冥利という言葉があります。ミョウリと読みます。冥利に尽きるという用法が最も多いでしょう。特定の状況下で最高に幸せであることを意味します。これは良く知られていると思われます。しかし冥利そのものが何なのかを即答できる方は少ないのでは無いでしょうか。辞書を引いてみると、仏や菩薩が人知れず与えてくれる利益、とあります。冥という漢字を見ると、冥界だとか、冥福だとか、死後の世界を連想しがちです。ですが人知を超えた神仏の力という意味合いもあるのだそうです。立場が自分の力だけではなく、天意の類に与えられるという考え方から成立した言い回しなのでしょう。現代日本語でも、自力だけでの達成というよりは、幸運にも恵まれてというニュアンスが含まれている感じがあります。日本人は無宗教だと良く言われますが、日常への浸透っぷりは中々のもので、意識してないだけな部分があると思うのですよ。 (・ω・) むしろ表に出てくる宗教がカルトとか集金装置と化してる傾向が 【最先端物理学を解するのに努力が必要なのに似てるやも】 茜:奇天烈な夢を見たのよね。 麗:茜さん以上に奇妙な方など、そうは居ないと思いますが。 千:つまり、僕達から見ると割と普通の話かも知れないってことか。 茜:逆の逆は正っていう人も居るけど、 実際は想像以上にとんでもない方向へ行っちゃうものだよ。 千:その理屈だと、真っ当な人じゃ理解が及ばない恐れがありそうだ。 【声出しが評価に含まれる部活動感が出てきた】 千:で、どういった内容だったんです。 茜:多分、評定の場で国の指針について話し合ってるんだと思うんだけど、 とにかく口ばかりが先行して、具体的に決まることが少なすぎるのね。 麗:それで政が成り立つとは考えにくいのですけど。 茜:そこは優秀な側衆が支えてる感じかな。 千:じゃあ、その武将的な人達って一体。 茜:とにかく大きな声を上げて目立っておけば、 働いてる感じを出せるのは戦場に通じるものがあるのかも。 【永遠のイタチごっこである現実は揺るがない】 茜:面白いのが、国衆みたいな長を決めるのが生まれや実力だけじゃないのよ。 麗:と言いますと。 茜:民草の全てが推薦人で、数を多く集めたのが選ばれる感じ。 それも利益誘導の見返りとか、武威をもって締め上げたりは許されなくて。 千:良くまとまるなぁ。 茜:実際は抜け道を作ってあれやこれや還元してて、 力を持つ者が更にって構図は変わらない雰囲気あったけどね。 【衣食足りて礼節を知るけど発展するには刺激が足りない】 茜:そして各地の代表から一人を選出して、将軍の様な地位に就く訳よ。 麗:家柄が必ずしも重視されないという意味では、乱世に近いのでしょうか。 千:でも戦とは縁遠そうだし、誰でも成り上がれるなら活力に満ちてそう。 茜:んー、それはどうかな。下手に食事と安寧が保証されてるからか、 保身に走る傾向が強かった気がする。 麗:世に完璧な機構など有り得ませんけど、 どうにも遣る瀬無い気持ちになりますね。 現代日本人にとって民主主義は早すぎるという見解もありますが、武力で土地を切り取る時代には概念自体が理解不能なものでしょう。とはいえ民主主義は血を流さない陣取り合戦という見方をすると、戦国時代の延長線上にある気もするんですけどね。 PR |
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