シルエットという単語があります。フランス語の、silhouetteに由来するものです。意味としては、主要な輪郭の中を黒く塗り潰した写真や絵の類が第一に来ます。狭義では、横顔の肖像画を強く意味します。光を当てて投影された暗部、いわゆる影絵に対して用いることもあります。語源はなんと、個人の名前です。18世紀のフランスで財政担当大臣であった、エティエンヌ・ド・シルエット氏が元とされています。戦争に依る財政難もあって、彼は倹約政策を推し進めました。その一つに、絵画は安上がりな切り絵を主流にしろ、なんなら絵の具も金が掛かるから黒一色で、というのがあったとされています。これが脚色されたものなのかは定かでありませんが、シルエットという言葉がお手頃価格というニュアンスでも使われたのは事実なようです。ちなみにシルエット氏は当然の如く特権階級に嫌われ、僅か8ヶ月で退任を余儀なくされたのだとか。そんな短い間に歴史に名を残すなんて逆に凄いとも言えますが、改革の難しさも感じ入ってしまいます。後に、シルエット氏こそ形だけで中身の無い人物という評も出てきたようですが、体制に依存する貴族達もどうなんだろうと思わなくもありませんよ。 (・ω・) 所詮、浮世など陽炎のように実体が乏しいものじゃ 【通してみるとメリハリよりツギハギ感が勝りかねないし】 玄:予告状の、第二弾が届きました。 マ:一回で終わりちゃうんか! 玄:まとめれば良い要件を分割するのは、 仕事が出来ない証拠とも言いますけど。 マ:もったいつけるんが、ええ引きになることもあるで。 玄:それで冷めて興味を失うパターンもありますから、 使い所が難しそうではあります。 【警察が暇に越したことは無い理論に通じるものがある】 玄:要約すると、三日後の正午、美術館のティアラを盗むんだそうです。 マ:最初からそう言いや。 玄:こうやって食い付いている時点で、術中という感じもするんですが。 マ:中途半端にお預けされてもた犬の気持ちやで。 玄:探偵って、犯罪者かそれに準ずる存在が居ないと成り立ちませんから、 どちらが主従の主であるかは明確な気もしますけどね。 【元が悪魔だからその手のことには詳しいぞ】 マ:問題は、これがどんだけバラ撒かれてるかやな。 玄:私達のところに来ていることを考えると、 近隣の探偵と名が付く事務所全てと考えるのが妥当では。 マ:開業数ヶ月で実績ゼロやし、 ランキング形式やったら最下層どころか論外扱いされるで。 玄:そういう風に考えると、悪事を働く方が意外にマメだという、 マモンさんの理屈を裏付けるものとも言えます。 【それで信用して貰えるかはまた別の話なんだけど】 マ:書いたやつに繋がるヒントみたいなんはあらへんのかい。 玄:それを洞察するのが探偵の見せ場では。 マ:多分やけど、自己顕示欲が強いナルシストやな。 もしくは、怪盗とはこうあるべきやいう固定観念に囚われてるで。 後先考えずに行動するタイプなパターンも有り得るかもなぁ。 玄:可能性を潰していくのはズルくありませんか。 マ:結果が出てから当たったとこだけ強調するんは、誰もがやっとることや。 元々、このエピソードは1話の後半で収めるつもりでした。しかし収集が付かなくなってきたので2話丸々ということになりそうなのですが、これはこれでどうなることやら感がマシマシですよ。 PR |
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