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 槍玉という言葉があります。ヤリダマと読みます。槍をお手玉の如く自在に操ること、ないしは人を槍で突き刺すことを意味します。宙に放り投げた球を串刺しにする鍛錬、或いは見世物がありますが、それを人間に見立ててると思うと物騒な言葉です。用法としては、槍玉に上がる、が最も多いでしょう。何かしら批判などを浴びる際、特定の個人や案件を特に、といった感じの意味合いです。やっぱりぶち抜かれたボールが晒されることを表現してのものだと思うと、肝が冷える思いがしますね。似た言葉に、矢面に立つというのもあります。こっちは客観より主観に近いものがありますが、非難の的になりがちな状況ということに変わりはありません。こうして見ると戦関連の用語というのはかなり残っていて、なんやかんや侍の国なんだなと思わされます。

(・ω・) ちなみに商人方面を取り上げた時は、そっちに寄った見解を述べるぞ

【学術的には淡々と事実だけ残してくれた方が良いのです】
茜:またしても面妖な夢を見たんだけど。
麗:いっそのこと記録しておけば、
 後世の方が面白おかしく扱ってくれるのでは無いでしょうか。
千:じゃあ、僕が書き記そうか。うまいこといけば名前が残りそうだし。
茜:下心満載だね。 
麗:或いはこの様に目立とうとして脚色を多分に盛り込み、
 結果として奇書と呼ばれるものが誕生するのかも知れません。


【気球どころかグライダーすら机上の空論な時代である】
茜:で、この大地が球形らしいって言われてるじゃない。
麗:航路や測量の結果から推察されていることですが、
 実際に確認した人は居ないですよね。
茜:それが、外側から見た絵が出回ってるって話なのよ。
千:視点が物凄く高ければ可能っちゃ可能なのかな。
麗:山に登るだけで息が続きにくくなるのに、
 どのようにしてという部分が気に掛かります。


【昼間が明るいのは空気の乱反射に依るところが大きい】
茜:不思議に思うだろうけど、天に上がれば上がるほど暗くなるのよ。
千:太陽に近付くのに?
茜:あと、温度もドンドン下がっていくのね。
麗:それは高地でもそうですから感覚的に同意できますが。
千:夜みたいになるってのは理解不能だ。
茜:私も全く分からないんだけど、
 下に広がる光景があまりに綺麗だからどうでも良いのかなって。


【序盤に魔王が襲ってくるような理不尽難易度な気もする】
茜:まあ、そんな技術がまかり通る世界でも、
 領土で揉めたりの争いごとは絶えないっぽかった。
麗:微妙に切ない方向に進みました。
千:泰平がどれほど難しいか思い知らされるよ。
麗:混沌を第一とする茜さんに仕えている私達が言うことでも有りませんが。
茜:あくまで、私を乗り越えられるくらいの器量が無いと、
 真の国造りは出来ないってだけのことだから。
千:その末に焼け野原と化してもやむを得ないと考えてるのが、
 ありきたりな試練とは違うところなんだよなぁ。

 未来というか、二十一世紀の夢シリーズは早くもネタ切れ感に満ちていて今後書くことは無いんじゃないかと思います。数年と言わず、一年も経てば記憶が曖昧になって被ってしまう自分がヤバいとは感じているのですけどね。
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