2010
民主党、小沢幹事長が囲碁の井山名人と対局したそうです。結果は、置き石三つで持碁(引き分け)だったとか。
( ・ω・) いや……それって完全に接待……
「何にしても、これで弟子入り審査は不合格だな」
「また、来週の受験に向けて勉強をし直さないと」
「何で毎週開催することになってやがんだよ!」
「ちょっと待って。ひょっとしなくても、今ので僕がクレインに弟子入りする権利を得たんじゃない?」
「おぉ」
「てめぇも混ぜっ返してんじゃねぇ!」
とりあえず、困った時にしっちゃかめっちゃかにしてお茶を濁すのは、僕が学んだ処世術の一つだよ。
「弟子の一人や二人、良いんじゃない? もしかしたらクレインより強くなるかも知れないし、そこまでいかなくても、後継者が居ないよりは良いような」
「他人事だと思って適当なこと言ってんじゃねぇよ」
だって、基本的にはその通りだし。
「よぉし。だったらこっちにも考えがある。坊主、てめぇを俺の弟子にしてやる。そしてそっちの二人は、お前が弟子として迎え入れろ。孫弟子なら、折衷案として申し分ないだろ。もちろん、俺ぁ、何の面倒も見ないがな」
「何さ、その免状乱発して、小銭を稼ぐ真似」
「弟子の一人や二人とか言い出したのはてめぇだろうがよ」
うーん。それにしてもクレインって、魔法使いとしての能力はともかく、人格的に、人を育てる立場は無理なんじゃ。
ま、これを見て二人が幻滅してくれたら、それはそれで良いんだけどね。
「この際、人間的な問題は考えていない。この、実に危うい世界情勢の中、求められるのは純粋に才能のみ。むしろ人として破綻している位で、ちょうど良い」
「持ち上げてる様で、むしろ扱き下ろす高等テクニックを聞いた気がする」
「完全にバカにしてるだろうが!」
解釈に依っては、そう取れるかも知れないね。