2017
節分の季節が近付き、スーパーやコンビニなどで恵方巻きのキャンペーンが始まる頃合いとなりました。さて、この恵方巻き、食す時に特定の方角を向いて食べるのが作法なのだそうですが、ふと思うことがあります、その方角は誰が決めてるんだというものです。捻くれ者の私としては、どっかの寺がルーレットでも回して厳かに決定しているのではと妄想してしまいました。しかしそんなやり口を独占することは可能なのでしょうか。どこかよその寺が口を挟んで、うちこそが本家と争い出すのは目に見えているではないですか。と、言ってはみたものの、調べてみると、方向は四種類しかなく、十二支の対である十干に依って、ローテーションが定められているんだそうです。今イチ、面白味に欠けますね。いや、面白い、つまらないでやるようなものでも無いのかも知れませんけど。十干が絡んでいるので、五行系のイベントと解釈もできそうです。今年は、北北西より少しだけ北よりと、ほぼ北みたいなものなので、玄武を拝みながら食べるのも、一興やも知れません。
(・ω・) この理屈だと、黄龍、麒麟の出番が完全にねーじゃねーか
【学習機能が欠如してる疑惑はある】
黄:青龍が、人生で一番ビックリした体験ってなんなんだよぉ。
朱:興味深いお話ですね~。
青:では、転生して十年以上経つのに、
これ程まで成長を感じられない朱雀が初めてなこと、とでも言っておきますか。
朱:こ、好奇心は猫を殺すとは、よく言ったものです~。
黄:この皮肉屋を相手に心の準備をしておかないとは、
やっぱりまだまだ雛鳥と言わざるを得ないんだよぉ。
【進化とは道を外れた先にあるとかいう大言壮語】
朱:剣を刺して人形が飛び出すオモチャみたいなものですか~?
黄:上司に対する敬愛が感じられないんだよぉ。
青:本当にこの子には、驚かされますよね。
黄:結局、さしもの青龍も朱雀が一番の不確定要素みたいなんだよぉ。
朱:褒められたんですよね~?
黄:巨視的に見れば無軌道は無限の可能性と言えるやも知れないけど、
一般社会では、単なる不適合者なんだよぉ。
【あれ一つで世界情勢を変えられる発明品】
亜:こう、とてつもなくでっかいものが作りたいんだけど。
黄:表現がざっくばらん過ぎて、話が見えてこないんだよぉ。
朱:物理的にか、それともスケールが大きいのかから伺っていいですか~?
亜:どっちも、かな。
黄:天地開闢で、宇宙でも創造してきやがれなんだよぉ。
亜:ちょっと興味あるけど、予算的に厳しいかなぁ。
黄:金があれば出来るのかと問いたくなるけど、
玄武達の人工知能自体オーバーテクノロジーだし、
不可能と言い切れないのが怖いんだよぉ。
【自分で言い切れる辺り真性かも知れない】
亜:技術的にクリアしなきゃならない問題は幾つかあるけど、
要は超膨大な熱量に刺激を与えればいいだけだからね。
朱:言葉は難しくないのに、何を言っているのか分かりません~。
黄:天才を理解しようとすると発狂するから気を付けた方がいいんだよぉ。
亜:私には、朱雀が言ってることの方が時たま難解なんだけど。
黄:方向性が違うとはいえ、こっちも大概天才寄りなんだよぉ。
朱:天才同士が分かり合えるっていうのは、大嘘だったんですね~。
黄龍ちゃん三大天才と言えば、朱雀、先代玄武と、あと誰になるんですかね。意外と、これといったものが思い付かないんですから、特に居ないんでしょう。
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2017
子供にとって年明けは、お年玉という一年で一番荒稼ぎができるイベントのある時期となります。正月に小遣いを渡す風習は世界各国で散見されますが、これだけまとまった額というのはかなり珍しい部類のようです。何しろ、賞与的に考えれば何ヶ月になるんでしょうか。親から貰える小遣い換算で十二ヶ月分を超える子も、結構居るんじゃないでしょうか。子供にお金の大事さを理解しろなんて無理な話ですから、無駄遣いしてしまうのも致し方ないでしょう。今の子供は、何に使ってるんですかね。私は、しょうもないことに使ってた記憶があります。あれはあれで思い出になるからいいんですよと、言い訳のような、負け惜しみのようなことを言っておきます。親の金に手を付けなければ、全ては社会勉強の一環です。それで学習するかどうかは本人次第という投げっ放しの方が真っ当な人格に育つんじゃないでしょうか。黄龍が朱雀の保護者という名目なのに、大して見守ってる感じがしない理由を、自ら垣間見たような気がします。
(・ω・) どうせダメ人間はどういうルートを辿ったって底辺に落ち着くもんだよ
【独創的な結果を出す経理屋とか困るし】
朱:南ばかり守護するのも飽きましたので、
たまには他の所をやってみたいんですけど~。
黄:斬新な朱雀も居たものなんだよぉ。
白:この朱雀の場合、朱雀としてどころか生物として奇抜だしね。
朱:オンリーワンさ加減には自信がありますから~。
黄:聖獣に求められるのは堅実な守護者としての役割であって、
独自性は要らないんじゃないかと、一般論として言ってはおくんだよぉ。
【そういうことは今の仕事をやり抜いてから言いなさい】
白:でもまあ、麒麟含めて五体も居る訳だし、
一匹くらい妙ちくりんなのが居てもいいんじゃないの。
黄:まるで白虎が、常識的みたいに言ってるんだよぉ。
玄:そうですよね。少しくらい普通から外れていても、それは個性です。
黄:いつもと変わらぬ、変な奴らの見本市なんだよぉ。
朱:私の意見が議題にすらならないのも、普段通りの光景ですよね~。
【そもそも本当に朱雀なのかが疑わしい】
白:よく、マンガとかで存在意義に悩んでる人に、
『お前はお前だろ』みたいなこと言うじゃん。
黄:はぁ、なんだよぉ。
白:あれって、『朱雀は朱雀じゃん』って当て嵌めると、
全然、励ましてる感じにならないことに気付いたんだけど。
朱:ふに?
黄:見ように依っては絶望的な事実を叩き付けているようにも聞こえるし、
それを認めないことには、一歩も前に踏み出せないようにも思えるんだよぉ。
【自分の全てを受け入れるのは割と高難度】
朱:黄龍さんは、黄龍さんですよね~。
黄:なんだか、軽く煽られた気分なんだよぉ。
朱:こ、個人の勝手な解釈じゃないですか~。
白:現状に不満があると、事実の追認にコンプレックスを抱くことがある、と。
黄:冷静に分析されたけど、軽く当たってる気もする辺り、
モヤモヤが残ってしょうがないんだよぉ。
なんか白虎の出番が多くないかという気もしますが、ボケであり、合いの手も入れられて、ツッコミというか傍観者としての意見も言える、地味に優秀な子なんじゃないかという気もしています。
2017
年が明け、西暦は2017年となりました。さて、この西暦というのは元はキリストの生誕年を基準としていたのですが、実際は数年ズレていたというのが現代の定説なのだそうです。キリスト教が西洋社会に浸透しだしたのは4世紀後半、ローマ帝国が国教としてかららしいので、日本の皇紀と同じく、伝説寄りの起点設定と言えましょう。皇紀は神武天皇の即位年を元年としていますが、どう考えてもファンタジーなので、西暦の方が歴史的な意味があるとは言えそうですけど。とはいえ、私個人としてはキリスト教に大した思い入れもないので、西暦は目盛りに過ぎないという意識が強いです。歴史をなぞる時、すごく便利ではありますからねぇ。遠くの諸外国が同時期、何をしていたのかとか認識しやすいですし。間接的な影響があるパターンもありますしね。記憶力に致命的な欠陥がある私は、明治以前の元号がさっぱり分からないというのもありますが。江戸時代とか250年くらいだってのに、30以上も元号があるとか、憶えられる訳が無いでしょうが。空で言えるやつが居たら、どんだけ江戸マニアなんだよと、むしろツッコミをいれたくなるくらいですよ、本当。
(・ω・) ところで、2017って素数なのかというどうでもいいことが気になった
【現実的なようでいて絶望的な数値設定】
玄:今年の目標は、四神の知名度で三位になることと決めました。
黄:毎年、代わり映えがしないんだよぉ。
朱:世間的な三位は、私ですよね~?
黄:青龍白虎が二強で、朱雀が少し離れて三位、
そして、万里の長城の様に隔てられた先に玄武が居るんだよぉ。
玄:年明け早々、全ての気力が抜け出る様な発言はやめてもらいたいのですが。
【最強格の次くらいに印象に残るからな】
黄:前にも話題になった気がするけど、
四神を世界的な存在にする方が効率的だと思うんだよぉ。
朱:人気アイドルグループの、イロモノ担当理論ですね~。
玄:下に誰かが居ないと、面汚し担当になる恐れがあるじゃないですか。
黄:それを逆に美味しいと思える度量がないと、
聖獣業界を生き抜くのは、中々に難しいんだよぉ。
【とりあえず食うには困ってないしな】
朱:トランプで、大貧民ってゲームがありますよね~。
黄:大富豪は、ローカルルールの統一性の無さばかりが話題になるんだよぉ。
白:まず、呼び方が統一されてないっていうね。
朱:あれの革命っていう技で身分が入れ替われば、
黄龍さんも復権の目処が立つんじゃないですかね~。
黄:何か現状が最下層の方に属するみたいなことを言われたけど、
現実問題、そこまででもないんじゃないかとは思ってるんだよぉ。
【更に言えば外国人に食らわせるのが理想的】
白:トランプって言えば、ババ抜きが貧乏くじの代名詞みたいに使われるよね。
黄:世の中、誰しも面倒事や疫病神は押し付けたいんだよぉ。
朱:たらい回しは、公務員の必須科目ですから~。
白:こう、不幸を溜められる爆弾みたいなの作ってさ。
毎年何人かだけに爆発させれば、国全体は幸福になる気がしない?
黄:なんだ、その逆宝くじと思ったけど、
上に立つものとしては全く間違ってない辺りが難儀なんだよぉ。
ドラえもんにしあわせトランプという道具がありますが、ホラーとして中々の出来だった記憶があります。あのアイディア一つで相当の連作を作れるでしょうに、短編一本で終える辺りが豪気だと考える次第です。
2017
年が明け、またしても黄龍ちゃんの新シリーズが開始してしまいます。とはいえ、年に一人と決めている新キャラを投入する以外、特に代わり映えしない連中なんですけどね。リアルタイムで年を取ってるくせに、長寿すぎて一年の感覚が私達と違うのか、あんまし変化と言えるものが感じられません。最初期黄龍から見たら枯れすぎだろ? ナンノコトでしょうか。
それにしても、四神は有名だけど、その中心たるはずの黄龍ってマイナーすぎだろという、ちょっとした雑学的なものから始まったのが2005年の話で、思えば遠くに来たものです。実は一期で一回完結してて、辞めるつもりだったのもいい思い出です。そうなると月読すら居ない勘定になります。そのくせ、朱雀の飼い猫の白虎は出てるんですから、あいつはとんでもないやつなのかも知れません。しかし、一発ネタで名前が白虎になったせいで、未だにドラ猫だの粗大猫だのと呼ばれる訳ですから、計画性の大事さが分かります。書いてる奴の適当さ加減と、目先のことを重要視する話の構成上、矛盾を生じさせない方が無理というものですから、難しく考えてはいけません。そういやいつだったか、十五歳くらいになったら猫又として妖怪化させるかとか書いた記憶があるのですが、あと三年ですか。まあ、最近の飼い猫は二十年くらい生きるのが珍しくないようなので、延長してもいいですかね。猫又になったところで立ち位置は変わらない気もしてなりませんが。登場時は小さくてふわっふわの毛玉みたいな子猫だったらしいのに、今ではすっかりボスの風格漂う大物になってしまいました。あれ、ひょっとしてあいつが一番、作中で成長してるんでしょうか。実年齢は朱雀と同じなくせに随分と差がついたものです。
(・ω・) 何であのドラ猫の話がメインになってるのかは、私にも分からない
【野良猫国が民主主義なら初代大統領間違い無し】
白:大して美味しくない御飯を餌って表現するけどさ。
犬や猫が、どれだけ目を輝かせてがっついてるか、見たことないのかな。
猫:うまーお。
朱:『餌ってのは生命維持の為のものであって、
文化である食事とは別物に決まってんだろ』だそうですよ~。
黄:こいつ、さらっと自分が文化を享受するに足ると自負しやがったけど、
人望と言うか、猫望を考えたら、朱雀よりはよっぽどかも知れないんだよぉ。
【好意的に解釈すれば究極のギブアンドテイク】
白:たしかに人類史で見たら、
美味しいもの、好きなものを選んで食べられるって、極一部の話かもね。
猫:うなーご。
朱:『その点、俺様は配下共が絶え間なく貢物を運んでくるからな』だそうです~。
黄:この配下の中に朱雀が入ってることには、もう触れるのすら億劫だけど、
猫飼いなんて、それを喜ぶ連中ばかりだから、収まり方も丸いんだよぉ。
【最強の悪魔は心の中に住んでいるみたいな】
マ:いっぺんくらい、『ウチの力は全盛期に比べたら半分もないで』、
みたいなことゆうてみたいなー。
朱:悪魔さんの力って、人間の悪意で増強されるんじゃなかったですかね~。
黄:人類が増えて、ややこしい欲にまみれた現代こそ、むしろ全盛期なんだよぉ。
マ:ウチらの、地道な布教活動の結果ゆーて欲しいな。
黄:別に悪魔がどうこう頑張らなくても人は勝手に堕落していくと、
長年の経験から性悪論者的なことを言っておくんだよぉ。
【所詮世の中は猿山のボス争いよ】
メ:天使の力は、割と本気で全盛期の半分くらい、かも。
黄:せつねー話を聞いてしまったんだよぉ。
朱:黄龍さんは年を取るだけで強くなるのに理不尽ですよね~。
黄:やかましいんだよぉ。
マ:このままいって悪魔と天使の勢力図が入れ替わったら、
世の中どないなるんやろなぁ。
黄:案外、それはそれで安定するんじゃないかと、
天使の存在意義を全否定してみるんだよぉ。
私はどちらかと言うと性悪論者ですが、だからこそ規律や倫理が大事という荀子の教えにも従順です。まあ、それが難しいんだと言われると、反論のしようもないんですけどね。
2017
世間的に、年賀状という文化というか、風習が廃れつつあるようです。発行枚数で調べてみると、ピークは意外にも二十一世紀初頭だったようです。そこから年々減り続け、2016年には六、七割に落ち込んでいます。というか、発行枚数は前年の売上をベースに決めるでしょうから、実際は更に深刻なのやも知れません。最近では会社の関係者でも出さない人が居るらしいので、もうちょっと世代交代が進んだら、現行の暑中見舞い並に消えゆくものになるのやも知れません。生存と近況の報告を兼ねた習わしでしたが、インターネットの発達により、絶対の必要性が無くなってきたのでしょう。それなりの予算を掛けなくても、ソーシャル的なツールを使えば済みますからね。私も、ブログが更新されてる間は、それなりに元気に生きていると思ってください。出来る限り、何となくで休むことはしない所存ですので。それにしても、最近は年賀状の懸賞で現金が貰えるようになったんですね。どうせ当たってないだろうと全くチェックしてませんでした。郵便局側も必死なんでしょうが、ま、この程度のことで下落に歯止めは掛からないでしょうね。風情はありますが、郵便局の謀略に踊らされるというのも気分が悪いという捻くれ者も多いのが、昨今の一部風潮ではありますから。
(・ω・) 同じアホなら踊らにゃソンソンという名言も、あるにはあるけどな
【ほぼ正解な辺り中々の観察眼と言える】
マ:ナース業にも、おもろいオチが必要や思うねん。
メ:患者さんは、そんなトリッキーなこと期待してないと思うよ。
玄:具体的に、どのような想定をしているか伺ってもいいでしょうか。
マ:せやなー。退院予定がドッキリいうんはどうやろか。
メ:限りなく最悪に近いことを、さらっと言ったよね。
玄:時たま、この先輩が悪魔の類なのではと、勘繰ることが無い訳でもありません。
【かくも医者と信頼関係を結ぶのは難しい】
マ:上げて落とすんは、基本なんやけどなー。
玄:お笑いの定石を病院に持ち込む必要は無いということだけは理解しました。
マ:逆に、突き落としてから上げればええんやろか。
メ:実践すると、どうなるの?
マ:どないにもならん病気や思たけど、実は胃潰瘍やったでみたいな。
メ:それ、絶対に気遣って言ってるだけって、信用して貰えないよね。
【期待する相手を絶望的なまでに間違ってる】
則:そう難しく考えることでもあるまい。
医術の現場など、全てが先の見えぬ峡谷のようなものじゃ。
マ:せやったな。所詮、台本で出来た世界と一緒にしたらあかんかったわ。
メ:この人達、まさかアドリブだけで仕事やってるの。
玄:物凄く好意的に表現すれば、天才肌と言えなくもありませんが。
メ:今後の為の情報を蓄積できないっていうのは、割と致命的だと思う。
【仕込みが壮大過ぎて誰もついていけない】
マ:閃いたで。実はこの病院、医師もナースも免許持ってへんちゅうんはどうや。
メ:どんでん返し過ぎて、コメントに困るね。
玄:それを面白いととれるかどうかは疑問が残りますが、
少なくても患者さんの度肝は抜けますね。
メ:もはや、目的と手段が完全にごちゃ混ぜになってるかも。
マ:人が生きる世界っちゅうんは、往々にしてそんなもんやで。
さて、これで番外編は終了。次回からは黄龍ちゃん12期が始まります。相変わらずノープラン気味ですが、例年通り何とかなると信じましょう。