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2020

1016

 塩と呼ばれるものがあります。シオと読みたくなるでしょうが、今回はエンの話です。紛らわしいですが英語でもsaltなので直訳っぽいです。むしろ読み方が違うだけ、別物であることを強調したい足掻きを感じなくもありません。定義を大雑把に言うと、陽イオンと陰イオンが結びついて生じる水以外の化合物です。塩酸を水酸化ナトリウムで中和させると塩化ナトリウム水溶液が出来るという実験は耳にしたことがあるでしょう。塩化ナトリウムというと食塩の主成分ですが、あまりにも代表的すぎるが故に混同されがちな命名をされたかと思うと複雑な気持ちになります。新しい言葉を作ったらと考えてしまうのですが、慣習を変えるのには物凄いエネルギーを要するので放置されていると推察されます。業界人は文脈で分かるでしょうし、それ以外の人は興味ないだけの気もしますけど。私のように中途半端な立ち位置の人間だけが引っ掛かると考えると、現状維持で良いのかも知れません。

(・ω・) 塩基は塩基で、塩とは違うのに漢字が被るのは何故だろう

【現代にも残る御所近辺至上主義論】
岬:昨晩なぁ、けったいな夢を見たんですわぁ。
綾:上方っぽい発音ですが、都人に嫌味を言われそうな完成度ですわ。
岬:あっちはあっちで私達の様なのを田舎者と見下してますし、
 煽るくらいで丁度良いと思いませんか。
結:非生産的な発想に関してはそれなりのものがある。
海:これで官位持ちだというのだから、世が乱れるのも致し方なしか。


【一俵が六十キロだから六トンで現実味のある数字だな】
岬:それでですね、そこでは牛馬の類が少な過ぎることに気付いたんですよ。
舞:労働力が足りなくなりそうだが。
結:もしや皆が力持ちで必要無いということか。
岬:いえ、巨大な鉄で出来た車が、
 米俵の百個くらいなら平気で運んでしまうんです。
海:おっとろしい話どすえ。
結:思わず行ったこともない京的な言葉が漏れる程度には度肝を抜かれた。


【後に戦車と呼ばれむしろ歩兵を蹂躙することはまだ誰も知らない】
綾:それ程の馬力があるのでしたら、
 戦場に投入して騎馬隊を蹴散らしたいですわね。
海:家老殿は怖いことを平然と言うな。
舞:たしかにあの突進力は厄介ではあるが。
結:山が多い我らの土地では、そこまでの脅威でも無いであろうに。
綾:対処法が乏しい状態が常となるのが納得いかないだけですの。


【綾女が手綱を握ってないと口車に乗って寝返りそう】
岬:そういえば速度も中々のものでした。
  尾張から堺までくらいなら、ものの数刻で着くみたいですよ。
舞:それは本当に人が操っているのだろうか。
海:妖術か物の怪の仕業と言われた方が腑に落ちる。
綾:種子島にしても、出回り始めた頃は似た風評でしたわ。
結:たしかにと納得してしまった辺り、我らの単純さが伺えるな。

 しかしエキセントリック的な意味の日本語って、たくさんあるものです。それほどに、少しズレたということには敏感なのが人という生き物なのですかね。
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