その昔、新作というか、セネレのスピンオフというか、よく分からない立ち位置の作品を構想したことがあります。舞台は近未来で、国会に対して高校生が発言権を持てるようになり、その代表枠を争う為に全国の論客達と舌戦を繰り広げる展開です。主人公は茜の息子で、選挙参謀枠になります。母譲りの才能を持ち合わせていながら、世の中に対してどこか冷めていて、政治と選挙に対して自分の力なんかちっぽけに過ぎないと考えています。セネレは基本、性悪論者ばかりで意見が偏るので、ヒロイン枠の校代表は性善論者にしてやろうかと思っていました。あ、これ綺麗事ばかり言うヒロインに、主人公が溜め息を吐きながら後始末をするパターンだなと、勘のいい方ならお気付きいただけるかと思います。 と、何か文面だけ見れば結構面白そうな感じもありますが、どうにもいい感じでまとまるイメージが湧きませんでした。とりあえずの短編すら書かれなかったことで、お察し下さい。具体的にどのような形で発言権を持つのかとか、それで何をしたいのかという、話の根本に関わる部分が盛り上がりそうもないのが原因かも知れません。現実の国会議員を見て貰えば分かると思いますが、基本的にアホだらけなので、アホに描くと逆に生々しいというか。でもあまり強キャラにしてしまうと、年齢の分、主人公勢の勝ち方に違和感がバリバリと出てしまいますし。ん? 師匠格の国会議員が無双する展開なら案外イケるのかしら。まあその場合、主人公がカッコ笑いを付けられてしまう諸刃の刃なのですが。 (・ω・) 三十年後の完成形公康が師匠だとしたら、純コメディの罠からは逃れられないな 【傲慢に含まれてるような気もするけど】 黄:傲慢、憤怒、嫉妬、怠惰、強欲、暴食、色欲、なんだよぉ。 月:七つの大罪がどうした。 朱:前に月読さん、これを大体網羅してるって言いましたよね~。 月:言ったような、言わなかったような? 黄:この際、発言や行動に責任を持たない厚顔も加えるべきではないかと、 ちょっとばかり考えてしまったんだよぉ。 【何故か小鳥が上から目線】 朱:この中で~、月読さんが一番強く持ってるのはどれかという話になりまして~。 月:すっげー話題だな。 黄:暇人ナメんな、なんだよぉ。 月:そんな貴様に、怠惰の称号をなすりつけてくれる。 黄:それだけは、絶対に月読に負けてない自信があるんだよぉ。 朱:どっちもどっちってことで、いいんじゃないですかね~。 【テスト期間の部屋掃除理論は偉大なり】 月:ほとんど使わない客間が物置と化して、 掘り起こせば千年単位の文化財が出てくる黄龍に言われたくない。 黄:『寝なくちゃいけない時に見るアニメほど楽しいものはない』 とか言い出す輩は、お話にすらならないんだよぉ。 朱:こうしてみると、月読さんの方が大分、下なのかも知れませんね~。 【ノブレスオブリージュとかいう虚像】 朱:とりあえず、怠惰は有力候補ってことでいいですね~。 黄:肩書と収入源があるといっても、二千年ほとんど働いてないのは凄いんだよぉ。 月:人間社会の形成とは、搾取階級が構築される過程のこと。ここ、テストに出るからな。 黄:ものの見方が偏り過ぎなんだよぉ。 朱:本来、上に行くほど責任は重くなるものなんじゃないですか~。 月:そんなもの、貴族が庶民に対して行うアッピールに過ぎん! 黄:たしかに、『仕事つれー、俺の仕事つれーわ』って訳されると、 あながち間違ってないとも思えてしまうんだよぉ。 視点を変えれば、ギリシャ人のあの怠惰っぷりも人間社会の縮図と言えるのやも知れません。他人事だから言えることですが。 PR |
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