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 沽券と呼ばれるものがあります。コケンと読みます。現代日本語で用いる場合は、沽券に関わる、という慣用句としてが多いでしょう。対外的に面目が立たないや、自尊心が傷付く為に憚られるといった感じで使われます。沽券の元を辿ると、江戸時代に土地や家屋などを売買した際の証明書に行き着きます。沽には売却の意があり、取引記録みたいな熟語です。売券や沽却状という異称もあるようですけど、あまり知られていない感があります。時代が下るにつれて、不動産の価値そのものも意味に加わります。更に転じて、人を含む値打ちや体面などといった使われ方もしていって、今に至るという訳です。とまあ、単語自体は知名度が低くないんでしょうけど、本来の意味は初めて聞いたという方が少なくない気がします。かくいう私も、なんだこの言葉と思って調べましたし。沽という漢字だって日常会話で他に使い所があるんでしょうか。売で済むからまあ良いかで廃れたと考えると、生存競争って過酷だなとも言えます。さんずいに古でどうしてこんなニュアンスになったんだとか疑問が尽きない辺り、言語の奥深さは尋常じゃないと言わざるを得ません。

(・ω・) 検索したら、歴史用語に沽酒の禁というのがあったよ

【野生児だったらそれはそれで参考にならないのはある】
朱:昨今の若者は、科学技術が発達したこともあって、
 身体能力が低下していると伺いました~。
玄:由々しき事態です。
黄:この時点で、ツッコミどころが飽和してるんだよぉ。
白:貧弱の代名詞たる朱雀と、
 電機工学の結晶である玄武が言うことじゃない。
玄:当事者って、そういった機微に疎くなりがちですよね。


【自重を繰り返したら誰も挑戦しなくなるからな】
黄:つまり、四神として若手の朱雀と玄武が、
 どれだけ運動できるかテストしろと解釈したんだよぉ。
朱:もしや、余計なことを口走ったんでしょうか~。
白:後先を考えずに行動するところがあると思う。
玄:ネコ科である白虎さんの発言としてどうなんでしょう。
黄:こうやって己を客観的に見られないからこそ、
 世間は正常に回ってるとも言えるんだよぉ。


【刃物を使わずに日々を送っている者だけが批判しなさい】
白:いつだったか、落花生の殻を割れなくて苦闘してたのは憶えてる。
玄:日常生活に支障をきたす水準なのでは。
朱:ペンチとかを使えば済みますし~。
黄:自然が生み出したと言える聖獣が、
 人間の知恵に頼るのもどうなんだよぉ。
白:易きに流れるは生物の常だし、それも自分に突き刺さる意見なんじゃない。


【超覚醒した主人公なんかは良く制御してるよな】
黄:ともあれ比較対象として、白虎にも参加してもらうんだよぉ。
朱:黄龍さんはやらないんですか~。
黄:年寄りに無理させるんじゃないんだよぉ。
玄:肉体的には、寝てるだけで強くなる一方と聞いていますが。
白:むしろ黄龍こそ、出力を間違えない為に検査すべきなんじゃ。
黄:別に一年やそこらで爆発的に強化される訳じゃないし、
 加減を誤って大切なものを壊すとかいう展開にはならないんだよぉ。

 昭和の児童誌には、大解剖と銘打ってヒーローやロボットなんかの能力解説コーナーが載りがちでした。朱雀でやると、あまりに残念すぎて逆に見栄えがするのではと考えなくもありません。
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