2025
プレーリードッグと呼ばれる生物が居ます。ネズミ目リス科プレーリードッグ属に所属する動物の総称です。ドッグの名を持ちながら、思いっきりネズミやリスの仲間です。これは鳴き声が犬に似ていることに由来します。天敵に対する警戒音なので、飼育下や動物公園の個体は滅多に発しません。ちなみにプレイリーは主な生息域である、北米大陸の草原地帯を意味します。体長は30から40cm程、体重は1~2kgと、リスとしてはやや大柄です。コテリーと呼ばれる一夫多妻制の群れで生活しています。居住区は地下で、巣穴はマンションさながらの複雑な構造です。特にオグロプレーリードッグは数百匹の大集団を形成し、タウンと称される巨大な棲家を作り上げます。その為、地盤がボロボロになる、穴につまずいて家畜が怪我をするなどの理由で害獣として扱われました。結果、撲滅運動で98%が駆除されてしまいます。その影響もあって日本への輸入が禁止され、流通しているのは国内で繁殖した僅かな数だけです。現代でもアメリカ人にとっては気軽に撃てる狩りの対象らしく、ものの例えで良く持ち出されます。生存権と動物愛護はどうやったって噛み合わないので、しばしば意見が衝突しているようです。どちらかというと互いに虚空を殴り合って、ケンカにすらなっていない気もしますが、争いごとなんてそんなものかも知れません。
(・ω・) 当事者じゃない外野が言っても説得力は無い
【ハードルが上がり続けてパンクするやつだぞ】
ア:わたくしの自由にさせて貰えるなら参戦しますわ。
黄:厄介事の匂いしかしないんだよぉ。
朱:具体例を聞かせてください~。
ア:吉日だと思ったら、敵本拠地に乗り込みますの。
月:ここまで段取りを無視されたら清々しくて、
逆に毎回視聴してしまうかも知れない。
【面倒になってきておざなりなのが伝わってくる】
ア:しれっと幹部会議に出席するのも良いですわね。
白:堂々としてたら、誰かが呼んだと思いそう。
玄:セキュリティが雑なイメージはあります。
ア:もちろん女性が居なければ帰ってきますけど。
朱:そこはブレてません~。
黄:編成が偏ると発想も窮屈になるし、
違う視点の持ち主は置いておくべきなんだよぉ。
【そんな反応するから小言が止まらないんじゃ】
朱:とりあえず、候補者は増えました~。
玄:改めて碌な方が居ませんね。
黄:無い物ねだりをしても仕方ないんだから、
現時点で出来ることに注力するんだよぉ。
白:私達に言っても無駄なのを、
理解してる黄龍自身がやれることやってない。
【ごっこ遊びがまさかの自己否定に】
マ:ちゅうか、嬢ちゃんが考える悪てなんや。
朱:ふに?
黄:まあ、そこに行き着くんだよぉ。
玄:リトマス試験紙みたいに、
簡易的に判定できれば良いのですけど。
黄:そんなもんがホイホイと結論付けられるなら、
聖獣を含む神族なんて存在意義が無いんだよぉ。
今回の話を概ね書き終えた頃に、魔法少女のネタを去年作っていたことに気付きました。他を調べてたまたま見付けただけで、完全に記憶から消し飛んでいたのです。5年くらい空いてたならまあ良いかで済ませたんでしょうけど、1年以内は少し引っ掛かります。とはいえ内容的にはさほど被ってなかったので、やっぱり見て見ぬ振りが穏当だと思う次第です。
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2025
アセチレンと呼ばれる物質があります。IUPAC命名法、つまり学会のルールに則った正式な名前はエチンです。しかし通称であるアセチレンが浸透していて、使用が許容されています。炭素原子2つが三重結合して、両端に水素原子が1つずつ付いた直線的構造の分子です。炭素の三重結合は一重、二重より不安定で、反応しやすい特性があります。なので圧力を掛けるだけで爆発するリスクを秘めていて、取り扱いには厳重な注意が必要です。主な用途は、バーナーの燃料です。酸素と混ぜ合わせ完全燃焼させることで3000℃を超えます。他の炭化水素では到達が難しく、高温が求められる際の有力候補です。かつては化学合成の原料としても有用でしたが、安価な別ルートが開拓されて重要度は下がっています。またアセチレンランプなるものもありました。カルシウムカーバイドと水の反応でアセチレンを発生させ、燃やすことで照明にします。20世紀前半の基準で考えると、携行性と明るさは申し分ないものでした。しかし暴発や補充の手間から廃れてしまいます。使いこなすのは難しいけど秘めたパワーはトップクラスと表現したら、少年心をくすぐるロマン枠と言えるのかも知れませんね。
(・ω・) 3000℃がどれくらいの凄さか素人なので分からない
【いっそ大問題児なら扱いようもあるのに】
黒:ふっ。
黄:お引き取り頂くんだよぉ。
黒:少しくらい喋らせろ。
玄:中途半端な友軍は、敵より始末が悪いですし。
月:ノルマで出番を与えないといけないけど、
盛り上げるのが難しいのだ。
【そして既得権益の反発までが様式美】
赤:かかけ。
白:翻訳しないといけないのは尺的にキツくない。
黄:字幕で良いんだよぉ。
朱:私の仕事が無くなるじゃないですか~。
玄:効率化を進めれば消滅する業務があるのは、
必然だと思いますけどね。
【取ってつけたようなケンカして絆を深めるぞ】
月:閃いた。白龍を加えて賑やかしにしよう。
セ:セット扱いは御免被ると言い続けていますが。
朱:こんな狭い場所でも仲間割れです~。
黄:かくも協調とは困難なんだよぉ。
白:戦隊も仲良しみたいな空気出してるけど、
やっぱギスギスした人間関係とかあんのかなぁ。
【殴り合いで青龍に及ばないからどうしようもない】
白:無理に使う程の人材でも無いよね。
朱:端的に纏めるとそうなります~。
月:ねじ込んで欲しかったら有力者の紹介を用意しろ。
黒:コネなくして何も出来ない現実を持ち込むな。
黄:龍族としての繋がりを失った今、
返り咲くのは極めて困難と言わざるを得ないんだよぉ。
現代の人間社会には職業が何種類あるのでしょうか。中には完全に時代遅れとなっているものが少なからず存在します。更に時が流れれば淘汰されるんですけど、そのタイミングは様々な気がするんですよね。
2025
牛耳るという言い回しがあります。ギュウジると読みます。集団を掌握し、思いのままに操れる状態です。何ゆえ牛の耳がこんな意味になったかと言えば、紀元前の中国まで遡らないといけません。当時は皇帝が誕生しておらず、諸侯が独立に近い形で運営していました。しかし外敵への対処や特定勢力に対抗する目的で同盟することもあります。契約を結ぶ席で行う儀式が、牛の耳を切り取り血を順繰りに啜るというものです。先に飲む君主が格上となり、もちろん初っ端が最も偉くなります。この行為を『牛耳を執る』としました。その国は覇者と呼ばれ、大陸の中心的存在になります。日本では独裁的な雰囲気で若干ネガティブですが、本場中国ではトップになると前向きに捉えているそうです。牛耳るは縮めた表現で、初めて使ったのは夏目漱石だとも言われています。ちなみに耳を取られた牛は生贄なので、そのままお亡くなりになります。裏切んじゃねーよという場なのは分かるのですが、どうしてこんな手順になったかについては謎が多いですよね。
(・ω・) 生き血の回し飲みは覚悟が必要だからだろうか
【そこは不可思議パワーで直せんのか】
メ:天使の力を授かって悪を討つのはどう。
黄:魔法少女の時も似たこと言ってたんだよぉ。
朱:自分でやらないのは下衆だと思います~。
メ:私が本気を出しても良いの。
黄:敵を倒しても残るのが焦土と瓦礫じゃ、
意味が無いのは事実なんだよぉ。
【人間社会でも聞いたことがある理屈ですね】
メ:地上レベルに戦いを収めるには、
ある程度は稀釈しないと。
黄:限界がある人体を薄め液扱いしてるんだよぉ。
朱:ますます鼻持ちならない上位者になってます~。
メ:その気になれば全てを壊せるって脅しが、
何よりの抑止力になるんだけどなぁ。
【いっそラストバトルでもう一回裏切れ】
マ:元々は正義側やったけど悪もんになって、
最終的には改心するんがたまにあるらしいな。
朱:凄まじい変節漢です~。
黄:若者とは、惑うものなんだよぉ。
マ:罪の十字架を死ぬまで背負っとくとか、
適当なことゆっとけばええんやから楽なもんや。
【人望が足りない上司のせいにしていけ】
マ:やりたいようにやるんが一番やで。
もちろん、他人に信用されるかは別問題やけど。
黄:悪魔はこういうこと言うんだよぉ。
朱:自由には責任が伴います~。
黄:有能なら幾ら転職しようとノーダメだけど、
凡人はうまいこと取り入るしか無いんだよぉ。
この業界に詳しい訳ではありませんが、傭兵的なキャラクターが最後まで立場を崩さないのは珍しい気がします。善悪どっちにしても情に流されなきゃ物語として面白くないだろと言われれば、そりゃそうなんですけどね。
2025
SPFと呼ばれる指標があります。様々な存在を指す三文字ですが、最も馴染み深いのは日焼け止めの強度でしょう。Sun Protection Factorの略です。紫外線を防御する能力の目安で、数が大きいほど強力になります。最大値は50で、これより上はありません。数字の意味は1毎に20~25分程度、赤くなるのを遅らせる力があるということです。30であれば、600~750分、つまり10時間から12時間半は保護してくれます。但し人間は汗を掻きますし、塗りムラや量の問題もあるのであくまで理論値です。SPF50を超える性能がある場合は、50+と表記されます。一方で、PAと称されるものもあります。紫外線にも種類があって、長波長から順にABCで区分されています。その中でUV-Aは色素沈着への影響が多大です。PAはUV-Aへの対抗力を示していて、+の数でランク分けされています。最強は++++の4つです。なので焼きたくない時は単純にパワーがあるものを選べば良いようでいて、落とし穴もあります。様々な薬剤が使用されている為、肌への負担が増えるのです。季節、天候、目的地、時間に応じて使い分けるべきらしいのですが、講座が開けるくらい難儀な気がしてなりません。
(・ω・) 男は黙ってノーガード戦法
【もう少し年齢層が高ければお色気展開に】
天:アイドル要素があるなら受けても良いですけど。
黄:いつもこれなんだよぉ。
朱:何かしら付け加えるのはお約束ですので~。
月:もしや普段は若女将のメンバーも。
黄:探せば居るかも知れないけど、
設定の活かし方が分からないんだよぉ。
【随分と好意的に解釈したなぁ】
天:歌うことが攻撃になるんです。
朱:音響兵器でしょうか~。
月:洗脳系かも知れん。
黄:言いたい放題なんだよぉ。
天:美声に心動かされ戦意を失うという意味では、
あながち間違っていないと言えます。
【下手な敵より視聴者に嫌われるんじゃ】
月:司令官ポジなら受けてやるところだが、
今回に限っては前線に出てやろう。
朱:大将が出張ると、士気が向上するらしいです~。
黄:この場合は邪魔だから帰れされるんだよぉ。
月:めげずに居座って手柄だけ奪う、
そういう大人に私はなりたい。
【何なら寝返って晩節を汚すまである】
月:元エースが一線を退いたものの、
短時間なら全盛期に匹敵するならどうだ。
朱:トドメを刺す寸前で力尽きます~。
黄:そうしないと主役の立つ瀬が無いんだよぉ。
月:未来への捨て石になれれば本望としたい所だが、
そんな殊勝な気持ちが私にあるはずもない。
治安維持系の組織で主人公達が中堅程度だと、上の連中が出張ったら即終了という問題から逃れられません。なのであの手この手で隔離する方策を考えるのですが、途中からおざなりになってしまうのも良くある流れです。
2025
新体操と呼ばれるスポーツ種目があります。音楽に合わせ手具を用いて演舞し、その技術を採点して争います。手にする道具は年や規定に依って変わりますが、リボン、ボール、スティック、クラブ、ロープ、フープなどです。一般的な体操競技は身体能力の高さと芸術性で点数を付けますが、より後者の比率が高いと言えます。1963年に世界選手権大会が開かれ、国際的な存在になります。この時の英名がmodern gymnasticsだったので新体操と和訳されました。しかし現代ではrhythmic gymnasticsに改名されていて、新の要素は消え失せています。1984年ロサンゼルス五輪で女子個人競技が採用され、更に知名度を上げました。未だに女性向けの印象が強いのは、ここら辺の影響でしょう。男子も参加を目指していますが、道のりは険しいようです。そんな中で近年はロープ、つまりは縄が使用されない傾向になっています。理由は映像的に地味という、何とも世知辛いものなのだとか。素人視点だと、花形がリボンなのは分からんでもありませんけど。新興と言えるだけに、まだまだ試行錯誤の只中なのかも知れませんね。
(・ω・) 男子小学生が好きと言ったら絶対に弄られるやつ
【むしろ敵の強大さを示す物差しになる】
則:ほむ。
黄:すっげー話し掛けて欲しそうなんだよぉ。
白:負けるイメージ湧かないから使いづらそう。
玄:唐突に手助けして去っていく助っ人枠なら。
朱:完全に仲間化すると、
あの強さは何処に行ったと言われるやつです~。
【更に年を取るとわざとらしさを楽しめる】
朱:ですけどアクションを出来ますか~。
則:達人は、最小の動きで仕留めるものじゃ。
黄:演出への理解が足りないんだよぉ。
玄:大仰な演舞、過大な爆発、派手な転倒と、
分かりやすくしなくてはいけません。
白:それを不自然と感じるようになったら、
卒業の頃合ってことだね。
【雑にオチを作りたい時にも助かる】
亜:ふっふっふ。
朱:敵だとトラブルメーカー、
味方なら便利枠になる方がやってきました~。
黄:逆もまた然りなんだよぉ。
亜:つまりは居るだけで話の潤滑油になる、
万能キャラってことで良いのかな。
【だから生温かい目で見守るのが正しい】
亜:少年達は、機械仕掛けが大好きなのだ。
黄:メカメカしいとテンション上がるんだよぉ。
朱:何が琴線に触れるんでしょう~。
亜:ボルトの曲線美が分からないとか。
朱:何を言ってるか理解できません~。
黄:嗜好に関しては壁みたいなのがあって、
相容れない時は絶対に無理なんだよぉ。
コレクターも愛でて何が楽しいんだと、首を傾げる物品が少なからず存在します。具体例としては、調味料の小瓶とか。しかし当人にとっては大事なのです。家族は迷惑かも知れませんが、そこで収まってるなら口出ししないのが作法なんでしょうね。
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