2009
最近、とみに思うこと。鳩山政権下で、各省庁の『無駄』と呼ばれる予算が削られているという報道を良く見ますが、省庁名と額が先行して、その内訳を殆ど目にしないように思います。いやいや、子供手当てだの、高校学費無料化だの、母子加算だの、増やすところだけじゃなくて、何処が無駄だと判断して削ってるのかもちゃんと大々的に報道しろよ。だから俺みたいなアンチマスコミ産むんだってば。
( ・ω・) 『これだからマスコミは……』が死語になるのは、遠い未来のことの模様です
「寒い! 寒い! さむぅい!」
とりあえず、あれです。仲間の盗賊さんが、とってもうるさいです。
「たしかに、寒いって言えば寒いけどさ」
防寒具を身に付けて歩き続けているのに、それでも身体が芯からは温まらない。周囲に見えるのは何処までと無く続く氷のみだ。これが、雪と氷で覆われた大地、レイアムランド、か。
「まだ今の時期は良いらしいよ。真冬だと、吹雪で隣の仲間も見えないくらいらしいし」
ポルトガの暦で言うと今は初夏くらいだし、そういう意味ではタイミングが良かったよね。
「そんなこと言いながら、自分はこっそりメラで暖を取ってるって、ズルくない?」
「……」
てへっ♪
「だったら、シスも魔法憶えてみない? 戦闘で使おうって思ったら大変だけど、生活を便利にするくらいだったら、割と簡単だよ」
「あー、無理無理。昔、ちょっと齧ってみようとしたことあったんだけどさ。才能が欠片も無いってギルドの人に言われたし、向いてないみたい」
「へー、そりゃまた珍しい」
良いか悪いかの話は別にして、魔法は基本的に、才能依存の領域だ。足の速さや、算術の能力に似てるかも知れない。もちろん、宝石が職人の手に依って磨かれなければ輝かないのと同じく、努力もそれに匹敵するくらい大事ではあるんだけどね。
唯、逆に言えば、それなりに訓練すれば、殆どの人が魔法を使えるということでもある。僧侶、魔法使いの両系統を極めることが出来る賢者が稀有であると同時に、どっちも全く使えないっていうのも、かなり珍しい。言うなれば、同じ確率の一位クジとドベクジの内、ドベの方をひいたって感じかなぁ。運が悪いっていうか、何ていうか。