2021
ルーツという言葉があります。英語のrootsを直輸入したもので、源流とか始祖といったニュアンスで使われます。単数形であるrootの本来の意味は、根っ子です。根菜、付け根、根本という語意から転じて、元となったもの全般を指すようになったみたいです。人であれ物であれ風習であれ、誕生から時間が経っていれば、それには成り立ちと経緯が存在します。大袈裟に言えば歴史があるとすら表現が可能です。現在だけを切り取って見定めるというのは、畑のネギの青い部分だけ観察するようなものです。技能があれば良し悪しは充分に分かる気もしますが、全てを評価するには足りません。しかも地下部分は複雑に絡み合っていて、相互に影響を及ぼしているのが実社会です。知るという行為が、一筋縄ではいかないという一端が垣間見えます。一方で、鱗を剥ぎ取り、頭部を落とし、内臓を処理して、骨から削いだ上で、調理までした状態の魚を口にしただけで、分かったような気分になってしまうのも人というものです。広い視野と多角的な価値観を持つべきと言うは易いですが、実践は難しいのですよ。
(・ω・) 自分探しをするならば、旅に出るより過去を洗い直すべきなのかも知れない
【例え石油王の娘に生まれたとしても何も成さぬ自負がある】
芽:私は、天涯孤独に近い身の上。
長:唐突に、重そうな前振りで語りだしたわ。
芽:両親に兄弟姉妹が居れば、姪芽依メイドになれたものを。
長:身構えたのがアホらしくなるくらい、中身が無かったんだけど。
芽:境遇を言い訳に使うような、
安っぽい覚悟で駄メイドをやってると思われても困る。
【幼年期のイタズラに近いから精神年齢はもっと低い】
芽:他にメイといえば、英語で五月、素晴らしいって冠としての名、
迷う方の迷、冥界、冥府なんかの地獄的な場所としての冥やらがある。
長:もう全部乗せで良いんじゃないの。
トッピングを一通り注文してから後悔するのと似た匂いがするけど。
芽:そういった学生の悪ふざけ的なノリは好みじゃない。
長:生き様が徹頭徹尾あますところなく戯れにしか見えない、
あんたにだけは言われたくないわ。
【ライオンを飼うなら檻から出してはいけないというだけの話】
長:あなたって、私を一番の理解者だと思ってるとこがあるわよね。
芽:母さんと呼んでも?
長:一度だけ母性を掻き立てられる気分になって、
養女にして全責任を負うべきかと血迷ったことがあったわ。
芽:それは意外。
長:冷静に見詰め直したら、爆弾を世に放ってはいけないという、
道義的精神に基づくものだって結論に至った訳だけど。
【結局のところ何歳なんだという永遠の闇】
芽:相方がギリギリで食い止めてくれるからこそ、
限界を超えた暴走が出来るというもの。
長:いつからお笑いコンビになったのよ。
芽:現役メイドが兼任すれば、そこそこの立ち位置を狙えそう。
問題は、メイド長が年齢をイジられて耐えられるかだけ。
長:私は我慢を美徳だなんて考えてないし、
何なら今すぐ折檻しても良いんだけどね。
かくして、西暦で奇数年に1話限定という気の長いお掃除日記が再開されました。毎年書くとヘビーローテ感あるなという、よくよく考えると感覚がおかしい理由で決まったルールです。キャラクターとの付き合い方なんてこれくらいで良いんだよという、私なりの解答なのかも知れません。
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