2025
トンファーと呼ばれる武器があります。半メートルほどの木棒に垂直の持ち手が付いた武具です。琉球古武術で用いられます。同じ流れを組む空手でも使うケースがあるとのことです。突く殴ると攻撃するのはもちろん、防具としての側面もあります。短いので長尺相手には不利ですが、反面、携行性が高く狭い場所では有用です。一方、攻防いずれもちゃんと修めていなければ役に立ちません。力の伝え方を理解していないとダメージを与えられませんし、ただ刀を受けるだけではスパッと斬れて終わりです。近年は金属製や新素材も開発されているので、事情は変わっているのかも知れませんけど。とはいえ刃物と言えばナイフの時代ですし、結局は捌き方を間違えていると微妙な気がします。歴史的に見ればマイナーと言わざるを得ないのですが、何故だかそれなりの知名度を持っています。クルクル回転させての立ち回りが、映像映えするのが一因でしょう。合戦だって弓と投石で削りつつ長槍で突き合うなんて地味ですし、史実とエンタメをごっちゃにしてはいけないのです。
(・ω・) とりあえず突撃じゃ損耗が大きすぎる
【思い付いたら何でも試すのが科学者根性】
白:くわぁ。
猫:まーご。
則:何の真似じゃ。
黄:世には猫がダラダラしてるのを見るだけで、
時の流れを忘れる人種が居るんだよぉ。
朱:該当するとは思いませんが、念の為です~。
【ハードディスクを再設定するノリだ】
則:刺激が足らぬ。
黄:そう言うであろうことは予測済みなんだよぉ。
朱:辛いもの好きな方が、
際限なく激辛を求めていくみたいですよね~。
黄:頭に衝撃を与えることで記憶を飛ばして、
初期状態に戻せないかと考えてしまうんだよぉ。
【要は関わりたくないのである】
朱:結局は黄龍さんが相手するべきじゃないですか~。
黄:それが面倒だから画策してるんだよぉ。
白:最終的に諦める匂いしかしない。
玄:収穫が皆無でも、努力した事実は消えませんので。
黄:こいつら本当に他人事なんだよぉ。
青:他者の領分に具体的な口出しをするのは、
専門家にあるまじき行為ですからね。
【最終兵器の青龍任せが封じられた】
則:そちとの関係はまんねりじゃからのぉ。
黄:こっちも遠慮が無いんだよぉ。
朱:軽口が叩ける間は平気じゃないですか~。
月:世に解き放たれないよう踏ん張ってくれ。
黄:聖獣の責務から遠ざかったのは良いんだけど、
こういう時に押し付けられないのが難点なんだよぉ。
定期的に、中国史上で最も有名な女性は楊貴妃だと主張しています。しかし彼女は美人すぎて皇帝を骨抜きにしただけで、何かを成そうとした訳ではありません。この観点だと武則天は自立しているのでしょうが、それが良かったかについては別の話になってしまいます。
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2025
パラチノースと呼ばれる甘味料があります。イソマルツロースの俗称です。ブドウ糖と果糖が結合した二糖類の一種です。砂糖の主成分である蔗糖と素材は一緒ですが、結合場所が異なります。いわゆる異性体です。自然界だと蜂蜜に含まれていますが、微量なので実用性に欠けます。一般に用いられているのは、砂糖大根を原料に発酵させたものです。この酵素を発見した製糖会社がドイツのプファルツ地方、英語読みだとパラティネートにあったので俗名が付きました。特徴は、幾つかあります。甘み自体は蔗糖の半分程度と控えめです。消化吸収に時間が掛かるので血糖値の急激な上昇を防げるのは有用と言えるでしょう。同時に使い切るまでが長い訳ですから、持続型エネルギーとして期待できます。他にも虫歯菌が栄養としにくいので、出回った当初はオーラルケアを触れ込みにしていました。キシリトールの普及で、そちら方面ではすっかり衰退してしまいましたけど。人はロクに食えなかった時代が長いので、甘いものには抗えない方が大多数です。しかし急激に摂取量が増えて口内や内臓が対応しきれていません。それすらも技術で何とかしようとするのを叡智とするか、傲慢とするかは解釈が割れるんですかね。
(・ω・) 人類は科学に滅ぼされるのが最も綺麗よね
【朱雀の原液は強烈ですからね】
月:笑いの総合商社と呼ばれた私の出番だ。
朱:笑われの間違いじゃないですか~。
月:初手から辛辣。
黄:漫才風味になってきたんだよぉ。
則:この程度まで淡くしたものであらば、
余興として悪くないやも知れぬ。
【対価が発生しないなら気楽に行こうよ】
月:大事なのは笑って頂いたという結果で、
内容や過程に拘らなくていいのでは。
黄:嘲笑は、互いの品格を下げる行為なんだよぉ。
朱:どうせ笑うなら気持ちよくが基本です~。
月:正論が身にしみる。
黄:だから喜劇は難しいんだと、
まるで専門家のようなことを考えてしまうんだよぉ。
【彼女達の八割は虚像とハッタリで構成されている】
天:どちらかというと、接待を受ける側なのですが。
朱:でしたらウズメさんを連れてきてください~。
天:それは負けた気がしますし。
黄:しょうもないプライドなんだよぉ。
朱:でも失ってしまったら、
神の威厳に傷が付く気もします~。
【この際だから武則天への受けは考えない】
則:そちが舞えば問題あるまい。
天:分かりました、渾身のヒップホップをお見せします。
黄:日本要素はどうしたんだよぉ。
天:そのツッコミで、ジョークとして成立したかと。
黄:してやったりみたいな顔が腹立たしいけど、
口を挟まずにはいられなかったんだよぉ。
そういえば、ここまで武則天に合わせたケースはありませんでした。神の驕りなのか、根本的に向いていないのか。とはいえ世間のエンタメも、個人を対象にしたものは珍しいと言われればそんな気もします。
2025
プテラノドンと呼ばれる生物が居ました。中生代白亜紀後期、つまり恐竜時代の末期に生息していたとされる翼竜の一種です。当時の翼を持つ動物の中で一、二を争う知名度だと思われます。分類としては大型爬虫類なのですが、恐竜ではありません。現代の定義だと恐竜は、トリケラトプスと鳥類に最も近い共通の祖先から枝分かれした子孫らしいのです。これに翼竜と首長竜は含まれず、一昔前のイメージからするとかなり狭まってしまいます。逆に鳥類が恐竜の生き残りという論法は、この考え方が大本です。プテラノドンは翼を広げた全長が7、8メートル程とかなりの大きさを誇ります。しかし骨格はペラペラかつ骨もスカスカで、せいぜい20キログラム程度しか無かったと推測されています。故に筋力が足りず、鳥のように羽ばたいて飛んでいなかったという説が主流なのだとか。もちろん飾りではなく、上昇気流などを利用して滑空していたと予想されています。一時期の俗説では全く飛べないと言われていましたが、そんな無駄な生態を獲得してる余裕があるほど自然界は甘くありません。ちなみに名前は、翼があって歯が無い、からきています。おそらく海面や湖面スレスレを飛翔して、魚を掬って飲み込んでいたのでしょう。しかし鳥類からすると、かなり遠い親戚だというのは意外と言わざるを得ません。
(・ω・) フォルム的には、あそこら辺に収束するんだなって
【自分が対象になるのは嫌だけど】
則:ほむ。
黒:その不敵な笑みはなんだ。
黄:推測だけど、珍獣扱いされてるんだよぉ。
則:味わい深い造形をしておる。
黒:見世物では無いわい。
朱:方向性はともかく存在意義が生まれたんですから、
喜んでも良いんじゃないですか~。
【本人が納得してるなら反論する道理は無い】
黄:とはいえ観賞用の生物ってのも、
人間視点の偉ぶった考え方なんだよぉ。
朱:必死に野生を生き抜いてるだけですものね~。
則:不遜から目を背ける方が傲慢じゃがの。
黄:微妙に含蓄があること言ってるようで、
己を正当化する方便にも聞こえるんだよぉ。
【完全に巣立ちを見守る親鳥だ】
ア:ゲストに無聊を感じさせるなんてなってませんの。
黄:だったら任せるんだよぉ。
ア:わたくしに掛かればチョチョイのチョイですわよ。
黄:本当にうまくいったら幾らか切ないようでいて、
責任を放棄できる気楽さが勝るんだよぉ。
【神様の感覚なのでいつになるかは知らない】
ア:無理でしたわ。
朱:ギブアップが早いです~。
黄:アルテミスの対象は『普通の』女性なんだよぉ。
則:枠に収めようというのが誤りじゃ。
ア:このままでは沽券に関わりますので、
いずれ再挑戦の場をお願いしますの。
謙虚を自認するのは本当にへりくだっているのでしょうか。見方に依っては抑えてやってると解釈できて、ちょっとしたパラドックスみたいになってしまいます。つまるところ他人にどう受け取られるかが大事で、当人の気分は割とどうでもいい気がしてなりません。
2025
ちゃんこ鍋と呼ばれる調理品があります。相撲部屋で作られる鍋料理の総称です。ちゃんこは力士の食事全般を指します。なので鍋も具材や味付けに明確な決まりはありません。しかし鶏の出汁が多いとのことです。これは入手しやすい鳥獣の中で、唯一の二足歩行だからです。相撲は手を着いたら負けになるので、縁起担ぎの意味があります。相撲取りは巨大な肉体を作り維持するのが仕事の一つです。必然的に、食も拘ります。鍋物であれば多種多様の食材を大量に摂取する難易度が低く、いつしか代名詞的存在になりました。昔は衛生面が怪しかったので、煮込んでおけば安全性が増すメリットもあります。ちゃんこの語源は諸説あります。中国を意味するチャンと鍋を現地語で発音したクォを足してチャンクォとしたのが一説です。またチャンは父親、子は子供で、親方と弟子の関係を表しているとも言われています。良くも悪くも角界は閉鎖的で、家族のような繋がりが重視されます。同じ鍋を共有するのは、その象徴なのかも知れませんね。
(・ω・) 別に年がら年中、鍋ばっかな訳では無いらしい
【溜め込むよりはマシなのかなぁ】
マ:世の中で最も手っ取り早い娯楽は、
知り合いの悪口やで。
黄:悪魔として安定してるんだよぉ。
朱:活き活きしすぎです~。
マ:こうやってヘイトを垂れ流すから、
大事にならんゆう名分もあるんや。
【政治力を駆使すればどうということはない】
則:気に食わぬやつを貶す時があるなら、
蹴落とす算段を付けるのが合理的であろう。
朱:口より先に手が出るタイプでした~。
マ:しかも搦め手が得意やねんな。
黄:合法かはともかく、
社会的制裁を食らわない方法でやるんだよぉ。
【効いた場合は洗脳に分類されるとも言う】
メ:暇なら奉仕活動で過去の罪を清めよう。
黄:えげつないこと言い出したんだよぉ。
朱:何年掛かるか計算してみてください~。
メ:どんな旅路も歩き始めなければ終わらない。
マ:至極もっともな御高説やけど、
現実性が無いと人の心には響かへんのや。
【更なる上位存在の意向説が根強い】
則:常世を去った時点で御破算であろう。
朱:悪人であった自覚はあるようです~。
メ:その理屈だと、生前に善行を積んでも無意味。
則:妾がここにいる時点で正鵠じゃろて。
黄:アンタは特例だと言いたいけど、
何で居候してんのか家主すら知らないんだよぉ。
この考え方だと武則天は現状、排除したい存在が居ないということになります。単に手段が無いから大人しくしてるだけかも知れませんけど。しかしそんなタイプかと言われたら首を傾げるので、やっぱり割と満足してるんでしょう。
2025
モリブデンと呼ばれる元素があります。原子番号42で、所属はクロム族です。古代ローマ・ギリシャの時代から認識されていましたが、鉛に似た何か程度しか解明していませんでした。独立した元素であると確定させたのは、18世紀末、スウェーデンのカール・ヴィルヘルム・シェーレ氏です。名前はギリシャ語で鉛的な存在を意味するモリブドスに由来します。純粋なモリブデンは融点が高く、金属にしては電気抵抗があり、加工の難易度が低い有用な金属です。しかし20世紀に入るまで実用的な研究は進みませんでした。開発品自体は19世紀末にモリブデン鋼が誕生しています。主な使用法が硬さを活かした軍用装甲なのは、実に人類らしい話なんですけど。一方で、人間にとっては必須元素です。欠乏すると内臓系の不調を誘発します。ですが穀類、豆類に含まれているので標準的な食生活を送っている日本人が発症することはそうそう無いとのことです。一応、和名というか旧称は水鉛なのだそうです。これは鉱石名の輝水鉛鉱が元です。水銀と違って2600℃以上にしないと溶けないので、イメージは合わないんですけどね。
(・ω・) だから廃れたのかも知れないな
【近頃は人工知能も少し笑わせてくるぞ】
玄:楽しませて欲しいと言うのであれば、
まず面白いとは何なのかプログラムしてください。
朱:トンチのつもりでしょうか~。
黄:意外と真理ではあるんだよぉ。
朱:論理的に考えても答は出ませんから、
心を病んでしまいそうです~。
【雑に割り振るだけで最低のボスと化す】
則:そのような些事は任せる。
亜:無茶振りの極みだねぇ。
玄:出来る方に投げるのは、良い上司の証ですし。
朱:凄く前向きに捉えました~。
黄:本当に適性を見てるならという、
極めて高難度の但し書きが付くんだよぉ。
【数千年の付き合いとか訳分からん領域だ】
青:何で私に声を掛けたんですか。
黄:一番の苦手分野だし、
どう対応するか見たかったんだよぉ。
朱:悪趣味と言わざるを得ません~。
玄:しかし気安い関係で、少し羨ましいです。
【類は友を呼ぶと概ね同義】
則:政務に滞りが無ければ愉快さは求めぬぞえ。
黄:でも堅物をおちょくるのは楽しいんだよぉ。
則:否定はせぬ。
朱:なんやかんやで仲良しですよね~。
青:同気相求むとは言いますが、
迷惑を掛けない範囲で願いたいものです。
見ようによっては青龍が嫉妬しているとも解釈できそうですが、彼にそんな感情はあるのでしょうか。仮に存在していたとしても、揺れ動くほどだと実務に影響するので抑えるんでしょうけどね。