近代議会の母国は、イギリスなんだそうです。日本は明治初期にそれを丸パク――参考にして、天皇をトップとする立憲君主制と両院制を採用しました。帝国議会は衆議院と貴族院に依って成り立っています。終戦後、なんやかんや色々とあって、貴族院が参議院になりましたが、今尚、両院制は崩れていません。中学高校の社会でも習う通り、参議院は辞職や死亡で議席を失わない限り、六年の任期をほぼ確実に全うします。その為、短期的な時流に惑わされない、良識の府として存在しているということになっています。二つの院を上院、下院と総称することもありますが、参議院は上院にカテゴライズされます。この上は、上から目線や御上の上に近いものがあります。元が貴族院だっただけに、衆議院は下々の代表という考え方があるようです。それがいいか悪いかは、ともあれ置いておくとしまして。 さて、この参議院、その権限は衆議院より弱いです。首相を指名する首班指名選挙で衆議院と参議院で異なる結論が出た場合、衆議院が優先されます。予算を伴う法案に関しても、衆議院が可決すればそれが採用されます。又、全ての法案に於いて、参議院で否決された後、衆議院議員の三分の二以上が賛成すれば再可決されて有効となります。本来は衆議院の暴走を防ぐ為の安全弁としての役割を期待されての存在なのですが、最近は政局的な意味合いでしか使われていない感じもあって、本当に必要なのかとは常々思っています。無論、憲法に思いっきり書かれている存在なので、無くそうとするなら憲法改正をしないといけないのですが、参議院議員三分の二以上の同意を得られる気が全くしません。一票の格差を無くすより困難なのではないでしょうか。まあ、参議院があるおかげで、一、二年に一回くらい国政選挙があって、政府与党がそこそこ国民に気を遣っている感じもあるので、それだけでも意義はあるのやも知れませんが。民主党が政権獲った時なんか、参議院が無かったらどれだけ酷いことになっていたか、想像するだけで怖気が走るというものです。そういえば来年の参議院選挙、野党は反安保連合を組むとか的が外れまくったことを言っていますが、焦点は、自民、公明、ネオ維新で三分の二を確保できるか、つまりは憲法改正が可能な体制を作れるかどうかになると思っています。その他野党が勝つとか、欠片も想定していないので安心して玉砕してくださいね。 (・ω・) 反戦キャンペーンが凄いことになるって、想像が容易いのが逆に凄い 【ギンナンはともかくイチョウは読めない】 岬:イチョウって、漢字だと銀の杏って書くんですよね。 公:ん? 茶碗蒸しとかに入ってるギンナンもそうじゃなかったか? 岬:ええ、銀杏の木についた実のことを、銀杏と呼ぶ訳ですね。 公:何だか軽い漢字検定っぽくなってる気がしないでもないが、 先人が何を思ってこんな設定にしたのか、ちょっと問い詰めたい気分だ。 【専門の鑑定士が欲しいところである】 公:つーか、イチョウにしろ、ギンナンにしろ、どこらへんに銀要素があるんだ。 葉っぱはメチャクチャ黄色いし、金杏なら分かるんだが。 岬:実が乳白色なんで、それを銀色ってことにしたと聞いたことある気がします。 公:言語って、奥が深いな。 岬:白髪も、ちょっと光沢が認められれば銀髪扱いになる世の中ですからね。 【モミジだって紅葉って書くものな】 公:ってことは、イチョウって言葉は、ギンナンの付属品ってことか? 岬:順番としては、イチョウという音が先にあって、 ギンナンが実をつける木だということで、同じ漢字にしたんじゃないですかね。 公:どうしてそこで言葉を統一するか、或いは漢字を別にしなかったのかが謎だな。 岬:私個人としては、面倒だった説を推奨したいところではあります。 公:案外、そんなもんだったりするのが、困ったところではあるよな。 【完全なるオリジナルなど存在しないという考え方】 公:桜とイチョウは散るからこそ価値があると、とりあえず俺が言ったことにしておこう。 岬:日本人らしい風情があるようでいて、 先輩が言ったことにすると残念な気がするのはなんででしょうか。 公:人とは所詮、フィルター抜きで物事を判断できやしない生き物だからな。 岬:それも多分、どこかからの引用か、盗用なんでしょうねぇ。 桜や銀杏は散って大量のゴミを出しても許されるのに、スギ花粉は敵扱いされる辺り、人類ってやつはエゴイスティックだと思います。かく言う私も、焼き払え派の人間なのですが。 PR |
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