクトにした折烏帽子などに分類されます。後者は機能性重視で武家が使っていたことから侍烏帽子とも呼称しました。初期は絹製が主流だったものの、予算の都合か紙製の割合が増えていきます。漆で塗り固めて形成するので、素材に拘る必要性が薄いと気付いたからかも知れません。宮中以外では麻製も多かったようです。帽子の一種ではあるものの鍔が無く、物に依ってはちょこんと乗っているだけで日除け効果が望めません。元が儀礼用なのでそういった実用性を考える存在では無いんでしょうけど、たまにしか使われなくなった理由だとすれば納得できるものがあります。 (・ω・) 不便さが貴族の証ってのは、割と共通認識なのかも 【何故ここまでの情熱を注いだのかは誰にも分からない】 月:フグは食えるよう試行錯誤してきたのに、 危ないキノコは諦めたんだよな。 黄:セーフな部位が無いんだから当然なんだよぉ。 月:フグは内臓を糠漬けにすると、何故か無毒化するらしいぞ。 黄:それは手間が尋常じゃない上にたまたま発見しただけで、 キノコは選り分けた方が早いんだよぉ。 【必須要素が多すぎて新規参入の妨げになるやつ】 月:そういや毒素を作るのって、 とんでもない維持コストが掛かるらしい。 黄:でなきゃ全生物が毒持ちになってるんだよぉ。 月:耐性を持ってないと食事できなくなるなら、 メタで膠着状態になる対戦ゲー感があるな。 黄:何言ってんだかイマイチ分かんないけど、 語られても困るから適当に相槌を打つんだよぉ。 【血清を打っても後遺症リスクがあるくらいにはヤバい】 月:沖縄が主な生息地のハブは、 百種類以上の毒を保持していると聞いた。 黄:オーバーキルなんだよぉ。 月:毒使いは憧れだがここまで必要かと思ってしまう。 黄:対人なら動けなくすれば充分なんだよぉ。 月:しかしかなりの種類の動物に有効とか、 ロマンに溢れているではないか。 【ラスボス前にレベルカンストさせるタイプなのか】 月:雑菌が脅威と考えられていたコモドオオトカゲも、 実は強力な毒を持っていた。 黄:あの強靭さだと過剰な武装の気がするんだよぉ。 月:武器はあればあるだけ良い。 黄:小心者ほど具体的な根拠を求めると言うけど、 あの顔で意外と臆病なのかも知れないんだよぉ。 フグを食す文化は、世界中を見回してもかなり珍しいものです。食べ方次第で死にかねないヤバい魚ですし、極めて自然なことと言えますが。日本は宗教や土地柄で畜産が発達しなかったのもあって、背に腹は代えられないくらい食料が乏しかった面もあるんでしょうね。 PR ヨルムンガンドと呼ばれる幻獣が居ます。北欧神話に登場する巨大な毒蛇です。ロキとアングルボザの子供で、フェンリル、ヘルの兄弟になります。この三兄妹は主神オーディンとの仲が最悪です。いずれ脅威になるとして、赤ん坊のヨルムンガンドは海に放り捨てられました。しかし生き長らえ、すくすく成長を遂げます。その大きさは人間界に相当するミッドガルドを一周し、自分の尾を咥えられる程です。何周もして大地を締め上げられるとすら言われています。兄のフェンリルは世界を飲み込む程になりますし、大柄な家系であることは間違いありません。ヨルムンガンドの宿敵は、雷神として名高いトールです。二回小競り合いをした後にラグナロクで最終決戦をすることになりました。トールは必中かつ攻撃力カンスト級のミョルニルを投げ付けます。しかし一撃では殺しきれず3発を要しました。ミョルニルが当たって死んでない描写がされているのはヨルムンガンドくらいのものだそうです。一方のヨルムンガンドも只では済まさず、毒でトールを絶命させました。ヤベー奴とヤベー奴がぶつかり合う怪獣大決戦みたいなのが、大昔から人気だったのが伺えます。こんなロマンカード見たいに決まってるだろと言いたくなりますが、近くに居たら余波を食らうのも事実なのです。 (・ω・) 着弾の衝撃で国が滅び、毒で辺りが不毛の地になってそう 【奇跡的に保存されていた媒体が頼みの綱】 月:今まで隠していたが、封印回マニアなんだ。 黄:良く分からないんだよぉ。 月:雑誌掲載やテレビ放送はされたものの、 何かしらの理由で現在は鑑賞が困難な話だな。 黄:面倒そうな趣味なんだよぉ。 月:合法的手段では茨の道だが、 法を逸脱する邪道を認めない紳士の集まりだ。 【芸風でも立ち位置を確保してるなら良いじゃないか】 月:社会情勢が反映されてるケースもあるから、 学者視点から意見を述べたりする。 黄:本当、肩書だけで生きてるんだよぉ。 月:教授だからと深みを感じる方にも問題あるだろ。 黄:ちょっと付き合えば本性がバレるから、 メンバーも分かってて相槌打ってそうなんだよぉ。 【レディースデーは差別かと論じる人すら居るし】 月:大人のお子様ランチみたいな、 頭悪い組み合わせが大好きだ。 黄:お子様ランチはプチフルコース的な意味だし、 言うほど相反してないんだよぉ。 月:このエセ平等時代に於いて、 成人向けという表現自体がツッコミ対象である。 【前例になると面倒だから断られると思う】 月:そういや店に依っちゃ、 子供向けメニューに年齢制限があるよな。 黄:ああいうのは家族連れ狙いだから、 利益率が悪いとか聞いたことあるんだよぉ。 月:倍払うからと言ってもダメだろうか。 黄:無理と言われたら食べたくなるのは分かるけど、 絶対にそこまでのもんじゃないんだよぉ。 本編の月読もそうですが、実に多趣味だよなぁと思わなくもありません。社会的に成功できなくても、こういう方が人生を楽しんで終えられるのではないでしょうか。少なくても老後に暇でしょうがないってことが有り得ないだけで、すげー羨ましい気がしてならないのです。 しょっつると呼ばれる調味料があります。秋田県の名産で、石川県の『いしる』、香川県の『いかなご醤油』と並んで日本三大魚醤とされています。魚醤とは、魚を塩漬けにして出てきた汁の総称です。醤には塩をまぶして発酵させた食品的な意味合いがあって、広い意味だと漬物や味噌なども同系統になります。日本での歴史は古く、稲作が本格化する頃には存在していたとされています。後に米、小麦、大豆などを主原料とする穀醤が生産されるようになり、醤油の原型となりました。しかしこれは高価で、庶民が日常的に使えるものではありません。そこで自己生産したものの一つがしょっつるなのです。作り方は至ってシンプルで、原料であるハタハタを塩に漬けて年単位で熟成させるだけです。定期的に撹拌する必要はありますが、これだけで蛋白質が分解されて旨味に満ちた液体が滲み出ます。根気さえあれば誰にでも作れるというのが、定着した一因なのでしょう。近年は醤油醸造の工業化が進み、しょっつるの方が高級品になってしまいました。しかし独特の風味が好ましいとする意見も根強く、ハタハタが水揚げされる限り伝統は途絶えないのかも知れません。 (・ω・) 漁獲量が激減して、3年程自主禁漁していた過去を持っている 【極めれば異文化交流も余裕である】 月:若者の為の宴会芸講座を開くことにした。 黄:継承しなくて良い伝統なんだよぉ。 月:酒がある限り、余興は消えてくれない。 黄:素人の拙いネタを披露されてもなんだよぉ。 月:それが良いとする層の存在を、 認識するのが世渡りの第一歩らしい。 【相対的に自分がマシだと思わせる高等戦術】 月:私は学生向け飲み会の常連だからな。 黄:何を話してるんだよぉ。 月:そりゃ、他の教授の隠し事さ。 黄:受けるだろうけど、ほぼ禁じ手なんだよぉ。 月:情報拡散と言えばネットを連想するが、 こういった草の根運動もバカには出来んのだ。 【記憶メディアに直接で事足りる時代だ】 月:マニアって隠れた良作を尊ぶ傾向があるけどさ。 作った方は売れたかったと思うんだよ。 黄:切実な話なんだよぉ。 月:大衆に媚びず高品質なんてのは、 資本主義社会じゃ負け犬の遠吠えさ。 黄:録画機器の規格戦争もそんな感じだけど、 今となっては勝者が分からないんだよぉ。 【程々の距離感を大事にとしか言い様が無い】 月:バンドがメジャーになると、 俺の手から離れたとか感じちゃったりもする。 黄:あんたは親かと言いたいんだよぉ。 月:しかしこの心理が無いと、 末端なんかすぐに活動休止だぞ。 黄:大人になるまでの養育期間みたいなもんだけど、 何処かで必ず別れるのが違うんだよぉ。 何年か前にブルーレイレコーダーを買ったのですが、ディスクで再生した記憶がありません。内蔵HDDの録画機能ばかり使っています。VHSベータの戦いは明確に決着しましたが、ブルーレイが本当に勝ったのか私には何とも言えません。 にんにく注射と呼ばれる施術があります。ビタミンB1を主成分とする薬液を静脈に注入する医療行為の俗称です。経口摂取と比べ速やかに供給される為、疲労回復を期待できるとされています。かつては、アリナミン注射と称されていた時期もありました。旧武田薬品、現アリナミン製薬の商標として知られている単語です。これはビタミンB1誘導体であるフルスルチアミンを開発した会社で、商品名をそのまま呼称したからです。後に他社も追随して必ずしも武田薬品製では無くなりますが、しばらく先駆者を冠していたようです。にんにく注射の名は、治療中ににんにくの匂いがすることから付けられました。あの独特の臭気はアリシンという成分が原因です。薬剤に近い化合物が含まれているので鼻を刺激しますが、一時的なもので持続はしないとのことです。ビタミンB群は代謝に関わる栄養素で、不足すると倦怠感を始めとした体調不良を招きます。日本人が白米ばかり食べていた時期に脚気が慢性化していたのは有名な話です。なので栄養バランスを考えていれば必要とは言い難いのですが、即効性もあってつい縋ってしまう方が多いみたいですね。 (・ω・) 食事に選択肢がある時点で贅沢とも言える 【個性を重視した末路感がある】 月:私のドッペルゲンガーが出たらしい。 講義中に別の場所で目撃された。 黄:他人の空似ってのは良くあるんだよぉ。 月:竹箒を持ったまま爆走して地上絵を描いてたとか。 黄:そんな異常者は他に居ないかも知れないけど、 個人認証としてはどうなんだよぉ。 【適当ぶっこいてるようで当たりだから困る】 月:生き別れの双子説を推してみる。 黄:何となくだけど、 あんたの双子の姉は似てない気がするんだよぉ。 月:何なら三つ子の弟も別物のはずだ。 黄:不思議なイメージ共有なんだよぉ。 月:きっと前世かパラレルワールドで、 そういった関係の相手が居たのだろう。 【死ぬまで気付かなかったら特に問題は無い】 月:遭遇したら死ぬんだろうか。 黄:対消滅って言葉がぴったりなんだよぉ。 月:人を反物質みたいに。 黄:直接対決で生き残った方が本物でも良いんだよぉ。 月:宇宙人が少しずつ入れ替わって侵略する映画を、 いつだったか観た記憶があるなぁ。 【後々どうにもならなくなりそうなんですけど】 月:真相は、私の信者がコスプレしてたとのことだ。 黄:下手な怪奇現象より怖いんだよぉ。 月:本人の許可を取らんとかレイヤー失格だよな。 黄:そこじゃねーんだよぉ。 月:知らんとこで活動してるのは恐ろしいが、 面倒だから目を背けることにしたんだ。 ドッペルゲンガーはドイツ語で、直訳すると二重歩行者になります。しかし和訳する際は意味を重視して、自己像幻視という熟語を使うみたいです。あくまで見間違いや思い込みであって、超常現象ではないという解釈です。だけどそれじゃ盛り上がらないから面白おかしく取り扱うのが、クリエイターという連中なんですよね。 文殊と呼ばれる仏様が居ます。モンジュと読みます。文殊師利菩薩の略称です。叡智の象徴として知られていますが、この場合は学問的知識というより発想力、判断力など課題を克服できる能力の方です。ちなみに学者担当は虚空蔵菩薩になります。三人寄れば文殊の知恵は諺として有名です。凡人でも集まれば賢人並のアイディアが出せる的な意味であるのは御存知かと思われます。本当に捻出できるのかという疑問と、一本化させられるかが重要なのはさておきまして。文殊菩薩は普賢菩薩と共に、釈迦如来の両脇に配置されることが多い存在です。これを脇侍(キョウジ)と称します。中央の本尊をサポートする役割を担っているとされています。アナウンサー泣かせで有名な高速増殖炉もんじゅの元ネタでもあります。あまり浸透していませんが、新型転換炉原型炉は『ふげん』と相方の名を取っています。慈悲と理知を説く普賢菩薩を冠していることに対しての感想は、各々に委ねますけど。文殊菩薩は、すげー賢いのは共有されていますが具体的な教えは普及していません。釈迦牟尼の補佐役という立場上、出しゃばった感じには出来ないからでしょうか。或いは、あんまし語らない方が知性派に見えるという演出なのかも知れませんけどね。 (・ω・) 多弁で格を落とさないって、本当に難しいからな 【真性のサイコパスには通用しない理屈だけど】 マ:現場に小道具を持ち込む探偵はどうや。 玄:羽毛扇を手にしていたら、 諸葛亮気取りかとツッコみたくなります。 マ:ソワソワしとるんが、 下手人だからか分からんくなるのはあかんな。 玄:むしろ推理を聞いている人物が、 高確率で犯人な気もします。 【大事なのは照れずに押し切る胆力である】 マ:ウチとしては、和傘を使いたいねん。 玄:解決編って、室内が多いですよね。 マ:『事件が解決しても皆の心は雨模様や』 いう為の前フリやな。 玄:毎回やろうとする勇気に感服します。 マ:決めゼリフなんてもんは、 冷静に考えたら痛いくらいがちょうどええんやで。 【人工知能に厳選して貰おう】 マ:犯行の予告状があるんやから、 探偵側も何か出すべきちゃう。 玄:と言いましても、怪盗は所在不明ですし。 マ:新聞に広告でも打ったらええんか。 玄:今時チェックしますかね。 マ:ネットで情報の供給が容易になったけど、 拾い上げるんがムズくなったんは確かや。 【美学を優先する辺り大人に成りきれてない】 玄:それ以前の話として、 『阻止します』以外に伝える用件があるんですか。 マ:言われっぱなしはムカつくやん。 玄:子供じゃないんですから。 マ:探偵と怪盗の勝負なんて、 ちょい賢いだけでガキのケンカやからな。 客観的に見て寒々しかろうが、持ちネタがあるというのはそれだけで強みとなります。一発ギャグだけでテレビに出ていたタレントが、旬を終えても地方営業でそれなりにやっていったりする訳ですし。かつて大ヒットした作品の続編を延々と続けるクリエイターもこれに含まれるでしょうが、是非については様々な意見があるかと思われます。 |
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