さて、明日はついに参議院選挙の投票日ですが、二十歳以上の方は投票先をお決めになられたでしょうか。私は大体決めました。選挙区はあそこで、比例はあそこにしようと思います。
二十歳未満の方も、若い頃から政治と選挙について考えることは良いことなので、じっくり注視してやって下さい。政治は基本、ややこしいので、状況を理解できるのに何年も掛かります。私も、選挙権を得た頃から政治をちらほら興味を持ち始め、ようやく少し情勢が分かる様に。まだまだ、先は長いですが。
( ・ω・) 明日は色々と祭りになると、ばっちゃが言ってた
「で、これからどうすんの?」
「どうしようか?」
質問に質問で返すと何の発展性も無いんだけど、凄い行き詰まり感を覚えちゃったんだからしょうがない。
「夜だし、ちょっと諜報活動でもしてこようか?」
「この広い街を、シス一人で?」
幾ら優秀だからって、それはちょっとどうかなぁ。ってか、こっちの動向が結構、漏れてるみたいだし、あんまし単独行動は好ましくないと思うんだよね。
「やいやいやい、てめぇら!」
不意に、ガラの悪い声が遠くから聞こえた。
「この宿に、二人の女を連れたガキが泊まってるだろう? とっとと出せや、ボケェ」
急いで廊下に出て、階下を見遣ると、そこには知能程度が低そうな男が二人――あれ、何処かで会ったことあったっけ。
「やかましいよ。うちの客は疲れを癒す為に、うちに泊まってるんだ。営業妨害が目的だったら、すぐに出ていきな」
「うっせぇ、ババァ。てめぇは黙って質問に答えり――アイチチチ」
「レディに対する口の聞き方がなってないねぇ」
「は、話の途中で関節極めるレディが何処にいやがる」
何だか、受付のオバちゃんと乱入者が揉めてるけど、何だったんだろうね。
「ひょっとしてあれ、弱いくせに粋がってたチンピラじゃない?」
「あー、そういえば、そんなのが居たような」
あんな何処の街にも処分に困るほど余ってる若者より、イヅナとモロゾフさんの人形作成技術の方が衝撃的だったせいで、通常の三割増しくらいの速度で忘却しちゃってたよ。
「あっ、このガキ、んなとこに居やがったな。そこで待ってやがれよ」
あちゃー。早々と部屋に戻っておけばオバちゃんが何とかしてくれそうだったのに、見付かっちゃったよ。
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