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 小判鮫と呼ばれる魚が居ます。鮫の名を冠しているものの、種族としては遠いのだそうです。最大の特徴は、人間で言うところの後頭部に小判の様な模様の吸盤があることです。そして大型の鮫や鯨などにへばりつき、餌のおこぼれなどを得て生活します。転じて、虎の威を借る狐的に、強大な何かに擦り寄って恩恵を受ける人をそう呼ぶこともあります。まあ、人間の感性で言うと尊厳とかどうなってるんだになるんですが、彼らは彼らで生き残る為の武器として身に付けたものの訳です。寄生虫だって良い意味で使われることは稀ですが、動物と良好な関係を保っている細菌やなんかもたくさん居ます。結局のところ、人間は主従に異様なまでに拘る生き物ということなのではないでしょうか。歪んだ平等主義が跋扈する昨今、小判鮫から人間社会を見詰め直してみるのも一つの手なのやも知れません。

(・ω・) 広い意味で小判鮫辞めたかったら皇帝にでもなるしかないよな

【典型的な当人だけは斬新だと思ってる企画だよね】
月:神様界隈で、ソーシャルゲーム的なものを展開したらどうだろうか。
黄:多分だけど、三周くらい遅れてるんだよぉ。
玄:過当競争を終えて、淘汰の段階に入っていますよね。
朱:戦国時代も、こうなったら後は畳むだけだと思います~。
月:新しいことを始めようとすると、こうして出鼻を挫かれる。
  この手の先人に、どれ程の才能が潰されたのであろうなぁ。


【そういうみみっちい復讐を考え付く辺りも問題なのでは】
月:冷静に考えてみろ。
  元ネタとなる神話は星の数ほどあり、力関係も開発サイドの思うがまま。
  こんなにも向いている素材があるだろうか。
黄:二番煎じ、三番煎じを通り越して、出涸らしだと思うんだよぉ。
朱:月読さんがメジャーになりきれないのは生まれついた環境とかじゃなく、
 単にセンスが欠落してるからじゃないですかね~。
月:よぉし、黄龍と朱雀のランクを低く設定してやるから、覚悟しとけよ。


【三貴子とか四神内でランキングを付けることは禁忌だぞ】
朱:ところで、低ランクになるとどうなるんですか~?
月:プレイヤーから、ハズレだのゴミだの、罵詈雑言を受けることになる。
朱:殺伐としてますね~。
月:レアを輝かせる為には必要な犠牲なのだ。
黄:究極的に言えば人間社会や神様世界も似たようなものではあるんだよぉ。
玄:神格に近しい概念が存在しない神話など、聞いたことも無いですしね。


【むしろ道連れにして同類を増やす作戦にすら見える】
月:とまあ、流行らすことさえ出来れば、
 逆に、月読之命を隠れた一流神として浸透させることも可能という話だ。
玄:目的は分かりました。私にも一枚噛ませてください。
黄:見事なまでの手の平返しなんだよぉ。
朱:この両名が組んで、何か結果が出たことありましたかね~。
黄:毎度似たようなことを言ってる気がするけど、
 負と負が合わさっても、巨大なマイナスのオーラが蔓延するだけなんだよぉ。

 わざわざ探すまでもなく、世界中の神様がモチーフになってるソーシャルゲームはたくさん存在するんだろうなとは思います。本当に今更参入してもどうにもならん気がしますが、本人達が満足なら優しい眼差しで見守ってあげましょう。
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