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 巷で噂の柳田法務大臣が、大臣職を辞したそうです。まー、こうしなければ収集は付かなかったでしょうから、やや遅ってところですかね。もしかすると本気で、週末の世論調査を見なければ行動できないんじゃないですかね、この政府。週明けに動くことがあまりに多過ぎるような。偶然かしら。

( ・ω・) さぁて、次は仙谷官房長官が、矢面って奴ですか

 話に聞いただけだけど、このお墓を作ったのは、イシスの兵達だということだ。彼らを守ることは出来なかったけれど、略奪の類が行われなかったのは、僅かにでも自尊心が発現したと信じたい。
「お、ここらは良いもんかなぁ。あー、でもこっちの方が――」
 しかし、いつも疑問なんだけど、何でシスは価値があるものを、視認も出来ない状態で探すことが出来るんだろう。余りに便利すぎるもんだから、ついつい頼っちゃって久しいけど、不可解なんて一言で済ませて良いものじゃない。合理と理論が信条の魔法大好きっ子として、いつの日か解明すべきものだと思うんだ。
「一番でっかい反応はここだねー。間違いなく、国宝級のブツがあるよ」
 墓の合間をジグザグに縫うようにして端っこまで歩いた後、シスは中心辺りに戻って、そう結論付けた。
 ま、シスが言うんならそうなんだろうね。完全に慣れきって、疑ってすらいない自分が恐ろしと思わなくもないよ。
「さて、と」
 鉱山での一件で反省して、小型のスコップを買っておいたんだよね。これで、効率的に土を掘り返すことが出来るよ。
「もうすぐ日が暮れそうだし、早めに終わらせないと」
 どっちにしても今晩は損傷の少ない家を拝借するつもりなんだけど、仕事が早いに越したことはない。ここは一つ、気合をいれてだね――。
「じ~」
「ですの」
「あのー。何でこう、じっと僕のことを見詰めておられるのでしょうか」
「掘る道具持ってないから」
「同じく、ですわ」
 し、しまった。なんとなーくかさばるから一つしか買わなかったけど、使う時は同時になるから人数分要るんだった。どうにも、こういう詰めが甘いよなぁ、僕。

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