2009
日本郵政西川社長が辞任し、元大蔵官僚の斎藤次郎氏が、新社長に内定。え? 元大蔵官僚が民間とはいえ、政府と縁の深い企業の社長に? 脱官僚とか、天下り根絶を訴えてる民主党が決定したんですかー?
( ・ω・) 本当、毎日、毎日、ツッコミどころの尽きない政権だなぁ
「それにしても、なーんか、話が巧すぎない?」
「どゆこと、シス」
「いやさ、あたし達、盗賊の世界じゃ、あんま条件が良すぎる家ってのは、むしろ警戒の対象なんだよね。ほいほいと入り込んだら、一網打尽になっちゃう話なんて良く聞くし」
ゴメン。そんなこと言われても、どう返答して良いかさっぱり分からないや。
「バラモスの城には結界が張ってある。世界に散らばる六つのオーブを集めればそれを打ち破れる聖鳥が目覚める。しかも鳥だから高い山も越えていけるなんて、あたしじゃなくても都合が良すぎて構えちゃうよね」
わ、わ。シ、シスが何だか、らしくないくらい論理的に喋ってる。ここだけの話、ラーミアの話と同じくらいの衝撃を受けてたりするよ。
『そこにも、認識の違いがあるようです』
『そもそも、ラーミアとは、この世界を生み出した神に仕えし七の聖獣の一つ』
『秩序を乱す存在であるバラモスを打ち破る資質をオーブで見極め――』
『その一助となる聖獣として、ラーミアが最も相応しいというのが正しい順序となります』
『この卵も、バラモスが結界を張りし後に姿を現しました』
『勇者オルテガがここに来ても意味が無かったというのは、そういったことでもあります』
「はぁ」
つまり、オーブを集めて出てくるラーミアが、たまたま都合の良い能力を持っていた訳じゃなくて、現状打破に一番適切な能力を持ってるものを選んで神様が貸してくれた、と。何だか、そこまでしてくれるなら、神様がバラモス倒してくれないかなぁ。