ミュンヒハウゼン症候群と呼ばれるものがあります。平たく言うと、構ってちゃんを極めた一例で、病気を創作して自分がそうであると触れ回ったり、自傷行為に走ったりする精神病の一種なのだそうです。ちなみにミュンヒハウゼンというのは、発見した医者でもなければ最初の患者という訳でもありません。実在したホラ吹き男爵、ミュンヒハウゼン氏からとったのだそうです。彼のホラ話を元に小説が書かれていて、それで有名なのだとか。こんな形で名前が残るとは、人生とは分からないものです。 ここまではいかなくても、あたかも自分が世界で一番不幸みたいな顔をして関心を惹こうとする人は少なからず存在します。程度の問題で、大体の人にある心理とは言えましょう。それで人間関係を損なうリスクを鑑みて、自重するのが一般的な大人だとは思いますが。中高生の頃に邪気眼を発動するのも、この範疇なんでしょうか。痛々しいという意味では似ていると思うんですが、どうなんですかね。 この悲劇のヒロイン振るやり口は、政治家には余り有効とは言えません。前任が衝撃的な死に方をしたというのならいざ知らず、現代っ子はそんな見え見えのパフォーマンスに乗らないからです。昭和だったら、多少は効果があったかも知れませんけど。女性はそういった薄い演技をする女性のことを嫌いますし、男性は女性として見ていなければ、人間性部分に興味を持ちません。ヒラリー氏が敗北したのは、そういった面もあるでしょう。現代の政治家はやはり、政策の中身と強い言動が求められていると思う次第です。 (・ω・) ところで、ミュンヒハウゼンと聞いてドラえもんを思い出す方は、中級者くらいだな 【見初められるというオブラートに包んだ物言いもある】 公:予算が、カツカツだ。 遊:そりゃ、大名としての地盤が固まりきってないんだから当然だ。 莉:強引に徴税しようもんなら、いつ寝返られてもおかしくないしね。 公:おかしい。この時代の権力者とは、やりたい放題できるものではなかったのか。 具体的には、可愛い町娘を見掛けたら、 付き人に一声掛けるだけで城まで連れてきてもらえるみたいな。 遊:そうやって、どうでもいいところで民衆の怒りを買いまくって、 悲惨な後半生を送った話なら、幾らでも聞くがな。 【敵に塩を撒くでは全く意味合いが違うのが奥深い】 遊:我々で使える財源を確保する必要がありそうだな。 莉:鉱山とか特産品とか、他所の国から見ると珍しいものが有効みたいだね。 公:塩ならどっさり作ってるぞ。内陸国に、足元を見ながら売りつけてる。 莉:あ、これ、歴史に名を残せない人だ。 遊:何処まで行っても商家の血には抗えない辺り、氏素性は大事なのが分かるな。 公:仮にも国の責任者として普通の行動を取っているだけなのに、 この言われようはあんまりではなかろうかね。 【志と懐具合は噛み合わないものだから】 公:果物とかいいかもなぁ。 そこそこ温暖な気候だし、ここでしか作れないとなると稀少性が増す。 遊:南蛮由来とか、絶対に売れるな。種を手に入れるのが大変そうだが。 公:特別区画を作り、職にあぶれて力の有り余ったゴロツキを雇用する。 治安対策にもなり、まさに一挙両得としか言いようがない政策だな。 遊:で、それを興す元手は? 公:ここで、ポーンと手文庫から費用を出せる大名に私はなりたい。 【結局種銭絡みで苦労しそう】 遊:軽く同意してみたが、果物が軌道に乗るには最低でも数年掛かるからな。 当たればでかいかも知れんが、初期投資と忍耐は必要だぞ。 公:商売人の血が騒ぐな。 遊:お前、今からでも実家帰って後継いだ方がいいんじゃないか。 公:もしかして海外交易で一発当てるのとか楽しいんじゃないかって思えてきたけど、 これも隣の芝生が何とやらなんだろうなぁ。 戦国時代に鉱山を持った国は、それだけで絶対のアドバンテージがあったらしいです。現代でも掘れば出てくると言われる佐渡金山を抑え、軍神とまで称された上杉謙信が越後の竜で終わったというのは、内部掌握が不得手だったというのを如実に表していると思います。 PR |
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