2022
筑前煮と呼ばれる惣菜があります。チクゼンニと読みます。筑前とは旧国名で、現代の福岡県北西部に相当します。鶏肉、蒟蒻、蓮根、人参、牛蒡などを角状に切り揃え、醤油、酒、味醂辺りを用いて甘辛く煮詰める調理法が一般的です。国内の有名煮物ランキングを作るとしたら、上位に食い込んでくるであろう知名度を持っています。元々はすっぽんを使って『がめ煮』と呼ばれていたらしいのですが、数百年の間に形が変わっていったようです。他に地名を冠したものというと、佃煮が挙げられます。江戸佃島で生まれたとされていて、今は東京都中央区に所属している場所です。材料は幅広く、昆布、小魚、あさり、鰹節、キノコ、キュウリと、何でもいけます。醤油、酒、味醂、砂糖等を使う点は共通していますが、こちらの方が味付けは濃いでしょう。単独で食べるより、御飯のお供という面が強くなっています。佃煮は江戸を開発する初期段階で、漁師を移住させたことに端を発しています。幕府に納めた後に残った雑魚を保存食として加工したのが始まりでした。初めは塩だけで作ったとのことなので、シンプルな味わいだったでしょう。このように、土地の名が付いた料理は数多くあります。しかし今後増えていくかと言われると怪しい辺り、郷土料理というのは消えゆく運命なんですかね。
(・ω・) 流通が発達しすぎて、その地ならではってのが減ってるもんな
【或いは早い内に割り切ってしまうかだな】
月:うちのゼミに所属する学生は人身御供扱いだと聞いた。
黄:何処もそうかは知らんけど、
この学科は毎年一人は割り振らないといけないんだよぉ。
月:大抵はやる気が無かったり、当日休んだやつになるそうだ。
黄:クラス委員を押し付けるのから進歩してないんだよぉ。
月:社会に出ても面倒事は下っ端に回っていくんだから、
避けられる立ち位置になるべきではある。
【土壌を育てたとして晒される未来しか見えない】
月:だが稀に、私の研究に感銘して志望してくるのも居るぞ。
黄:感性か理解力の、いずれかがぶっ壊れてるんだよぉ。
月:会話を成立させるのが困難なことは否定しない。
黄:もしかしたら人類史に足跡を残すくらいの大物かも知れないんだよぉ。
月:そん時は全力で師匠面をしようと思う。
黄:逆に悪い方だったら責任を追求されかねないから、
予防線的なものは用意しておいた方が良いんだよぉ。
【一生を賭して結論を出すべき課題とでも言っておけ】
月:一般論として、研究室に居る間は丁稚みたいなもんだ。
黄:少しは歯に衣を着せるんだよぉ。
月:金を払って勉強させて頂くって、職人界隈を笑えないよな。
黄:学問で身を立てるって難儀なことなんだよぉ。
月:たまに、勉学にそれほどの価値があるのかと疑問を抱いたりもする。
黄:なんか超一流っぽい自問自答に聞こえるけど、
ダラダラと続けてきた結果、遅ればせながら考えてるだけなんだよぉ。
【汚職政治家が不透明なシステムが悪いとか口走ったら腹立つよね】
月:才能ある若者は国費を使ってでも育てるべきなんだろうが、
現実は私みたいなのが貴重な教授枠を食い潰しているという。
黄:そんなことはないとは言ってやらないんだよぉ。
月:何にリソースを注ぎ込むかの基準が雑だからこうなる。
歴史的に見ても、それが原因で衰退してるというのに。
黄:言ってることは正論の部類なんだろうけど、
誤りの象徴が発言してるせいで釈然としないんだよぉ。
この書き方だと、月読は少なくても十年は教授をやってる感じが出てくるんですが、実際どうなんでしょう。とはいえ永遠の若手ポジションなのは変わらないんですから、大した問題では無いんですかね。
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