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2025

0312

 プテラノドンと呼ばれる生物が居ました。中生代白亜紀後期、つまり恐竜時代の末期に生息していたとされる翼竜の一種です。当時の翼を持つ動物の中で一、二を争う知名度だと思われます。分類としては大型爬虫類なのですが、恐竜ではありません。現代の定義だと恐竜は、トリケラトプスと鳥類に最も近い共通の祖先から枝分かれした子孫らしいのです。これに翼竜と首長竜は含まれず、一昔前のイメージからするとかなり狭まってしまいます。逆に鳥類が恐竜の生き残りという論法は、この考え方が大本です。プテラノドンは翼を広げた全長が7、8メートル程とかなりの大きさを誇ります。しかし骨格はペラペラかつ骨もスカスカで、せいぜい20キログラム程度しか無かったと推測されています。故に筋力が足りず、鳥のように羽ばたいて飛んでいなかったという説が主流なのだとか。もちろん飾りではなく、上昇気流などを利用して滑空していたと予想されています。一時期の俗説では全く飛べないと言われていましたが、そんな無駄な生態を獲得してる余裕があるほど自然界は甘くありません。ちなみに名前は、翼があって歯が無い、からきています。おそらく海面や湖面スレスレを飛翔して、魚を掬って飲み込んでいたのでしょう。しかし鳥類からすると、かなり遠い親戚だというのは意外と言わざるを得ません。

(・ω・) フォルム的には、あそこら辺に収束するんだなって

【自分が対象になるのは嫌だけど】
則:ほむ。
黒:その不敵な笑みはなんだ。
黄:推測だけど、珍獣扱いされてるんだよぉ。
則:味わい深い造形をしておる。
黒:見世物では無いわい。
朱:方向性はともかく存在意義が生まれたんですから、
 喜んでも良いんじゃないですか~。


【本人が納得してるなら反論する道理は無い】
黄:とはいえ観賞用の生物ってのも、
 人間視点の偉ぶった考え方なんだよぉ。
朱:必死に野生を生き抜いてるだけですものね~。
則:不遜から目を背ける方が傲慢じゃがの。
黄:微妙に含蓄があること言ってるようで、
 己を正当化する方便にも聞こえるんだよぉ。


【完全に巣立ちを見守る親鳥だ】
ア:ゲストに無聊を感じさせるなんてなってませんの。
黄:だったら任せるんだよぉ。
ア:わたくしに掛かればチョチョイのチョイですわよ。
黄:本当にうまくいったら幾らか切ないようでいて、
 責任を放棄できる気楽さが勝るんだよぉ。


【神様の感覚なのでいつになるかは知らない】
ア:無理でしたわ。
朱:ギブアップが早いです~。
黄:アルテミスの対象は『普通の』女性なんだよぉ。
則:枠に収めようというのが誤りじゃ。
ア:このままでは沽券に関わりますので、
 いずれ再挑戦の場をお願いしますの。

 謙虚を自認するのは本当にへりくだっているのでしょうか。見方に依っては抑えてやってると解釈できて、ちょっとしたパラドックスみたいになってしまいます。つまるところ他人にどう受け取られるかが大事で、当人の気分は割とどうでもいい気がしてなりません。
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