品種改良を試みる猛者は居ないのかしら

　ドリアンと呼ばれる植物があります。アオイ科ドリアン属の樹木を総称したものです。巨大な果実をつける種がほとんどで、こちらも同名で呼ばれます。その風味は強烈で、臭気は果物の中でトップクラスです。同時にねっとりした食感と甘味の虜になる方も多く、フルーツの王様やフルーツの魔王などといった異名を持っています。原産はインドからマレーシア周辺で、現地では有史以前から食されていたようです。栄養価は高いものの、食べ過ぎると健康を害することもあります。また酒との相性が最悪で、経験則で同時に食してはいけないとされてきました。現代科学でも完全には解明されていないのですが、エタノールの分解を阻害する働きをして急性アルコール中毒を誘発しやすいという解釈が知られています。他にも東南アジア以外では栽培がほぼ不可能だったりします。高温多湿が必要っぽいのですが、沖縄でさえ不適というワガママっぷりです。世には人間の手で世界に広まる生物とそうでない生物が居る。当たり前のことですが、生命とは自然なくして存在し得ないのですよ。

(・ω・)　ちなみに１５ｍ以上の高木だからハウス栽培も無理

【ミステリ世界の警察が無能みたいなものだろ】
玄：先代は学校がテロリストに襲われた時、
　どういった対処をしますか。
黄：良く聞くけど謎の想定なんだよぉ。
亜：木端学生を制圧してどうするのさ。
玄：良家の子女であれば或いは。
黄：他にも特殊組織の訓練生とかあるけど、
　いずれにしてもセキュリティはどうなってんだよぉ。


【新作兵器の実験台とか言って欲しかった】
亜：とりあえず指揮系統を把握して、
　上から順に抹殺かなぁ。
朱：力技で来ました～。
玄：科学の使徒である自覚は何処に。
亜：聖獣パワーの方が手っ取り早いじゃん。
玄：全くもって正論ではあるのですけど、
　この釈然としない気持ちはなんでしょう。


【優先順位を勘違いしてはいけない】
亜：正体バレしたくないから、
　誤魔化さないといけない方が難題だと思う。
玄：そこで研究が活きる訳ですね。
朱：何で必死なんですか～。
玄：私の存在意義に関わる気がしまして。
黄：非常時に頼られないのは遣る瀬無いけど、
　解決するなら何でも良いんだよぉ。


【社会通念なんて時代と共に変わっていく】
亜：いっそ広範囲記憶改竄装置でも使おうかな。
　　目的を忘れさせれば被害出さずに済むでしょ。
玄：合理的です。
朱：倫理的にはマズい気がします～。
亜：生徒側のトラウマも消せるのに何の不満が。
黄：論理的に言い返せないのは、
　技術が常軌を逸してるせいにしておくんだよぉ。

　日本のヒーロー作品は御近所トラブルが多いせいか、悪の組織は無辜の民に危害を加えると考えがちです。しかし目的があるなら無差別なんて非効率的なことをする訳ないのでありまして。ただチンピラはそんなことを考える頭が無いので、統率度合に依るんですけどね。