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 暗黒星雲と呼ばれる宇宙用語があります。英名はdark nebulaです。一般的に、星から離れた空間は真空であるという認識の方が多いと思われます。しかし厳密には水素やヘリウムなどの粒子が少しだけ存在します。ある程度の濃度になると星間ガス、または星雲の名を冠します。幾星霜の時を経て凝縮し、星系になることもあります。その中で暗黒星雲は、可視光を放たず、外部からの光もほぼ反射しないものを指す単語です。つまり名前こそ大仰ですが、物質が濃い目でめっちゃ暗い場所を称したに過ぎません。対になるのは散光星雲で、こちらはやや具体的な名称です。定義はあくまで人の目で知覚不能なので、赤外線やラジオ波は発しています。これらは機器を用いての観測が可能です。天の川を見上げると光が不鮮明で、黒く染まっている箇所が散見されます。これが最も手っ取り早く目視できる暗黒星雲とのことです。透過を阻害すると言っても、地球の大気と比べたらとてつもない薄さです。しかし大きさは光年単位で、宇宙らしいスケールになっています。恒星になる可能性を秘めていると考えたら、当然っちゃ当然なんですけどね。

(・ω・) 昭和だと、暗黒星雲からやってきたとかありそう

【君主は心の声を漏らしたら駄目なんじゃ】
公:もしや派閥争いを制せば、立場が固まるのでは。
遊:南蛮にはコロンブスというやつが居てだな。
  言うとやるには越えられない壁があるとしたそうだ。
莉:言葉だけの人が格好悪いのは間違いない。
公:ボソッと口にした一言が集中砲火なのは、
 さしもの俺も不本意だと言わざるを得ない。


【紙幣はおろか小判すら無い時代である】
莉:人を動かすには、何を求め、何が怖いのかを、
 見極めるだけの眼力が必要なんだけど。
公:金をバラ撒いておけば良いんじゃないか。
遊:だから貴様はボンクラなんだ。
公:銅銭を積み上げて首を縦に振らない輩が、
 存在するというのが理解しかねる。


【人格の根幹が不安定な連中は脆い】
遊:そういう意味で宗教は強いぞ。
  何せ価値観を望む方に誘導できるからな。
公:拝金主義を蔓延させろということか。
莉:金銭から、一度離れようか。
遊:元が商人である以上は無理なのかも知れんが、
 一周して信念的な何かを感じなくもない。


【統制しきれないと逆襲されるけど】
莉:だけど民が何を第一に考えてるかって、
 国造りの基礎って気もする。
遊:疎かにすると長くはもたん。
公:思想の不一致が揉める根源か。
遊:とはいえ全員を満たすのは難しいから、
 少数派に割を食わせる手法が不可欠な訳だ。

 日本で始めて大判を鋳造したのは豊臣秀吉であるというのが定説です。しかしこれは実用目的というより、報奨の側面が強かったとされています。後に江戸幕府が通貨を統一するに当たって、大判小判を高額用に割り振りました。とはいえ大判は相変わらず市場に流通するタイプではなかったようです。100万円札とか作られても庶民には使い道がねーよと例えれば、分かりやすいかも知れません。
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 准教授という肩書があります。ジュンキョウジュと読みます。大学、大学院は研究と教育を兼ね備えた機関ですが、教職の立場は様々です。最高位が教授であることは御存知かと思われますが、それに次ぐのが准教授です。この下が講師で、他にも助教、助手という見習いのような役職もあります。准教授は研究室を構えていて、実務に関しては教授とさほど変わりません。差は学内での権限が落ちる程度です。かつては助教授と呼ばれていました。しかし当時の法律には『助教授は教授を補佐する』と書かれていて、実態と合っていないことが問題視されます。そこで2007年に法改正し呼称を改めると同時に、名実共に独立した研究者として扱われるようになったのです。教授と准教授の境界線は曖昧で、大学に依って規定が違います。一定の成果を挙げて相応しいと判断されたら昇進する訳です。教授ともなると大学の看板を背負うことになるので、本来は生半可な人材に与えられるものではありません。実際は年齢を重ねたら上がったり、有力教授の子飼いが優先されたりと、必ずしも実力と連動していないっぽいですけど。偏っていますが社会ではあるので、偉くなる過程はあんまし変わらないのですね。

(・ω・) 実績で評価したいけど、理解する教養が私には無い

【流行に乗るのもド下手だろうし】
月:記憶を持ったまま転生したとして、
 教授は活躍できるだろうか。
黄:肩書は強そうなんだよぉ。
月:専門は服飾なんですがいけますかね。
黄:それだけ聞くと業界を先導しそうだけど、
 コスプレ的な話だからかなり怪しいんだよぉ。


【最大勢力になってしまえば主流派だ】
月:御存知の通り雑食で、
 何にでも手を出すから知識は広範だぞ。
黄:異世界とやらの文明水準に依るんだよぉ。
月:低レベル過ぎたら異端認定されかねん。
黄:それはそれで邪教の教祖を狙えるから、
 ワンチャンあるとも言えるんだよぉ。


【情報の使い方がショボ過ぎませんか】
黄:異文化でやってくのに必要なのは、
 教養より実用的な知識なんだよぉ。
月:たしかに知恵の実がリンゴではなく、
 イチジク説があるなんてのは役立ちそうもない。
黄:まずキリスト教が無いと意味不明なんだよぉ。
月:社交場で披露する小ネタを仕入れ直すのは、
 ちょっとした手間である。


【面接で軽く苛つかせたんだろうなぁ】
月:農業が無い並行世界は考えにくいから、
 肥料の作り方だけでも暗記しとくか。
黄:魔法的な力で育成するとこに飛ばされそうなんだよぉ。
月:逆境にしても地味なんだが。
黄:そういう訳分からん嫌がらせを受けるのが、
 実に似合ってるから仕方ないんだよぉ。

 そもそも、この外伝自体がパラレルワールド的な物語なのではと言われたらそんな気もします。この社会不適合者が曲がりなりにも自立してるんですから、充分に厚遇されていると言えるでしょう。これ以上を望むのは分不相応とか、適当な理屈で管理責任を放棄したいです。

 鶴翼の陣と呼ばれる陣形があります。カクヨクノジンと読みます。本陣を中心に部隊を横長に配して、左右を前方に押し出すように組む戦法です。鶴が翼を広げている様に見立てて命名されました。古来から中国に伝わる八陣の一つです。その中でも一塊になって進軍する魚鱗の陣と共に、基本中の基本と言える配置です。形状を見て分かる通り、最大のメリットは敵を包囲しやすいことです。中央突破に対して最大効力を発揮し、全方位から集中砲火を浴びせることが可能です。逆に層は薄くなるので、被害を厭わず強行されると破られるリスクがあります。兵が少ないほどペラペラになるので、多勢側向けの戦術です。かの三方ヶ原の戦いで、徳川家康は寡兵でありながら鶴翼の陣を敷きました。定石と真逆で家臣達にも止められましたが、押し切ったとされています。結果は生きて帰れたのが不思議なくらいの大惨敗で、危うく日本史が大幅に変わってしまうところでした。やはり奇策は、たまにしか成功しないから奇策なのです。とまあ語ってきましたが、鶴翼の陣がV字型ではないという説も根強いのだとか。八陣の概念が日本に入ってきたのは遣唐使の頃で、千何百年もの歴史があります。言葉だけ引き継いで変化していった結果、時代ごとに違う作戦を指していたのかも知れません。乱世で軍事機密をホイホイ記録しておくとは思えませんし、新たな史料が出てくる可能性は低いんでしょうね。

(・ω・) この手のは、後世に編纂されたパターンが多い

【諸説あるのでどちらも誤りという解釈は可能】
月:大根役者に大根足、大根切りと、
 何ゆえ大根は微妙にネガティブなのだろう。
黄:身近だからイジり易いのかも知れないんだよぉ。
月:ちなみに大根役者は滅多に腹を下さないことから、
 当たらないイコール売れないに掛けたのが通説だ。
黄:舞台で棒立ちって意味だと勝手に思ってたけど、
 知見を得たから何だというネタではあるんだよぉ。


【それはそれで正道から外れてるけど】
月:日本には数多の大根料理が存在するけど、
 大根尽くしは何日で飽きるのか誰か試して欲しい。
黄:自分でやるとは言わないんだよぉ。
月:頭脳労働者だから身体を張るのは任せる。
黄:世には自らを被験者化する医学者も居るのに、
 姿勢の違いが垣間見えるんだよぉ。


【別次元で変な幽霊を養ってるだけはあるな】
月:一人暮らしが長いもんで、
 プリンを勝手に食べられるイベントと縁が無い。
黄:気付いてない同居人が居るかも知れないんだよぉ。
月:怪談はやめておこうじゃないか。
黄:菓子くらいなら害は無いも同然だし、
 お供え感覚で貢いでおけば平和なんだよぉ。


【レシピ探しで数話は引き伸ばせる】
黄:きっとプリンを奪われた怒りで憤死したんだよぉ。
月:死因がとんでもなかった。
黄:食べ損ねたのを口にしない限り成仏できないけど、
 販売店が潰れててどうにもならないんだよぉ。
月:再現しようと奮闘する流れなんだろうが、
 そこまでする義理を感じない件について。

 自分を実験台にしている研究者はそこそこ居るようですが、個人的には寄生虫を飼っている方が印象に残っています。無駄な栄養を食べてくれるから生活習慣病を遠ざけられますし、免疫が敵と認識するのでアレルギーを抑制できるのだとか。花粉症が治るならちょっと試してみたいとか思うのですけど、実用化されないんですかね。

 涎という体液があります。ヨダレと読みます。唾液と呼ばれる口内分泌液の中でも、特に口から溢れてしまったものを指すことが多い単語です。他人の唾は生理的に嫌悪感を覚える方が大多数でしょう。しかし本人にとっては重要なものです。消化酵素を含んでいてデンプン質の分解を促す他、食事の補佐や虫歯予防など様々な役割を担っています。個人差はあるものの一日に500から1000mlほど作り続けているので、油断したら滴り落ちるのも致し方ないと言えます。しかし絶えず均等に生産し続けている訳ではありません。何かを口に含んでいる時はもちろん、食欲を刺激する情報を感知した際は活発になります。美味しそうな料理を目にしたり、香ばしい匂いを嗅いだ時などが一例です。ここから食べたくて仕方がない様を垂涎と称するようになりました。更に発展させて、欲しがっているのを隠せていない状態にも用います。喉を鳴らす程度ならともかく、実際にダラダラ垂らすことは稀のはずですが例えとして定着しています。絵的に分かりやすいのは、浸透するのに大事なのかも知れません。

(・ω・) 二次元では頻出だけど三次元では珍しい最たるものでは

【私的な恨みが籠もってませんかね】
月:聖剣と魔剣の違いってなんだ。
  霊的な力が付与されてるのは変わらんし、
 聖剣だからノーリスクとは限らない。
黄:正義や悪と一緒で、世論が決めるんだよぉ。
月:格と知名度が釣り合わない神様も多いし、
 世間ってのは本質で判断しないよな。


【客観的に見てこれといったプラス要素は無い】
月:日本にも妖刀があるけど、大体が言いがかりである。
黄:伝説なんてそんなもんなんだよぉ。
月:村正は徳川家に危害を加えるなんて風聞だが、
 尾ひれを付けて面白がった結果というのが通説だ。
黄:でも強そう感があるのも分かるんだよぉ。
月:そんだけヤバいんなら半端ないだろと考える辺り、
 人は昔からマニア気質なんだなって。


【ゲームは手元に残ってしまうのが問題なのか】
月:出来が悪いゲームに文句垂れていいのって、
 半年に一本とかしか買えない子供だけだよな。
  月に何作も手に出来る年齢なら切り替えて次に行け。
黄:残念極まりない映画を掴んだら愚痴くらい出るんだよぉ。
月:本当にヤバいのを鑑賞したら記憶が消し飛ぶので、
 その例えは適切と言い難い。


【いざって時の弾除けとして飼われてる節があるし】
月:ジャンルを問わず、酷さを共有する文化は存在する。
黄:映画も笑える部分があれば、
 完成度の低さはギャグになるんだよぉ。
月:私の様な教授が許されてる理由が説明されてしまった。
黄:世の中と関わる機会が乏しいだけで、
 まともに評価されたら火炙りだって有り得るんだよぉ。

 本当にタチが悪いのは、PVやCMは良い雰囲気を出して、掴みはそこそこなのに何一つ伸びない作品だと思います。もしかしたら化けるかもという期待感で時間を空費してしまう、悪魔のような存在です。あ、ダメだと序盤で認識させないのは、商売としては正しいんですけどね。

 トリクルダウンという経済用語があります。トリクルは滴る、ダウンは下方なので、液体がポタポタ落ちていく様を表しています。転じて富裕層が豊かになることで、中間層や下層に恩恵が行き渡る理論にも使われるようになりました。18世紀の思想家であるバーナード・デ・マンデヴィル氏の提言が雛形であるとされています。反対語にトリクルアップがあります。逆に下から経済規模を広げていくという考え方です。この二つはどちらが正しいかという論調になりがちですけど、一長一短が近いのではないでしょうか。ダウンは施策を打ちやすく短めの期間で効果を見込めます。しかし実際に浸透するかがあやふやで、貧富の差を広げるだけになりかねません。一方のアップは対象が広範な為、具体的に何をすれば効率的なのか分からないという問題があります。誤れば栓が抜けたプールに水を張ろうとするようなもので、時間、労力、予算の全てを無駄にしかねないでしょう。不勉強なので中央政府が経済対策をして当然なんて概念がいつからあるのか認識していないのですけど、正解を導き出せていない辺りまだまだ議論は続きそうです。

(・ω・) 度量衡の統一は含まれますかね

【出入り口のセンサーで管理してるとしか】
月:創作で当店百万人目の客とかやるけど、
 あのカウントって正確なんだろうか。
黄:大体は勘定してるだろうけど、
 下二桁辺りは適当だと思うんだよぉ。
月:レジを通す系の店なら可能かも知れんが、
 モールとかが完全に把握してたら怖い。


【たかが数年の指導で手柄扱いするんじゃない】
月:あなたはこの研究室で二十人目の学生だ的な。
黄:規模がショボいんだよぉ。
月:年数人だから三十年続けてもせいぜい百だし。
黄:やっぱ教え子は質が重要なんだよぉ。
月:複数の成功者を出したら本物と言えるが、
 あっちが師と認めてくれるかは別の話である。


【日頃の行いが大事だと生き様で証明していく】
月:頭打って人格変わるネタは良くあるけど、
 即入院してもおかしくない案件だよな。
黄:ギャグ展開にツッコミは野暮なんだよぉ。
月:私の場合、奇行の一つと判断されかねんが。
黄:冗談めかして言ってるけど、
 危険な兆候を見逃してるとも解釈できるんだよぉ。


【感性で処理するって必要なことだよ】
月:そもそもあれってどういう理屈なんだ。
  衝撃で感情と記憶が封印された状態とかだろうか。
黄:まず医学的に有り得るのか知らないんだよぉ。
月:脳に損傷があるなら、マジで放置しちゃマズい。
黄:発言自体は正論の範疇なんだけど、
 それで面白おかしく転がせる気がしないんだよぉ。

 昭和の児童アニメでは、こうなってしまった時にショック療法とか言ってもう一度打撃を加えるなんてことが良くありました。多分ですが、現代では無理でしょう。様式美の衰退は切ないですが、面白いかと言われると微妙なので仕方ないのかなとも思います。


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