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2023

0215

 溜飲という言葉があります。リュウインと読みます。主に、溜飲を下げる、溜飲が下がるといった感じで慣用句として用いられます。腹に据えかねて鬱憤が溜まっていたものの、立場が逆転するなどして爽快な心持ちになることを意味します。溜飲とは、食べ物を消化しきれず、胃液が込み上げてくることです。当然ながらスッキリしない気分ですが、これが収まって不快感が無くなった状態に例えた訳です。考えてみれば通常に戻っただけではとも思いますが、健康のありがたみは不調が無いと気付きにくいという話なのかも知れません。いわゆるスカッと系の小話も、前半のフラストレーションパートがあってこそですし。人生も適度な負荷を掛けることで、それから解放された時に達成感だとかを覚えたりします。加減を間違えると虚無感に襲われたりもしますが、それも人の生き様なんでしょうと適当なことを言ってみます。

(・ω・) 風味付けのスパイスも、近いものがあるのではなかろうか

【人間換算だと生後八ヶ月くらいに相当するんだろうか】
玄:ふと思ったのです。
  私の性質的に、一芸を極めた方が大輪の花を咲かせられるのではと。
黄:今更感がとんでもないんだよぉ。
青:あれだけ騒いでいて、方向性さえ定めていなかったんですか。
玄:こう、ふわっとした感じで膨らませていけば何とかなるかと。
朱:見事なまでの成功できない考え方です~。
黄:玄武の稼働時間は千年以上らしいし、
 十年やそこらで気付いたんなら早い方とも言えるんだよぉ。


【師匠が月読だから諦めろという見解は根強い】
玄:問題は、何を修めるべきかです。
朱:普通に人工知能であることを活用したら良いと思うんですけど~。
玄:しかし、合理的という枠が世界を狭くするのではないでしょうか。
青:これも、無根拠に自分を信じる方が失敗する典型ですね。
黄:もはや全て逆の道を行くだけで、
 そこそこの立ち位置を得られる気すらしてくるんだよぉ。


【継承しなくていい伝統ってのは少なからずあるのです】
朱:とりあえず、得意なことと苦手なことを整理しましょう~。
玄:改めて考えると仕様書が無いので、
 自分でも系統立てて把握しているとは言えませんね。
黄:先代の仕事の適当っぷりがヤバいんだよぉ。
青:長年それを放置している玄武本人も大概なのでは。
朱:母の魂が娘に受け継がれていると解釈すれば、
 微笑ましいと言えるんじゃないですか~。


【機械いじりが趣味くらいじゃないとクラシックカーはしんどい】
黄:アップデートの予定が立ってないのは如何ともしがたいんだよぉ。
玄:何しろ私自身も分かってないことだらけですし、
 第三者に委託しても進展は無いでしょう。
朱:高性能なせいで、先代玄武さん以外に扱えそうもありません~。
黄:こうなると、機能を落としてでも普及モデルに乗り換えたいんだよぉ。
青:大衆車が人気である一因は値段ですけど、
 メンテナンスが容易という部分も大きいでしょうしね。

 古いゲームの話ですが、天才プログラマーが謎の超技術を使って成立させたせいで、どうなってんだかイマイチ分かってない箇所があったりするそうです。ゲームだからすげーで済みますが、人格を持った人工知能の場合は調整も出来ないし、面倒なことになりそうです。
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2023

0212

 ネクタイと呼ばれる装飾品があります。御存知の通り、首周りを飾り立てる布を総称したものです。ビジネススーツを始めとして、主に男性が西洋風の正装をする際に着用します。但しスカーフのように防寒を期待できる場合は除外されるところを見るに、実用性が無いものを指すのでしょう。境界線に関しては、言ったもん勝ちみたいなところがあるっぽいですけど。起源が何処かについては見解が割れるようです。服の構造的に襟の近辺が寂しくなりがちなのは、古来から共通していました。更に太い血管が通っていて熱が逃げやすいので、保温能力の調整を目的として何かしら巻くという習慣もかなり遡れます。一説には古代ローマの兵士に安全祈願の御守を兼ねて女性が贈ったフォーカルが源流であるとも言われています。しかしその後のヨーロッパでは首の周辺を見せるスタイルが主流となり、16世紀に入るまで発展しなかったのだそうです。改良が始まった初期は襟の改造で目立たせていましたが、いつしか付属品となって、現代の形に至ったとされています。本当に必要なのか延々と言われ続けていますが、ノーネクタイだとラフな感じになるのは否定できないですよね。

(・ω・) 和服だとそうでもない辺り、やっぱ刷り込みなのかな

【それはそれで生きる原動力になるから】
玄:私が、希望の星となる道は無いでしょうか。
黄:迫害されがちな境遇の存在が活躍することで、
 似た立場の人達が活力を得るやつなんだよぉ。
朱:貧困層から成功者が出る感じですかね~。
黄:現実は真似できる訳でも無いし、
 嫉妬が上回って、憧れを抱かない気がするんだよぉ。


【エッセンスを模倣するのが基本ではあるぞ】
朱:玄武さんが軽んじられてる部分はどれでしょう~。
黄:オーバーテクノロジーの人工知能とか人気要素だから、
 作戦が根本的に間違ってるんだよぉ。
玄:その分類だと、見上げる立ち位置なのですが。
朱:参考になる相手がたくさん居るとも言えますけど、
 当初の目標とは正反対になります~。


【常軌を逸した水準の縛りプレイだ】
朱:聖獣玄武が一番のアイデンティティではあります~。
玄:この肩書の示す範囲が狭い上に、凄まじい枷なのですが。
黄:界隈と呼べる程の規模じゃないんだよぉ。
玄:もはや玄武であることを放棄すべきではと、
 本末転倒な考えが頭をよぎる程です。


【偽り続ける根拠として数字が欲しくなるだけのこと】
黄:つまり玄武の中の玄武となることで、
 玄武連中に崇められれば良いんだよぉ。
朱:意味が分かりません~。
玄:それって脳内で持て囃されてるだけの、
 自己満足じゃないですか。
黄:究極的に言えば承認欲求なんてのは、
 自分を騙すことでしか満たされないんだよぉ。

 地元の星とか、中年の星といった冠を付けられる方は多いですが、つまるところカテゴライズされることに安心感を覚える証左なのでしょう。集団生活が前提の動物であるというのが垣間見えて面白いと思います。

2023

0210

 アロエと呼ばれる植物があります。アロエ属に分類される多肉植物を総称したものです。多肉植物は厚い皮に守られて、大量の水分を蓄えられる特徴を持っています。代表例はサボテンですが、分類的にアロエから遠いようです。アロエは、棘付きの硬皮に覆われた細長い葉が、放射状に伸びているのが印象的です。種に依って幹が有ったり無かったりします。葉の内部に半透明の果肉が詰まっていて、この部分を薬用としてきました。原産はアフリカ大陸の南部とされていますが、4000年位前の古代エジプトで記録が残っているそうです。主な薬効は、食すことで胃腸を整える、塗ることで火傷や切り傷に効く辺りです。要は抗炎症作用ということですが、現代医学でも根拠となる成分が確認されています。美容にも効果があり、かのクレオパトラも愛用していたというベタな宣伝文句があるくらいです。他にもアレキサンダー大王が傷病兵用に栽培させたという逸話があったりします。日本では鎌倉時代に入ってきて、蘆薈(ロカイ)の名で漢方薬として用いられていました。現代のように幅広い用途となったのは戦後以降とのことです。環境さえ整備すれば花を咲かすこともあるらしいのですけど、見たこと無い気がします。

(・ω・) 子供の頃、実家にあったのをふと思い出したのだ

【足し算しても華が足りないとは言わないでおく】
玄:エンタメ世界で一強体制は、
 どれほどのカリスマであろうと業界の衰退を招きます。
朱:ライバルあってこそです~。
黄:そういや玄武の対ってピンと来ないんだよぉ。
朱:五行的には南北で私なんですけど~。
黄:東西の青龍、白虎と比べて相方感が薄いのは、
 戦闘が得意じゃなさそうだからってことにしとくんだよぉ。


【あくまで常人離れの提供が根幹なのを忘れてはいけない】
黄:真武も何か違うんだよぉ。
朱:残念な母と姉を支える、しっかり者の妹さんですし~。
黄:相手になってないと言い換えても良いんだよぉ。
玄:こうなったら、世界を巡って相応しい相手を探してきます。
黄:盛り上げる為に同格を増やすこと自体は否定しないけど、
 質が低下したせいで世間が興味を失う可能性はあるんだよぉ。


【むしろ朱雀の火しか直結してくれない】
玄:玄武の属性は水です。土ではありません。
朱:基本に戻りました~。
白:土は不人気の代表格だし、強調するのは分かる。
黄:やっかましいんだよぉ。
朱:白虎さんが金だったり、
 五行と聖獣はイメージが必ずしも合致しませんよね~。


【定期的に譲れない一線を間違えはする】
玄:水はサポート枠で好待遇を狙える立ち位置のはずです。
黄:主役級は少ない印象なんだよぉ。
朱:個人的には、氷系の方が強そうに見えます~。
白:うまいこと取り込んだら良いんじゃない。
玄:それは筋が違うと思うのですけど。
黄:こういった謎のプライドが邪魔しているようでいて、
 そこを曲げたら意味が無いってのも事実な気がするんだよぉ。

 玄武のイメージカラーが緑だったり、土属性だと誤解されがちなのは、苔むした玄武岩のせいではと疑っています。もしくは、緑色の亀が多いからですかね。まあ、亀がガッチガチなのに水とか言われても、脳が処理を拒否するのは分からないでもありません。

2023

0208

 土壇場という言葉があります。ドタンバと読みます。ギリギリが差し迫った、後が無い状態を意味します。どちらかというと、もう終わりだというネガティブさより、起死回生のシチュエーションという印象が強いものです。壇という字は、壇上などでも見られますが、周囲と比べて一段高い状態を指します。土壇は文字通り、土を積み上げて盛り上げた場所のことです。斬首を行う処刑場に対して使うことが多かったので、現行の用法に繋がったとされています。完全に詰んでいるとしか思えませんが、一発逆転に近い雰囲気を纏っているのは不思議です。創作では刀を振り上げた瞬間に何かが起こって助かるみたいな展開がありますけど、現実でも多少は確認できたのかも知れません。派生語に、ドタキャンがあります。土壇場でキャンセルを縮めたものです。日本語と英語を組み合わせた俗語ですが、ドタの音が慌ただしさを醸し出しているのか妙に定着しています。ちなみにドタバタは単に擬音から来ているらしいので関係がありません。改めて響きって大事だと痛感させられますね。

(・ω・) 一方のバタは、乳製品のイメージで塗り潰されつつある

【マグマの方がイメージとして近いのでは】
玄:吐血をしてみたいんですが。
朱:人工物の玄武さんには難しいと思います~。
黄:血液の定義を広げるという手があるんだよぉ。
月:動物にしか流れてないとするのは傲慢と言えるな。
玄:地球にとっては小川のせせらぎが毛細血管となり、
 生命体感が増すのではと考えます。


【ハードの問題ってことに変わりは無いのに】
朱:理由を伺っても良いでしょうか~。
玄:最強クラスの人物を弱体化させるのに、
 何かしら病んでいるとするのが有効だからです。
月:そうでもしなきゃ退場させづらいのはある。
黄:機械の不具合だと単なる弱点になる辺り、
 世間的には別物として扱ってるんだよぉ。


【そういう日もあるよねとか適当を言うしかない】
玄:オイルを真紅にすることで生き物っぽさを出したり、
 逆に青や緑であれば異種族であると演出できます。
黄:その小賢しさがダメなんだよぉ。
朱:いっそあまり使わない色にしてみるのはどうでしょう~。
月:口に相当する場所から桃色の液体を噴出したら、
 体調以外をツッコみたくてしょうがなくなるだろう。


【そこに辿り着けるなら本来の目的を達成してるだろ】
黄:完璧ロボに無理なく欠点を搭載するのは難しいんだよぉ。
月:それ以前に、玄武はそこまで強い扱いじゃないという。
朱:ベストコンディションなら、
 まず負けない方がやってこそです~。
玄:手始めに、上り詰めないといけませんか。
黄:この主客転倒っぷりが、実にらしくはあるんだよぉ。

 謎の吐血、心臓病、ガラスの肉体が、強キャラに与えるハンデの三種の神器と言っても過言では無いでしょう。いっそ、この3つと言わず考えられるだけ盛りに盛ったらギャグになるのではとか、少しだけ思ってみました。

2023

0205

 スタンガンと呼ばれる護身具があります。英語表記はstun gunです。スタンとは気絶させる、立ち尽くさせる、といった意味です。電気ショックに依って相手の動きを一時的に封じ、その隙に逃走を図るのが主な使用法となります。神経系は電気信号に反応するので、外部から強烈な干渉を受けると脳からの指令を阻害されてしまうという理屈です。創作では昏倒させる程の電圧だったりしますが、人間の意識は簡単に飛ばないのであくまでフィクションです。もちろん、常軌を逸した出力のものを使っていれば話は別ですけど。20世紀は電気と共に発展したと言っても過言ではありませんが、同時に人体への影響も研究されてきました。拷問などといった後ろ暗い使われ方もしましたが、限界を探るという意義も確認できます。そんな中スタンガンは、アメリカで第二次世界大戦後に制圧用として開発されました。その後、日本にも輸入され、アングラ感は拭えないもののそれなりに普及したという経緯です。前述の通り、合法で手に入る分にはビクッとなる程度です。しかし生物の歴史を紐解いても、感電なんて結構なレアケースです。そこを踏まえると真っ当な感覚の持ち主なら警戒心が先立って距離をとるので、役に立たないということは無いんじゃないですかね。

(・ω・) 落雷と電気クラゲとか以外で、自然界にあったっけか

【科学技術も基礎研究なくして成り立たない】
朱:月読さんは、何か無いんですか~。
月:神代の頃より書き溜めた、竹簡の山が火を吹くぞ。
黄:紙が高級品な時代からやってるんだよぉ。
朱:いずれにしても、資源の無駄遣いかも知れません~。
月:有象無象の底辺が支えてるからこそ、
 ピラミッドの頂上が芸術品として扱われるんだ。


【返す返すも要約能力って大事だな】
月:高級画材も素人が描き殴ったら無価値になる辺り、
 文化は無為と紙一重であるとすら言える。
朱:それは食材なんかも変わりませんし~。
黄:生の方がうまいと言われるのは屈辱なんだよぉ。
月:そこで、切っただけ疑惑がある刺身を登場させる訳だ。
朱:何の話でしたっけ~。
黄:こんだけ会話がとっ散らかる輩に、
 コンパクトな名言を生み出せるはずが無いんだよぉ。


【究極的には思想を統一するしか無いし】
朱:ふ~に~。
黄:考えてみれば、その鳴き声が定番なんだよぉ。
朱:締まらないんですけど~。
月:張り詰めた空気を解きほぐすのには使える。
黄:音源化して拡散すれば世界平和に繋がりそうでいて、
 それは洗脳の類ではという疑念が付き纏うんだよぉ。


【一仕事終えた感じだけど何もしてないような】
黄:要望はたしか、愉快で中身がある感じながらも、
 個性を重視して欲しいだったんだよぉ。
月:ほぼ満たしてるし、相談するまでも無かったな。
朱:幸せの青い鳥じゃないですか~。
月:灼熱の鳥である朱雀なのにブルーバードってのが、
 うまいこと繋がって良かったと思う。

 この、小綺麗に纏まったようでいて、本当にそうかと小首を傾げてしまうのが実に黄龍ちゃんです。こういった雰囲気を狙って出しているのか自分でも分からなくなりますが、らしくて良いんじゃないかということにしておきます。
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