アメリカ大統領選は、順当にオバマ候補の勝利が確定した模様です。さすがに、あの状況からは引っくり返らないものですか。しかし、ヒラリー氏といい、ペイリン氏と良い、女性がピエロになる展開でした。まあ、めげずに皆さん、頑張って下さい。
( ・ω・) これで、マケイン氏が負け犬になった訳ですね、把握しました
【政党政治の光と闇】
岬:物凄く根本的な質問になりますけど、政党って何の為にあると思います?
公:……ナンデスト?
岬:ですから、殆どの議会制国家で、
政党制が敷かれている理由についてです。
公:そりゃ……法案を通すには過半数が必要だけど、一人じゃどうしようもないから、
自分に近い政治家と同志になるんじゃないのか。
岬:一応、建前としては正しいですね。
本来、政党と言うのは、政策の方向性を明確に打ち出し、
それを支援する議員、団体で構成するものです。
有権者の方も、今後、国をどう作っていくかを考えて投票できますので、
民主主義として正しい姿勢と言えるでしょう。
公:何だか、含みがある言い方だな。
岬:では先輩。現在、何処の政党がこの国をどうしたいかを御存知ですか?
公:――ん?
岬:生活がどうとか、国民を守るとか、
キャッチコピーは実に曖昧なものが並んでますよね。
これは要約すると、明確な中身が無いので、
外面だけでも格好を付ける為の張子の虎です。
公:ぶっちゃけた!?
岬:残念な話ですが、日本の国会に於いて、政党政治は本来の意味を失い、
数を集める為だけの集団になっています。
一部、明確な政策を掲げて頑張ってるところもありますが、
弱小、ないしは泡沫政党なので、余り力はありません。
公:何と言うか……良いのか、それで。
岬:余り良くはありません。基本的に党員は党則と呼ばれる、
党のルールに縛られています。
例え自分が気に入らない法案であっても、
上からの命令であれば賛成票を投じなければならなかったり、
意思を反映出来なかったりします。
なので法案提出の前段階で党内が揉めたりして、
議会制政治自体が実に曖昧なものになったりします。
公:そもそも、でっかいとこだと、
政策が真っ向から違う奴らが同じ党に居たりするよな。
岬:はい。という訳で結局、有権者は政策で選ぶというよりは、
まだマシだと思える政党、利益を誘導してくれる政党へ入れることになってきます。
人気投票だと揶揄される一因ですね。
公:この国の投票率が今一つ伸びない理由が少し分かった気がする。
岬:実際、数さえ集まれば何でも良いので、有名人が立候補することも多々あります。
党幹部側も、おだてて木に登る無能の方が扱いやすいので、
『黙って票だけ集めてくれ』と思ってることでしょう。
公:俺……そろそろキレて良いか?
岬:ですが忘れないで下さい。どんな議員であっても、選んだのは有権者であり国民です。
多分に、その選出責任を持っているんですよ。
本当に、個人の好みだけで国政を任せて良いんですか?
他人の揚げ足取りしか出来ない方は、政治家としての資質を持っていますか?
立候補していない有名人を書くことが有意義ですか?
公:お、俺を問い詰めましても……未成年だし。
岬:何にしましても、政党政治というシステムは、当分、無くなりませんので、
中身を見た上で投票することを心掛けましょうね。
今項目の纏め:政党とは本来、政策の方向性で集団化するもの。但し現実的には、数を集めて有利な国会運営をするだけの集団となりつつある。
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