2010
何でも、鳩山前総理が、『次の衆議院選、出ないって言ったけど、やっぱもう一度考えてみるよ』って言ったとか何とか。
さすが鳩山さんや。自分が言ったことは何一つ守らない。小泉元総理が人気あったのは、言ったことを基本的に履行したからなのに、まるで学習していないぜ。
( ・ω・) いや、人から学ぶ程の知性があれば、あんな総理っぷりは晒さないんだけどさ
「経済学的に言うのであらば、国家がその価値を認定しているから、ですわね」
「そうさ。今、この世界の通貨は世界に覇を唱えていた頃のアリアハンが使っていたものをそのまま引継ぎ、各国の責任で鋳造されている。普段は余り気に掛けちゃいないだろうが、厳密に言えば、アリアハン・ゴールド、ロマリア・ゴールド、イシス・ゴールド、ポルトガ・ゴールド、エジンベア・ゴールド、サマンオサ・ゴールドの六種で流通の九割以上を網羅している。一応、ランシールやダーマ、バハラタ、ジパングなんかでも造られてないこともないんだがね。世界各国、等価で使える六種のゴールドに比べると、どうしても地域が限定されて、価値が低いってのが現状さね」
さて、何で僕は、今日も今日とてお金にまつわる話を聞いているんでしょうか。
「金塊を溶かして鋳造されてる高額貨幣なんかはともかく、普段の生活で使う小銭なんか、金属としての価値は微々たるもんさ。それが立派に貨幣として使えるのは、他ならぬ六大大国が作って保証してるものだからさ。何の後ろ盾も無いお前らがそこらの石コロを金だと言い張っても、飯は食えないだろう?」
「小さい頃なら、一回くらいは妄想するけどねー」
多分、それはシスだけだと思う。
「逆に言えば、この金の価値を六つの国家で安定させるってのは大変な作業なのさ。例えば、王侯貴族の放蕩で財政が傾いたりすると、国家の信頼が下がって、貨幣の価値も下がる。そうすると逆に物の価値が上がって、庶民の生活は苦しくなる訳さ」
「歴史的に、そういう時期もあったらしいですね」