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 滅法という言い回しがあります。メッポウと読みます。現代日本語では、とても、物凄く、並外れている、など強調する用法が一般的です。元は仏教用語で、因縁に依って生じたものでは無い存在を指します。言い換えると道理を超越しているという解釈も可能で、究極の悟りである涅槃と同義で用いることもあります。ここから規格外な様を表現するようになった訳です。頻度は激減しましたが、かつては滅法界という単語も似た使い方をしていました。派生語に、盲滅法というのがあります。メクラメッポウと読みます。手掛かりや目当てが無い状態で手当たり次第に行動する様を意味します。盲とは目が見えない状態のことです。状況を把握できないまま動いても結果に繋がることは稀有なので、あまり前向きな言葉ではありません。近頃は盲が差別語ということで控える傾向があったりもするんですけど。法を滅するという字面だけ見ると邪悪な雰囲気を感じなくもありませんが、熟語というのは一筋縄ではいかないものですね。

(・ω・) 僧侶系のキャラが、必殺技にしそうではある

【だからこそ調整する補佐役が重要なのだ】
茜:天下統一って、思想の淘汰も兼ねてるのよ。
千:何か難しい話を始めてる。
麗:貧困が争いの一因であるのは間違いないとして、
 考え方の相違も無視できないと言いたいのでは。
千:翻訳ありがたいとか思っちゃったけど、
 領主の発言が分かりづらいのはどうなんだろう。


【民主主義も手を出さないだけで本質的に一緒】
茜:全ての自由を認めてたら泥沼だから、
 色々と規制するのが社会ってものじゃない。
麗:律令は、国家の礎です。
茜:規則を作る側に回る好機だと動くのが乱世で、
 それを暴力で潰し合っていく時代ってことね。
千:言っていることは幾らか納得できるけど、
 開けっぴろげが過ぎるんじゃないかな。


【完全に闇落ちしたら実行しかねない】
茜:私が天下取りに走らないのは、
 別に共有したい世界が無いからってだけ。
千:そうなんですか。
茜:完全実力主義とか相互監視みたいに、
 やってみたいのはあるけど。
麗:不穏な体制を耳にした気がしますけど、
 自制心があるだけ立派なんですかね。


【高嶺の花がどんなのと付き合うのか的な好奇心だ】
麗:茜さんが感銘を受ける程の人物に邂逅すれば、
 付き従う可能性がありそうです。
茜:会ってみたいなぁ。
千:飼い慣らせる人物像が分からない。
麗:想像力の限界を試している感じですが、
 それを見たいが為に臣従しているのかも知れません。

 第二次世界大戦後から1980年代くらいまでに起こったいわゆる米ソ冷戦は、イデオロギーの対立が原因と言われていました。リアルタイムで知っている訳では無いですが、社会の在り方で争うのは健全な部類なのではと思わなくもありません。問題は両陣営が権力闘争に利用していただけで、人々の生活に興味が薄かった点なんじゃないですかね。
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 プロメテウスというギリシャ神話の神様が居ます。ティタン族の一柱で、アトラス、エピメテウスなどの兄弟です。彼は人間を生み出したとも言われています。ある日、最高神であるゼウスが神と人の区分をハッキリさせようと言い出しました。人類を贔屓したいプロメテウスは一計を案じ、神々が損をするよう罠を仕掛けました。それ自体はうまくいったのですが腹を立てたゼウスは人々から火を奪ってしまいます。当然のことながら、火があるとないとでは大違いです。寒さに身体を震わせ、夜は暗闇に抗えず、調理もままなりません。哀れんだプロメテウスは火種を盗み出し、こっそり分け与えました。これに依って生活は向上しましたが、同時に争いの道具も誕生させてしまいます。この展開を予見していたゼウスは再び激怒して、プロメテウスは囚われの身になりました。鎖に繋がれ、大鷲に肝臓を食べ続けられる刑に処されます。長い時を経てヘラクレスが大鷲を狩ったことでようやく自由の身となり、後にゼウスとも和解したとされています。最初のプロメテウスの策謀は、火を取り上げる口実の為にわざと引っ掛かったという解釈もあります。過ぎた技術は身に余るので、安易に用いてはいけない逸話として持ち出されがちです。しかし人が一度得た快適な日常を手放せないのは、皆さんも御存知の通りだったりします。

(・ω・) 昭和の暮らし一年トライアルとか、誰かやって欲しい

【纏めるのと維持するので必要な才覚が違う】
岬:私をうまいこと隠居させて、
 一柳さん主導で天下を目指してみませんか。
綾:お断りですわ。
岬:にべもなく。
綾:戦後をどうするかの展望がありませんし、
 余計な混乱を招くだけですの。
岬:統一自体は可能だと言ってる気がしてなりません。


【お気楽部活が全国を目指すと言い出したみたいだ】
結:良いじゃないか、天下人。
舞:関係者がなったとすれば一生自慢できる。
海:お零れを貰えればこれ以上の幸運は無い。
綾:呑気な物言いですわね。
岬:その為に今の三倍は働かされると知れば、
 ねじ切れんばかりの勢いで掌を返しそうです。


【精神的に楽なだけで人間関係が良化する訳では無い】
空:俺は全力で応援するぞ。
岬:と言ってますけど。
綾:やる気を出されるのが一番の迷惑ですわ。
空:妹がそっけない。
岬:慣れれば一種の愛情表現ということに出来ます。
空:どう思われてるかなんて分からんのだから、
 脳内で好き勝手に変換してしまうのも手だよな。


【少なくても数百年は実現しないけどな】
綾:私の使命は、この地の民を守ることと考えてますの。
空:それを日の本全土に広げるだけだろ。
舞:さりげに器量人なのではと思わされることがある。
綾:只のうつけ者ですわ。
空:いずれは、球体と言われているこの世界全てを。
岬:そこまで行くと物狂いにしか見えませんが、
 先取りしすぎて理解できないだけの気もします。

 今更ですが、岬陣営は大半が一年生であると同時に妹ばかりです。主要メンバーの内、千織とりぃ以外は兄弟姉妹持ちなので高校という枠に収めると必然的にそうなってしまうのです。とはいえ世間的な妹キャラっぽさがあるかと言われると怪しい辺り、私の妹観が漏れ出てる感じはします。

 肝煎という言い回しがあります。キモイリと読みます。肝入と表記することや、送り仮名の『り』がくっつくこともあります。現代日本語では、心を砕いて両者の面倒を見る、といった感じの意味合いです。近年は偉い人が気合を入れて推し進める的な用法もあり、少しばかり変質している気がします。本来は文字通り肝、即ち内臓にゆっくり火を通すことです。肝には精神のニュアンスもあるので、丁寧に扱う表現となった訳です。江戸時代には、肝煎が役職に近い感じで用いられることもありました。農家の取り纏め役である名主や庄屋の異名が一例です。他にも高禄で無役の旗本の上席を寄合肝煎と称しました。並べると、コミュニティの中では媚びへつらわれるけど、もっと上にはへこへこしなければならない中間管理職にこそ相応しい気がしてきます。とはいえ人間の世界で何処まで出世しようと結局は調整役な訳でして。権力でゴリ押ししてるように見えても、肝煎の部分は無くなってないのかも知れませんね。

(・ω・) 独裁者の強行を、肝煎と呼ぶかと言われれば微妙だな

【武家の出じゃないし潔さとか言われても】
公:天下人が現れたら、俺の処遇はどうなるのだろう。
遊:勝ち馬に乗れるかどうかだろ。
莉:見極め失敗すると、功績が吹っ飛ぶらしい。
公:そうなったら出家するから許してと泣き叫ぶか。
遊:こういった具合に体面を捨てられるのが、
 お前の良いとこであり、悪いとこでもある。


【折角だから日記にしたためておこう】
公:命あっての物種は真理じゃないか。
遊:生き意地が汚いのは一つの資質だがな。
莉:後世にどう思われるとか興味ないの。
公:掃いて捨てるほど居る負け犬の一匹だぞ。
  余程の奇行に走らん限り目立ちはしない。
遊:追い詰められた末に醜態を晒しそうだが、
 それはそれで見ものな気がする。


【空っぽの器だって立派な個性かもよ】
公:勝利側でも加増という体で僻地に飛ばされると聞く。
莉:民と引き離すことで弱体化できるんだっけ。
遊:そんな慕われていたとは初耳だ。
公:国衆総入れ替えの方が現実味ある。
莉:何処までお飾りなのさ。
公:土地と無縁なことが数少ない存在意義だとすれば、
 自分とは何なのかを考え込んでしまう。


【収集するのに傑物が必要となる訳だ】
公:野心がある訳でもなし、田舎の方が気楽かも知れん。
遊:私らの恩賞はどうなるんだ。
公:山奥の寒村なら分け与えられるんじゃないか。
遊:やっぱり、何処かで鞍替えすべきだな。
莉:売り時を見極めてるのは、大名に限らない。
公:身分に関わらず出世できる時代は、
 思惑が入り乱れて制御が難しいということでもある。

 信長の次男である織田信雄は、小田原の役の戦功で家康の旧領を与えられる予定でした。しかし織田家と縁深い尾張から離れることを嫌がり、改易させられてしまいます。その後、何とか豊臣臣下に復帰させて貰えたものの関ヶ原で傍観していたことに目を付けられて、二度目の全没収を食らいます。あまり有能なイメージが無い信雄ですが、この世渡りでのやらかしが影響しているんですかね。最終的に大坂の陣で徳川に寝返って大名となる辺り、実はやり手な気もするんですけど。

 ヤドカリと呼ばれる動物が居ます。十脚目に属する甲殻類の内、貝殻に入り込んで生活している種を総称したものです。エビやカニの仲間で、文字通り足が十本という共通点を持っています。最大の特徴は、やはり貝でしょう。自前ではなく放棄されたものを拝借していて、名前も宿借りから来ています。狙い目は中空になっている巻き貝で、いざという時は全身を引っ込めて亀のような防御をすることも可能です。その構造に合わせて、身体も右方向に曲がっています。上半身だけ出して移動することが多い為か、後ろに行くほど脚が小さくなっていきます。これはこれで中のゴミを掻き出すのに便利と、うまいこと出来ています。天敵は、タコです。あの柔らかい触手でほじくり出してしまうのです。一方のヤドカリもイソギンチャクを引っ付けて防衛します。彼らの持つ毒が苦手で襲ってこなくなります。イソギンチャクサイドも移動が苦手なので、持ちつ持たれつの関係です。またヤドカリは貝殻を奪い合ったりもします。住心地が良いのは限られてますし、そういったところは人間社会と変わりません。人からすると捕まえるのは簡単ですが食用にあんましないのは、量と美味しさどちらの問題なんでしょうね。

(・ω・) タラバガニは、分類するならヤドカリ扱いらしいけど

【その為に領土を広げないのは如何なものか】
茜:面白い名産が欲しい。
千:この狭い土地でどうしろと。
麗:僅かな田畑を地の利で維持しているのに、
 余力なんてありませんよ。
茜:使えそうなのが無い状況は燃える。
千:この逆境大好きっぷりが、
 戦乱の世に向いてるのは間違いない。


【人権意識なんて無いような時代だし】
茜:有用なのを売るのは誰でも出来るし、
 発想一つで値打ちを生み出してこそでしょ。
千:茶器みたいな話か。
麗:土を捏ねて焼いただけの存在が、
 城に匹敵している現状が恐ろしいです。
茜:芸術は命の価値を超え得るかって話ね。
千:死の間際、物に負けたと知るのは嫌だなぁ。


【現代なら配信とかがあるけど】
麗:茶会を開けるのが一種の勲章となる為、
 高騰した側面があります。
千:自慢要素が大事なのか。
茜:派手な服や装飾品も、
 見せびらかす機会が無いと不要じゃない。
麗:部屋に籠もって一人で着飾る方は、
 やっぱり稀有なんですかね。


【宗教界の均衡が崩れたら楽しいって考えてそう】
茜:考え付いたのが、御守よ。
千:そんな立派な寺社、領内にあったかな。
茜:無から生み出す話題だったよね。
麗:歴史と権威を捏造するつもりです。
千:手間暇と見返りが釣り合うとは思えないけど、
 目的がそこに無いんだからどうしようもない。

 今の世なら、コレクションを一人で眺めて完結する方がそれなりに居るのかも知れません。でもメインはやっぱり同好の士を相手にすることです。奴よりもっと上を行くと表現したら健全なライバル関係に見えなくもありませんが、果てしなく濁りきってる様にも思える辺りが難儀です。

 小籠包と呼ばれる調理品があります。中国語風に、ショウロンポウと発音するのが一般的です。本場では、小龍湯包(シャオロンタンパオ)とすることもあります。点心の一種で、豚肉と煮こごりを小麦粉の皮で包み込み、せいろで蒸し上げたものの総称です。焼売や餃子などと違うのは、ゼラチンが溶けて内部が汁気たっぷりな点です。一気に頬張ると熱い肉汁が漏れ出るので、猫舌の方は注意が必要になります。原型となる料理は10世紀から12世紀の北宋時代まで遡れるとされていますが、現代の調理法が確立されたのは19世紀後半の上海というのが通説です。それが好評を博し、世界中の中華料理店の定番メニューになりました。作るのにテクニックが必要で、すぐ食べないとデロデロになる恐れがあることを考えると、飲食店向けの商品と言えます。最近は冷凍食品もあるそうですが、破れたり崩れたりしないって凄い技術なんじゃないでしょうか。そういった意味で、多少のことを気にしない焼き餃子が定着したのは納得ですけどね。

(・ω・) 初心者が包んでも、味が壊滅しないのは強い

【その商法は乱世で通用するかな】
岬:うちの名物って、何がありましたっけ。
綾:果実が有名ですわ。
岬:言われてみれば干し柿が美味しいです。
綾:他国に売れる貴重な財源ですので、
 食べ尽くさないでくださいまし。
岬:当主のお墨付きということにすれば、
 付加価値になったりしませんかね。


【酸味と渋味が強く通好みに仕上がるらしい】
綾:近頃は、山葡萄に目を付けてますわ。
結:蔓が頑丈で、色々と便利なやつ。
綾:南蛮では似た品種を酒にするそうですの。
舞:宣教師が持ち込んだとか聞いたことある。
綾:稀少性を考えれば、高値を期待できますわよ。
海:そんな簡単に行くだろうかと思うが、
 家老殿なら成功させかねないのが恐ろしい。


【経験則だけで良く生産できたもんだ】
岬:作り方は知ってるんですか。
綾:極端なことを言えば、
 絞り汁を詰めておくだけで完成すると聞きましたわ。
舞:お手軽すぎて怪しい。
海:魔術の類ではあるまいな。
綾:米を原料とした酒だって理屈は不明なんですから、
 そこは先人を信じることにしますの。


【堕落しきったお前が言うのか】
綾:報奨にすれば、一部の方がやる気になりますわ。
空:珍しい酒とな。
岬:兄上が釣れましたよ。
綾:出仕せずに、屋敷で飲んだくれてて欲しいですの。
結:異国の酒で酔いどれ生活とは何たる贅沢。
岬:それを生きていると称するかは、
 また別の話になる気がしますけどね。

 戦国時代と一口に纏められますが、百年くらいの長さがあります。この世界は種子島を筆頭に南蛮文化がそこそこ入ってきているので安土桃山時代に近い後期かと思われます。しかし厳密に設定している訳でも無いのでおかしいこともあるでしょうが、深く考えてはいけないのです。


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