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 ハインリッヒの法則と呼ばれる経験則があります。労働中の事故についての見解です。1つの重大事故の裏には29の軽微な事故があり、更には300の事故未遂が存在するとしています。1929年に損害保険会社の安全技師であるハーバード・ハインリッヒ氏が提言しました。つまり大規模な人災は突発的に起こらず、組織の体制に不備があるか、人員の意識の低さが原因だとしている訳です。これは単純な人的、物的被害に留まらず、不祥事にも応用が出来ます。小さな粉飾が常態化していると感覚が麻痺し、とんでもないやらかしに発展しかねません。言い換えると、具体的な損耗が無かったからとそのままにせず、情報を共有し対策を練れば大事故を未然に防げるということです。物凄く簡単なようでいて、実践するのが難儀な理屈です。まずスタッフが規定を遵守する精神を持ち合わせなくてはいけません。この段階でかなり立派な団体なのではと感じてしまう辺り、世の垢に塗れてる気がしてきました。次に下からの意見がちゃんと上に届き、記録を残すことが重要になってきます。理想としては分かりますが、なあなあにしてるところばっかりだよな感があります。集団を動かすのは大変極まりないと、ありきたりな感想が漏れ出る次第です。

(・ω・) そもそも経営側にやる気がないと、どうにもならんしな

【いっぺん診てもらった方が良い気すらする】
マ:銀行に融資を申し込もうかと思うねん。
玄:そこまで切羽詰まってるんですか。
マ:まだ平気やけど、交渉がしたいんや。
玄:謎の欲求を持っていますね。
マ:成果を焦って勇み足を踏む行員の醜態で、
 飯がうまなる体質やからしゃーないやろ。
 

【止める義務があるかは微妙なところ】
玄:ですが担保を持ち合わせてませんよね。
マ:ウチの頭脳が保証や。
玄:鼻で笑われる予想しか立てられませんけど、
 それで資金を引っ張ってこれたら本物です。
マ:失敗したかて損は無いし、ええ暇潰しやん。
玄:悪趣味としか表現しようがありませんけど、
 私に被害が及ばない内は傍観します。


【悪魔なんて騙してナンボの稼業だし】
マ:怪奇探偵的なんおるやんか。
玄:超常現象が専門の方ですね。
マ:言ったもん勝ちなとこあるし、ウチに向いとるんちゃう。
玄:煙に巻く発言が得意なのは事実ですが。
マ:どちらかゆーたら詐欺師の方がええやろとは、
 思っても口にしたらアカンねんで。


【ほぼノリで探偵を始めた人に対する嫌味か】
玄:現代科学で解明する作風の場合は知識を要求されます。
マ:ネットソースで何とかならんかいな。
玄:論文もありますから、理解するだけの基礎教養があれば。
マ:そこまでするほどオカルトに恨み無いねんけど。
玄:何事もスペシャリストを名乗るには、
 相応の代償が必要という話なんでしょうね。 

 銀行員もプロですから、冷やかしかを見極めるのも仕事の内なのだとは思います。しかしこんな悪意だけで相談してくるのが本当に居るかは怪しいものです。世の中、暇を持て余して碌でもないことばかりする輩は多いので、実在しないと言い切れないのが難儀な話です。
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 ライ麦と呼ばれる植物があります。小麦の近縁種ですが、耐寒性を有し劣悪な土壌でも育つので主に寒冷地で栽培されています。外見的には小麦より穂が高く、実も細長いです。特徴として、グルテンが殆ど形成されません。なのでパン生地に用いてもふっくら仕上げるのが難しく、低人気の時代が長かったとされています。一方で日持ちという観点では小麦製に勝るので、庶民の胃袋を支えてきた歴史があります。また食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが小麦より多いことから、健康食材である認識が一般的になってきています。元は小麦畑に生える雑草であったというのが有力視されています。それを刈り取ったものの小麦に似た個体が難を逃れ、繰り返している内に定着したという説です。偶発的な品種改良と言い換えることも可能です。18世紀の農業革命の時期に生産量がガタッと落ちた辺り、他に無いから仕方無しに食べていた面があります。日本の玄米もそうですが、栄養があるからといって好まれるとは限りません。糖質と脂質と塩分が多ければ美味しく感じる脳が悪いとも言えますが、こればっかりはどうしようも無いのです。

(・ω・) しばらく白米を断つと、美味さがヤバいくらいに分かる

【顔の広さと同時に胡散臭さも手にしてしまう】
マ:キャンペーンしたら、少しは客来るやろか。
玄:単なる値下げは質を疑われるからオススメしません。
マ:せやったら、次回半額とかはどや。
玄:リピーター確保は客商売の基本ですけど。
マ:常連は大事にせんといかんで。
玄:弁護士や医者ならともかく、
 馴染みの探偵が居るって社会的にどうなんでしょう。


【それ以前にブチ込まれる心配をすべき】
マ:弁護士ゆうたら、相談無料はありかも知れへん。
玄:不安を煽って、絡め取る訳ですね。
マ:手口がリフォーム詐欺やん。
玄:仕事は自ら生み出すものでしょう。
マ:営業とか任せてみよう思たけど、
 この街に居られなくなる予感しかせんで。


【悪堕ちすれば食うには困らないと思う】
マ:飯奢ったろか。
玄:低所得者相手だと気が引けるのですけど。
マ:えらい言われようや。
玄:後で払った分を返せとか言いませんよね。
マ:どないなイメージやねん。
玄:そこそこ優秀なのに、
 いずれ屋根なしの生活をしそうな感じでしょうか。


【犯人の主張とか知らんわの精神が重要】
マ:ちょい小金が入ったから還元するだけや。
玄:仮にも経営者なんですから、
 労働者から如何に搾り取るかを優先しませんと。
マ:雇われの発言とは思えへん。
玄:何事も、双方の言い分を聞いて考えるべきです。
マ:探偵いうんは、
 立場無視して説教かます職業や思てるんやけどなぁ。

 サラリーマンとして悪くなかったのに、一念発起して飲食店を始めたらとんでもないことになる方はかなり居るようです。必要とされる能力と考え方が全く違うからです。マモンに関しては一国一城の主が向いてるんでしょうけど、探偵という何の経験も無い業界に足を踏み入れたのが如何ともしがたいのです。

 滅法という言い回しがあります。メッポウと読みます。現代日本語では、とても、物凄く、並外れている、など強調する用法が一般的です。元は仏教用語で、因縁に依って生じたものでは無い存在を指します。言い換えると道理を超越しているという解釈も可能で、究極の悟りである涅槃と同義で用いることもあります。ここから規格外な様を表現するようになった訳です。頻度は激減しましたが、かつては滅法界という単語も似た使い方をしていました。派生語に、盲滅法というのがあります。メクラメッポウと読みます。手掛かりや目当てが無い状態で手当たり次第に行動する様を意味します。盲とは目が見えない状態のことです。状況を把握できないまま動いても結果に繋がることは稀有なので、あまり前向きな言葉ではありません。近頃は盲が差別語ということで控える傾向があったりもするんですけど。法を滅するという字面だけ見ると邪悪な雰囲気を感じなくもありませんが、熟語というのは一筋縄ではいかないものですね。

(・ω・) 僧侶系のキャラが、必殺技にしそうではある

【だからこそ調整する補佐役が重要なのだ】
茜:天下統一って、思想の淘汰も兼ねてるのよ。
千:何か難しい話を始めてる。
麗:貧困が争いの一因であるのは間違いないとして、
 考え方の相違も無視できないと言いたいのでは。
千:翻訳ありがたいとか思っちゃったけど、
 領主の発言が分かりづらいのはどうなんだろう。


【民主主義も手を出さないだけで本質的に一緒】
茜:全ての自由を認めてたら泥沼だから、
 色々と規制するのが社会ってものじゃない。
麗:律令は、国家の礎です。
茜:規則を作る側に回る好機だと動くのが乱世で、
 それを暴力で潰し合っていく時代ってことね。
千:言っていることは幾らか納得できるけど、
 開けっぴろげが過ぎるんじゃないかな。


【完全に闇落ちしたら実行しかねない】
茜:私が天下取りに走らないのは、
 別に共有したい世界が無いからってだけ。
千:そうなんですか。
茜:完全実力主義とか相互監視みたいに、
 やってみたいのはあるけど。
麗:不穏な体制を耳にした気がしますけど、
 自制心があるだけ立派なんですかね。


【高嶺の花がどんなのと付き合うのか的な好奇心だ】
麗:茜さんが感銘を受ける程の人物に邂逅すれば、
 付き従う可能性がありそうです。
茜:会ってみたいなぁ。
千:飼い慣らせる人物像が分からない。
麗:想像力の限界を試している感じですが、
 それを見たいが為に臣従しているのかも知れません。

 第二次世界大戦後から1980年代くらいまでに起こったいわゆる米ソ冷戦は、イデオロギーの対立が原因と言われていました。リアルタイムで知っている訳では無いですが、社会の在り方で争うのは健全な部類なのではと思わなくもありません。問題は両陣営が権力闘争に利用していただけで、人々の生活に興味が薄かった点なんじゃないですかね。

 プロメテウスというギリシャ神話の神様が居ます。ティタン族の一柱で、アトラス、エピメテウスなどの兄弟です。彼は人間を生み出したとも言われています。ある日、最高神であるゼウスが神と人の区分をハッキリさせようと言い出しました。人類を贔屓したいプロメテウスは一計を案じ、神々が損をするよう罠を仕掛けました。それ自体はうまくいったのですが腹を立てたゼウスは人々から火を奪ってしまいます。当然のことながら、火があるとないとでは大違いです。寒さに身体を震わせ、夜は暗闇に抗えず、調理もままなりません。哀れんだプロメテウスは火種を盗み出し、こっそり分け与えました。これに依って生活は向上しましたが、同時に争いの道具も誕生させてしまいます。この展開を予見していたゼウスは再び激怒して、プロメテウスは囚われの身になりました。鎖に繋がれ、大鷲に肝臓を食べ続けられる刑に処されます。長い時を経てヘラクレスが大鷲を狩ったことでようやく自由の身となり、後にゼウスとも和解したとされています。最初のプロメテウスの策謀は、火を取り上げる口実の為にわざと引っ掛かったという解釈もあります。過ぎた技術は身に余るので、安易に用いてはいけない逸話として持ち出されがちです。しかし人が一度得た快適な日常を手放せないのは、皆さんも御存知の通りだったりします。

(・ω・) 昭和の暮らし一年トライアルとか、誰かやって欲しい

【纏めるのと維持するので必要な才覚が違う】
岬:私をうまいこと隠居させて、
 一柳さん主導で天下を目指してみませんか。
綾:お断りですわ。
岬:にべもなく。
綾:戦後をどうするかの展望がありませんし、
 余計な混乱を招くだけですの。
岬:統一自体は可能だと言ってる気がしてなりません。


【お気楽部活が全国を目指すと言い出したみたいだ】
結:良いじゃないか、天下人。
舞:関係者がなったとすれば一生自慢できる。
海:お零れを貰えればこれ以上の幸運は無い。
綾:呑気な物言いですわね。
岬:その為に今の三倍は働かされると知れば、
 ねじ切れんばかりの勢いで掌を返しそうです。


【精神的に楽なだけで人間関係が良化する訳では無い】
空:俺は全力で応援するぞ。
岬:と言ってますけど。
綾:やる気を出されるのが一番の迷惑ですわ。
空:妹がそっけない。
岬:慣れれば一種の愛情表現ということに出来ます。
空:どう思われてるかなんて分からんのだから、
 脳内で好き勝手に変換してしまうのも手だよな。


【少なくても数百年は実現しないけどな】
綾:私の使命は、この地の民を守ることと考えてますの。
空:それを日の本全土に広げるだけだろ。
舞:さりげに器量人なのではと思わされることがある。
綾:只のうつけ者ですわ。
空:いずれは、球体と言われているこの世界全てを。
岬:そこまで行くと物狂いにしか見えませんが、
 先取りしすぎて理解できないだけの気もします。

 今更ですが、岬陣営は大半が一年生であると同時に妹ばかりです。主要メンバーの内、千織とりぃ以外は兄弟姉妹持ちなので高校という枠に収めると必然的にそうなってしまうのです。とはいえ世間的な妹キャラっぽさがあるかと言われると怪しい辺り、私の妹観が漏れ出てる感じはします。

 肝煎という言い回しがあります。キモイリと読みます。肝入と表記することや、送り仮名の『り』がくっつくこともあります。現代日本語では、心を砕いて両者の面倒を見る、といった感じの意味合いです。近年は偉い人が気合を入れて推し進める的な用法もあり、少しばかり変質している気がします。本来は文字通り肝、即ち内臓にゆっくり火を通すことです。肝には精神のニュアンスもあるので、丁寧に扱う表現となった訳です。江戸時代には、肝煎が役職に近い感じで用いられることもありました。農家の取り纏め役である名主や庄屋の異名が一例です。他にも高禄で無役の旗本の上席を寄合肝煎と称しました。並べると、コミュニティの中では媚びへつらわれるけど、もっと上にはへこへこしなければならない中間管理職にこそ相応しい気がしてきます。とはいえ人間の世界で何処まで出世しようと結局は調整役な訳でして。権力でゴリ押ししてるように見えても、肝煎の部分は無くなってないのかも知れませんね。

(・ω・) 独裁者の強行を、肝煎と呼ぶかと言われれば微妙だな

【武家の出じゃないし潔さとか言われても】
公:天下人が現れたら、俺の処遇はどうなるのだろう。
遊:勝ち馬に乗れるかどうかだろ。
莉:見極め失敗すると、功績が吹っ飛ぶらしい。
公:そうなったら出家するから許してと泣き叫ぶか。
遊:こういった具合に体面を捨てられるのが、
 お前の良いとこであり、悪いとこでもある。


【折角だから日記にしたためておこう】
公:命あっての物種は真理じゃないか。
遊:生き意地が汚いのは一つの資質だがな。
莉:後世にどう思われるとか興味ないの。
公:掃いて捨てるほど居る負け犬の一匹だぞ。
  余程の奇行に走らん限り目立ちはしない。
遊:追い詰められた末に醜態を晒しそうだが、
 それはそれで見ものな気がする。


【空っぽの器だって立派な個性かもよ】
公:勝利側でも加増という体で僻地に飛ばされると聞く。
莉:民と引き離すことで弱体化できるんだっけ。
遊:そんな慕われていたとは初耳だ。
公:国衆総入れ替えの方が現実味ある。
莉:何処までお飾りなのさ。
公:土地と無縁なことが数少ない存在意義だとすれば、
 自分とは何なのかを考え込んでしまう。


【収集するのに傑物が必要となる訳だ】
公:野心がある訳でもなし、田舎の方が気楽かも知れん。
遊:私らの恩賞はどうなるんだ。
公:山奥の寒村なら分け与えられるんじゃないか。
遊:やっぱり、何処かで鞍替えすべきだな。
莉:売り時を見極めてるのは、大名に限らない。
公:身分に関わらず出世できる時代は、
 思惑が入り乱れて制御が難しいということでもある。

 信長の次男である織田信雄は、小田原の役の戦功で家康の旧領を与えられる予定でした。しかし織田家と縁深い尾張から離れることを嫌がり、改易させられてしまいます。その後、何とか豊臣臣下に復帰させて貰えたものの関ヶ原で傍観していたことに目を付けられて、二度目の全没収を食らいます。あまり有能なイメージが無い信雄ですが、この世渡りでのやらかしが影響しているんですかね。最終的に大坂の陣で徳川に寝返って大名となる辺り、実はやり手な気もするんですけど。


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