2016
スピンオフには、大まかに言って二種類が存在します。元の世界観やキャラクターを流用するものの、ほぼ独立して読めるものが一つ。もう一つは元ネタがガッツリ食い込んで、そっちの作品を知らないとあまり楽しめないものです。どちらが良い悪いではなく、需要の問題でしょうね。製作者側が好き勝手やる為に間借りしてるパターンも結構ありそうですけども。前者は、元ネタを超えるヒット作となる可能性を秘めていますが、逆に原典が足枷となるリスクもあります。後者は逆に、ある程度安定した受けを計算できますが、それ以上は期待できません。野球で言うと、当たればでかいけど滅多に当たらないスラッガーと、コツコツ当てるのはうまいけど長打はレアな巧打者みたいなものですかね。どちらもチームには必要です。新作が出る度、世界観がリセットされるのに、何故かナンバリングが付けられるゲームソフトも、この類では無いでしょうか。駄作が続くと、遺産の食い荒らしと批判される辺り、リスクを孕んでいます。オリジナルの完全新作でのヒット作があんまし出てこないところを見るに、業界の閉塞感を覚えないでもありません。市場がでかくなってしまった以上、色々と守りに入ってしまうのも、人の心理としては致し方ないのやも知れませんね。
(・ω・) 結局、スピンオフが内輪向け前提であるのは事実だからなぁ
【市町村長アンケート並の気安さで】
公:大名辞めたい。
遊:ついに、その領域に突入したか。
私調べで恐縮だが、小大名も含めて二百名以上に聞き取りを行ったところ、
実に八割以上が、しがらみが無ければ隠居したいと答えている。
公:その諜報力に驚きかけたが、絶対に捏造だと確信できる。
莉:隣国の大名すら謁見に凄い手間が掛かって、腹の探り合いになるもんね。
【元々の家臣が茜と千織しか居なかった時点で察してやれ】
遊:で、何でそんなこと言い出したんだ。
公:裸一貫からここまで上り詰めたものの、所詮は砂上の楼閣。
崩れ落ちる前に、逃げ出せないものかなぁと。
遊:お前、代々の大名じゃなかったのか。
公:側近級の部下がそんなことも把握してなかったとか、
これだけで本格的に落ち込む案件じゃなかろうか。
【岬に言われたのなら心象が大分違いそう】
公:いや、小さな商家の生まれなんだが、『オラ、こんな生活嫌だ』って、
どこにでもある家の飛び出し方をして、気付いたらこんな感じに。
遊:地味に、凄い出世の仕方だな。
莉:さすがは戦国時代、夢があるよね。
遊:ここに至るまでには色々苦労もあっただろうに、
それも投げ出したいとか、何たる不遜か。
結局のところ、どんな仕事をしていようと、それなりに大変なんだぞ。
公:すげーまともに諭されたけど、相手が遊那なせいで心に全く響かない。
【有能だから後継ぎに任せきれないだけの気もするけど】
公:ぶっちゃけた話、辞める方が面倒そうだから、頑張るけどさ。
莉:完全に、疲れきった中年の雇われ人だね。
遊:円満に後継者に委譲できる例は稀で、大体は死ぬまで現役だからな。
と言うか、戦死や病死で、結果的に権力が移る例の方が多い。
公:それも思い込みで言ってるような匂いがするけど、
有名大名を思い起こしてみると、本当にその手に話ぱっかりだ。
さりげに、どういう経緯で大名になったかという設定は抜け落ちていました。まあ、年2、3話しか進まないので、何を書いたのかすら曖昧だということに関しては、深く考えない方向でいきましょう。
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