2010
閃いた! 公務員は、生活保障がされてる訳ですから、300万円以上貯金しちゃいけない法律を作りましょう。これで毎年、ウン兆円の経済効果が見込めるはずです。
( ・ω・) まあ、うまいこと隠し資産を作るだけで、むしろ地下に金が潜る気はする
「ってことは、ひょっとして警戒する必要全く無いってこと?」
「さー? 子供と見せかけて、実は只の小男で、暗殺拳法を極めてる可能性もある訳だし」
そこまで能力のある人間だったら、あんなチンピラの手駒にはならないし、大体、白昼堂々、襲撃もしてこないと思う。
「んーと」
前かがみになって、フードの中を覗き込んでみる。女の子、なのかな。多分、トヨ様と同年代なんだろうけど、あれくらいはっきり女装束を纏ってる人ならともかく、面立ちだけで性別を判断するのは難しい年頃――。
「くーくー」
「……」
今、何か不穏当な声が聞こえなかった?
「ひょっとして、寝ておりますの?」
「あんまり認めたくないんだけど、どうもそうみたい」
この子も、アクアさんみたいに神経が人とは掛け離れてるんだろうなぁ。
「もしもーし、朝ですよー」
「……おはよう、ございます」
あ、声から察するに、完全に女の子だね。女声の少年の可能性も無い訳じゃないけど、キリがないし女の子ってことにしちゃおうよ。
「ここ、どこ?」
「……」
女の子は、キョロキョロと周囲を見回しながら、そんなことを口にした。
何だろう、この霧を相手に剣を振るってるみたいな徒労感。まるで、アクアさんを相手にしてるみたいだよ。
「えーと、君はどうしてあの男達の手伝いをしたのかな?」
「……」
数拍の間の後、ようやく現状について合点がいったのか、ちょっと驚いたみたいな表情を作った。
つ、疲れる。まさか、このテンポでしか話せないなんて言い出したりしないよね。