いきなり秋めいてるってレベルじゃねーぞ。といった感じで涼しすぎます。誰だ、気候管理してる奴。仕事適当すぎやしませんかね。
『やべぇww 暑さスイッチ切るの忘れてたwww 面倒だから軽く冬スイッチ入れとこうwww』って感じです。
( ・ω・) 何も彼岸きっちりに、思い出すこともないじゃない
「じゃあ、あの僧侶は?」
「アクアさん?」
「そう。あの無駄に色気を振り撒いてる、煩悩刺激型破戒僧」
な、何だかさっきから性格が変わりまくってませんか。或いは、ようやく疲れが抜けて目が覚めたのかな。
「アクアさん、ねぇ。うん、まあ、美人だし、色気も多いから、最初はすっごくドギマギしたけど、今はすっかり、近所の美形だけど変わり者のお嬢さんを見る道楽爺さんみたいな感じになってます」
あれ、僕、何を言っちゃってるんだろうか。
「その、アクアって言うのは誰?」
ああそうか。クリスさんは、アクアさんを知らないのか。
「僕の仲間の僧侶です。年齢は多分、クリスさんと同じくらいで、性格という意味では、凄く独特です」
あの人の特徴を簡潔に伝えるに辺り、人間面での解釈を外せないというのは、理解して貰いたいところだと思う。
「美人で、色気があるって話だけど」
「そこって、重要なんですか?」
第一印象として心に残るっていうのは間違いないけど、こう長いこと付き合ってると、そこの部分は割とどうでもよくなってきた。
「私よりも?」
「……」
ん?
「ソコは、そんなに重要な話ナノでしょーか」
うわ。トーマスさん並に、滑舌が酷いことになってるし。
「ふふ、冗談よ。お姉さんの自慢話に、ちょっと嫉妬してみただけだから」
「は、はぁ」
どこの世でも、女の嫉妬は国さえ滅ぼす。今の言葉を額面通り受け取る気はないけど、気には留めておこう。将来、気付かない内に憎愛劇の中心に居て、良く分からない理由で刺されたりするのは御免だからね。
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