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 蛇足という言葉があります。御存知の通り、『一番早く蛇の絵を書いた奴が酒を飲めることにしよう』という競争で、最初に書き上げた男が、『俺なんか更に足まで書いちゃうもんね』と調子に乗ったが為、『足の生えた蛇なんぞ居る訳ねーだろ』と酒を没収されてしまう故事に由来して、余計なことはするもんじゃないという意味で使われます。中国の伝説では、蝮が長生きすると足がニョキニョキ生えてきて、最終的には龍になったような気もしますが、いいんでしょうか。
 一方で、藪蛇という言葉があります。藪をつついて蛇を出すを略したもので、やらなくていいことをやってしまい、痛い目を見るという意味で使われます。つまり、蛇足と大して変わらない感じなのです。何故、どちらも蛇が用いられるのでしょうか。中国人は、蛇に対して何か恨みつらみのようなものがあるのかも知れません。それが転じて、祭りあげてしまえと龍の伝説を作ったと考えれば、辻褄は合いますね。

(・ω・) 凄い適当なことを書いてるなという、自覚くらいはあるのさ

【目の前に肉をぶら下げて我慢できる猫は居ない】
マ:ここんとこな、人間も疑い深うなったんか、あんまし悪魔の取引せーへんのや。
黄:そりゃ、あれだけ悪評を振りまけば当然とも言える帰結なんだよぉ。
朱:詐欺で騙すコツは、お得感を錯覚させることらしいですよ~。
マ:そないゆうてもな。欲に溺れて勝手に自爆するんは、基本、あっちの方やで。
黄:落とし穴を掘っておきながら、嵌ったのは注意力不足のせいみたいな言い分、
 世間はそれを逆ギレに分類するんだよぉ。


【神ではなく悪魔が試練を与えるのか】
マ:ちゅうても、営業努力を怠るんは只の逃避やからな。
  色々と、考えてはいるんやで。
黄:別に、閉店しても誰も困らないと思うんだよぉ。
マ:ウチらに転がされるようなんがおらんようになる、
 それこそが、人間の完成形という考え方もあるんちゃうか。
黄:まず、この圧倒的詭弁力に対する攻略法を見付けないことには、
 人はまだまだ、人の皮を破れないのではなかろうか、なんだよぉ。


【死ぬまで絶対減らないのが話の肝】
マ:一つの案としてはやな。願いのランクを決めて、
 ポイント制で叶えたるっちゅうやつや。
朱:どういうことですか~?
マ:例えば大金持ちになりたいんやったら、三十ポイントやな。
  九十九ポイントまでは無償で引き換えたるでー。
朱:百ポイントを超えたら、死後に魂を取られるんですね~。
黄:いや、一度でも味をしめたら、とめどなく望みが溢れ出てくる訳で、
 むしろシステムとして、悪魔度が上昇してるんだよぉ。


【ちょっとやそっとで解約できると思うなよ】
マ:事前に、包み隠さず全情報を与えとるのに、何が不満やねん。
黄:この悪魔め、なんだよぉ。
朱:こう細々と設定されてると、ちょっとくらいはいいかって思っちゃいますよね~。
黄:未成年の契約は、いつでも無かったことに出来るんだよぉ。
マ:その嬢ちゃん、五千歳超えとるんやろ。子供っちゅうんは、無理あらへんか。
黄:この様に、一見すると明朗会計な様であっても、
 蓋を開けてみれば携帯電話みたいに、ガチガチに縛られてるものなんだよぉ。

 この悪魔の取引、ポイント制システムは、短編連作として何か使えるのでは思いつつ、構成力が物凄く必要なのではと、ちょっと踏みとどまってみたりもします。
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