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 黄龍には、一人称がありません。別に、主人公は読者にとってメタ的存在であるから設定しなかったとか、そういうややこしい理由がある訳でもなく、何となく無いことにしたのです。まあ、キャラがブレブレだった初期、というか、一話の一個目に私とか言ってますが、ある程度安定してからは、使ってないと思います。全部調べた訳でもないですが、まあ、多分。その為、言い回しに苦労することが無い訳でもありません。普通なら、『私の気持ちも知らないで、言いたい放題言ってくれるんだよぉ』とでも書けばいいところを、『こっちの気持ち』としてみたり。どうしても無理が出る場合は、別キャラに差し替えたり、その展開自体を無かったことにしたりな感じです。こうして考えてみると、何でこんな縛りを課してるのか、自分ですら分からなくなってきますが、私にとってコントは修練の意味合いが結構あるので、これもまた勉強ということにしておきましょう。基本的にヌルいゲームはそんなに好きじゃありません。ちゃんとテストプレイしたのかと、頭を傾げるくらいでちょうどいいのです。

(・ω・) そんな私でも、ダイアモンドドレイクは無いと思っている

【底の浅さでは誰にも負けない】
芽:メイド達で、何かしら楽器を演奏しよう。
長:音楽シリーズ、まだ続いてたの?
芽:楽器は、魂を揺さぶる生命の源泉。人類は、素晴らしい物を生み出したと言わざるを得ない。
長:なんでしょうね、褒められてるはずなのにあんたに言われると、
 何一つとして嬉しくない感じがあるんだけど。
芽:私の方も、ちょっとくらいは白々しいかなって思わなくもない。


【ナイジェリア近辺の打楽器らしい】
長:とは言っても、たまには昔を思い出して演奏してみるのもいいかもね。
芽:お、ソロギターを奏でて悦に入ってた痛々しい過去でも掘り起こすのか。
長:友情の証で貰ったウドゥ・ドラム、どこにしまったかしらね。
芽:何だか、触れてはいけない方の昔話が転がってる予感がひしひしと。


【リーズナブルなのなら五十年ローンでも組めば或いは】
芽:私としては、パイプオルガンを個人所有して弾いてみたい。
長:あれ、どんだけの値段するのか知ってるの?
芽:私のペラッペラなお給金で、何とかならないだろうか。
  何なら、長めの月賦も考慮する。
長:真面目な話、高級車が何台も買えるくらいするから、
 利息分にすら足りないんでしょうねぇ。


【これはこれで奥深いのに】
長:大体、置き場所を決めるのも一苦労だし、メンテナンス代も掛かるし、
 個人で扱うようなものじゃないわよ。
芽:はいはい、どうせ私には、鍵盤ハーモニカがお似合いってこと。
長:その拗ねて、ペポーっと鳴らしてる様が物凄く絵になってる辺り、
 あんたにとって天が与え給うた楽器に見えてきたわ。

 パイプオルガンと一言に言っても、数百万の小さなものもあれば、大聖堂に置かれているようなものは億単位なのだそうです。個人で扱う楽器としては最高峰の一つらしいのですが、やっぱりお値段も最高峰の様です。
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 日本の大型歴史ドラマの題材として一番人気は戦国時代、次いで幕末というのが定説となっています。某国営放送の通年作品など、この二つと源平前後で九割埋まるんじゃないかと言われていますが、それはそれとして。
 この二つの時代は、日本にとって大きな社会実験的な意味合いを持っています。戦国時代は、国家の中央にある程度の権力を持った者が居なくなったら、どうなるかです。これは別に日本に限ったことではありません。中央集権か地方分権かと言われていますが、結局のところ程度の問題で、どっしりと芯となる政府が無ければあの様に各地が好き放題して、混沌の具合を増すのです。中国などはその二つを繰り返してきた典型的地方で、今はそこそこ中央集権で無理くり纏めていますが、近い将来どうなるか分かったもんじゃないというのが私の読みです。
 一方の幕末は、外圧に対して引き出しの少ない国が、いきなり多方面から締め上げられたらどうなるかとなります。対処法が確立されていないのですから、国内はそれを巡って大混乱。更に、二百五十年は昔の恨みやら、それなりに安定した後の主導権争いなんかも加わって、ドンドンややこしさを増していきます。冷静に考えてみたら、二十年弱でそこそこのケリが付いたのが奇跡のレベルじゃないでしょうか。あれがもうちょっと長引いていたら、日本は清と同じ道を歩んだやも知れません。明治政府は明治政府で色々と問題のある組織ですが、やっぱり中央政府って大事だねという結論に至ります。
 と、どちらの時代を見ても、国を安定させるのに必要なものが色々と見えてくる訳ですが、当の視聴者はどう考えているのでしょうか。何だか、昨今の諸々の政治的混乱を見るに、そこまで考えてないんじゃないかって層が多い気がしてきました。ドラマはドラマですから創作部分もかなりありますが、水戸黄門や鬼平犯科帳の様に、印籠や一太刀でバッサリ解決と同じ感じに観ているのでしょうか。信長や新選組が活躍すればいいというだけなら、別に史実を題材にする必要は無いとも言えます。彼らに匹敵するくらい人気があるキャラクターを生み出すのは大変ですから、手を抜いていると解釈も可能ですが。所詮、興業なんだから、盛り上がればなんでもいいんだよと言われると、そっちも正しい気はします。

(・ω・) ところで、ドラマがいきなりゲシュたった件についてはどうしてくれようか

【あくまでも一説である】
芽:そろそろ、醤油は全く油っぽくないのに、
 どうして油という文字が使われているのかに結論を出そう。
長:油という漢字にはトロトロした液体って意味もあって、
 それが元って聞いたことあるけど。
芽:この上司、部下と会話のキャッチボールをする気概が無さすぎる。
長:自分で結論を出そうって言っておいて、その言い様もどうなのよ。


【味噌を噌味に変えて誰が困ると言うのか】
芽:醤油といえば、料理のさしすせそ問題。
長:まあ、私もせうゆで醤油は無理くりが過ぎると思うけど。
芽:そこまで強引な語呂合わせをするなら、
 いっそ醤油や味噌を、せとそで始まる言葉に改変すればよかったはず。
長:何でその謎の情熱を仕事に持っていけないのか、
 私としては、そっちの方が大問題なんだけど。


【自分が原因だという自覚はあるのか】
芽:メイド達で、合唱隊を結成しよう。
長:何よ、唐突に。
芽:歌は世界を癒す最高の文化。
  とりあえず歌っておけば、些事で心が荒んでも発散が可能、かも。
長:そうね。それじゃ私は貴方の耳元で、腹の底から声を出してみようかしら。
芽:直接的にストレスを解消するのは、負の連鎖を生むだけだと思う。


【芽依らしさランキングを付けたら上位は狙える】
芽:ラララー、ララッララー♪
長:この、時たま半音外す感じが、プロの仕事って気がしてきたわ。
?:微妙に音感が狂っちゃう自分が可愛いみたいなアレですか~。
芽:外野がうるさくて、やる気をなくした。不貞寝する。
長:結局のところ、いつも以上に、いつも通りの芽依だったわね。

 芽依に歌のセンスがあったかどうかは今一つ憶えていませんが、とりあえず上手くなろうという高い志は無いと思います。

 昨今の1クールアニメは、3話に何がしかの急展開を仕込むのが常道となっているといいます。総話数を12として、見続けるかどうかの判断がされる時期と、起承転結の起が終わる頃合を絡めているのでしょう。とりあえず誰か殺しておけという展開もそろそろワンパターンになってきたので、死ぬと思わせて死にませーんとか、1話からバリバリ死にまーすみたいな外し方も増えてきたようですが。唯、人とは刺激に慣れる生き物なので、これもそう遠くない未来、飽きられるでしょう。となると、これを突き詰めた結果、どういった展開になるのでしょうか。2話くらいで主人公を殺しますか。そんな奴を主人公と呼んでいいのかは知りませんが、インパクトの為には仕方ありません。他のキャラクターの心に生きていると主張すれば、主人公なのに主人公っぽくないけど、やっぱり主人公だという詭弁を使えるかも知れません。これが面白いのかどうかは、私の知ったこっちゃありませんが。

(・ω・) 衝撃的展開と、話を破綻させるギリギリ感は、いつだって二律背反なのさ

【働かないからこそ飯は旨い】
芽:秋の味覚は素晴らしい~♪ 栗、梨、柿を食べ放題~♪
長:あそこまでセンスが無いのは、逆に一種のセンスなんじゃないかって思うのよ。
?:中々に、奥深い意見ですね~。
芽:お中元の残りの冷や麦も自由にしていいこの季節~♪
長:その一点に関してだけは有意義な仕事してるとは言えるんだけど、
 この釈然としない気持ちは何なのかしら。


【名前は無くとも準レギュラー】
芽:だが、素麺は忌むべき対象だ。
長:いつの間に、対立構造が構築されたのかしら。
?:存在するってことは、それだけで敵を作るものなのかも知れませんね~。
長:何か分かったようなこと言ってるけど、適当よね?
?:もちろんですよ~。


【意外とこれで切れ味鋭い】
芽:世界冷や麦連合協会も、素麺など邪道と認めているからな。
長:冷や麦って、ジャパンオリジナルじゃなかった?
芽:協会員に一人でも外国籍の人間が居れば、ワールドワイドを名乗っていい。
長:へー、で、具体的にどこの国の人が所属してるの?
芽:それはまあ、これから募集する。
?:つまり、いつもの口から出任せなんですね~。


【もしかしたら本当かも知れないじゃないか】
長:そういえばメイドの子の一人が、どっか日本以外で生まれたって言ってたような。
芽:それは、聞き捨てならない情報。
長:どこだったかしら。えーと、たしかなんちゃらかんちゃら星雲――。
芽:あ、それはちょっと、関り合いになりたくない人種です。
長:あんただけは、それを言っちゃいけない人種なんじゃないの。

 昔はキレキャラだったメイド長も、芽依に付き合ってあげるほどの度量を持ってくれたみたいです。下手に怒鳴るより、こっちの方が堪えそうという意見は、多分合ってます。

 あくまでも一般論ですが、女性のアニメファンは、二面性がある男性キャラを好きな傾向があるように思えます。具体的に言うと、にこやかに笑っていた殿方が豹変して、口調や目付きが厳しくなるみたいな。逆に男性は、裏表のない素直な女性キャラが好きな気がします。無論、腹黒ヒロインに一定の需要があることも重々承知ですが、あくまでも隙間産業であることは否めないでしょう。主要キャラが大体、腹に一物抱えてる美少女ものとか、どう考えてもイロモノです。売れる気が全くしません。あ、だからセネレはこういう立ち位置なのかと、今更ながら気付きましたが、それはそれとして。女性向け作品に詳しい訳ではないのですが、幾つか見た限り、誰かしら何かしらの二つの顔を持ってる感はあった気がします。ツンデレ的に、ヒロインの前だけでは気を許すパターンも含めてですが、この差はどこから生まれてくるのでしょうか。三次元というか、実際の世界で言えば男の方が裏表ゼロで、女の方がキャラを使い分けてる人の方が多いと思うので、その反動ですかね。理想とは、つまり非現実のことであると言っておけば、何かそれっぽく見えてきました。私などはこの手のことには首尾一貫していて、純粋に良キャラであれば、どんなタイプでの構わないのですが。その良キャラの基準はどうなってるんだと言われると、それはそれでサッパリ分かりません。

(・ω・) 最近は割とマジで面白いって何かに悩むレベルなんだよ

【結局面白くなるかはキャラ次第だろ】
芽:メイド探偵という、新機軸を打ち出そう。
長:家政婦に置き換えると、むしろ古典の領域にすら見えるんだけど。
  ってか、世の中、探偵って言葉がついてない職業を探す方が難しいわよ。
芽:破産管財人探偵とかもあるのだろうか。
長:あるかどうかはともかくとして、
 元金持ちの資産管理に首を突っ込めるだけに、転がしやすい題材なんじゃないかしら。
芽:全くもって、なんという時代だ。


【何かの役に立つという訳でもない】
芽:南極調査隊探偵とか。
長:越冬チームなら、三重くらいの意味で陸の孤島だし、外部犯の可能性を消せるでしょうね。
芽:ピザ配達員探偵なら。
長:宅配する度、事件に出食わすのかしら。ピザソースと血糊を絡められそうな感じかも。
芽:その気になれば、大体のものはミステリにできることだけは把握した。


【義憤はいつだって自己満足だから】
芽:探偵がのし上がるには、殺人事件を解決しないといけない。
長:まあ、そうなのかしら。
芽:遺言書を探す為の暗号を解読したり、浮気の真偽を解明したところで名は上がらない。
  ああ、何たることか。その手を血に塗れさせなければ功も為せないとは。
長:それを言い出したら、資本主義の原理自体そういうものの気がするけど、
 その件についての見解はどうなってるの?
芽:私は、自分さえ楽ができれば、どうでもいいかなぁ。


【知らぬが仏って一つの至言だよね】
長:まあ、メイドなんて仕事してると色んなもの見ちゃうのはたしかよねぇ。
  あれはいつだったかしら。メイド達の賄いに……が入っちゃったけど、
 バレやしないって、そのまま出しちゃったことが後で分かってね。
芽:今、言葉を濁した部分を、明確な発音でリピートプリーズ。
  あと、それ、私が入る前か後か、できる限り正確に。
長:もちろん冗談だから、安心してね。
芽:さしもの私も、目を見ればそれが嘘か真かくらいは察することができるのさ。

 ググってみたら、破産管財人探偵は存在しないっぽいです。書く気がありませんが、誰か始めたら発想したのは私だと主張してみたいと思います。

 さて、本日より、何とはなしにやりたくなった芽依メイドお掃除日記です。芽依を変換するのに苦労してる時点で、どれほど振りなのかが伺えます。というか、今使ってるパソコンに買い換えてから一度でも打ったことがあったのでしょうか。何で今更やろうと思ったと言われると、何ででしょう。天からの神託があったからとしか言いようがありません。ちなみに最新話は巻の十二となっていますが、それの更新日時は、09年1月となっております。元ファイルの方も似たようなものなので、6年半振りですか。ネット小説は数あれど、こんな出鱈目な更新をしてる作品は、そうそう無いでしょう。コント形式なので、小説と呼んでいいのかは知りませんが。
 それで、芽依と言えばあれですね。大本を辿ればいわゆる綾波系を目指していたような気がするのですが、気付けば野良猫精霊になっており、スピンオフの芽依メイドだけ生き残りました。そっから派生した月読に至っては、原型をまるで留めていません。キャラクターとは、いい意味、悪い意味、両面で作者の期待を裏切るということでしょう。ああなってしまったことへの育成責任をどう考えるのかについては、ノーコメントの方向で。

(・ω・) キャラクターとしては、無個性なんかよりよっぽどいい育ち方しただろ?

【真の努力家は才能を嫉まない】
芽:メイドや執事が万能だという風潮に、風穴を空けたい。
長:何一つ特筆すべき点が無い駄メイドよりは、マシだと思うけど。
芽:一部調査に依ると、完璧すぎる超人は人間味がない、温かみに欠ける、
 弱者の気持ちが分からないなどの意見が寄せられている。
長:どこで仕入れたものかはさておいて、
 そういうの、何を為そうともしない落伍者の言い訳だったりするのよねぇ。


【やっぱりメイドはオールラウンダーだね】
長:楽譜読めないし、耳コピも出来ないのに、
 アナログはデジタルと違って音に深みがあるって言っちゃう人なら知ってるけど、そんな感じ?
芽:合ってるような、そうでもないような。
長:絵画の真贋クイズをやらされて、
 実はどっちも贋作みたいな引っ掛けに逆ギレかまして器の小ささを露呈するみたいな。
芽:め、メイドも長が付くレベルになると、言葉だけで人を追い込めると言うのか。


【たまには詭弁対決で押し切らないと】
芽:メイドと執事は、本来通り、家庭内の庶務作業に徹するべき。
  御主人様の仕事の補佐は秘書の役目であって、明らかに越権行為。
長:まあ、外国じゃ他人の仕事を助けるのは、むしろ疎まれるって聞いたことあるけど。
芽:でしょ? でしょ?
長:その場合、あんたに割り当てられた仕事、誰も手伝ってくれないことになるけど、
 ちゃんと責任取る覚悟あるの?
芽:ヤブヘビだったー!


【いつになったら独り立ちするのか】
芽:仕事なんて、できる人ができるだけやるのが、正しい在り方なのかも知れない。
  その結果、全てをこなす一握りの超メイドが生まれるのも、自然の摂理というもの。
長:見事すぎるまでの変節だったわねー。
芽:という訳で、午後のお茶会の準備は全部メイド長にお任せ――。
長:それで押し通せるほど私が甘くないって、長年の付き合いで分かってるわよね?
芽:にゃー。

 コントを書いていると、無意識に黄龍の『黄』を入力してしまいます。パブロフの犬並な自分が恐ろしいです。


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