2009
さて、色々と凄い勢いで過ぎ去ったアラヤシキも、これにて終章。六割以上を一挙更新とかしてすいませんでした。元旦の一件は、今にして思うと、これの予見だったんですね。
( ・ω・) 嗚呼、それにしてもこれ終わったら、本当、何を書こう……
【先天性ヒエラルヒー】
月:最強とは、何なのであろうか。
黄:ある程度を越えると、虚しくなる響きなんだよぉ。
伊:うーむ。私としましては、嫁の方が怖かったのですが。
メ:ん……難しく考えたことはない。
黄:考えてみれば、どいつもこいつも、生まれた時から神格で、
成り上がりが実に少ないんだよぉ。
【ノブレス・オブリージュとは無縁】
月:いやぁ、貴族の姫ですいません。
黄:むしろ、お姫様・お嬢様協会から、
イメージダウンの慰謝料を請求される勢いだと思うんだよぉ。
月:ハッ。親や子がどんなにボンクラ・無能・ヘタレだろうと、
血筋さえ良ければ、お嬢と呼ばれる事実を何故認めん!
伊:ん?
【庶民には余りに難解で】
朱:ふに~。
黄:考えてみれば、これもれっきとしたお嬢様なんだよぉ。
朱:ドーナッツの穴には~、
西洋白人社会の陰謀が隠されてると思うんですが、どうでしょうか~?
黄:この世間ズレした発想も、きっとこっちの世界では通用すると、
とりあえずは信じて疑わないことするんだよぉ。
【劉玄徳氏も共感】
月:黄龍も子孫を作れば、二代目以降は立派なボンボンになれる。
黄:考えておくんだよぉ。
伊:ですが日本には、豊臣秀吉という男が居てですね――。
黄:凡庸な二代目がむしろ不幸になることが多いのは、
現代の世襲政治を見ても、充分に理解出来るところではあるんだよぉ。
才能は半分しか受け継がれないのが難点ですが、トンビが鷹を産むこともあるので、にんともかんとも。