2009
野球から離れて久しいのですが、久々に経過を観察してみると、楽天の快進撃が止まりません。二位になったのは知ってましたが、気付いたら、CS第一ステージ勝利。おいおい、優勝した日本ハムが可哀相な位に目立ってるじゃないか。梨田監督って、ちゃんと知名度あるんだろうか。野村監督の半分くらいしか無さそうだ。
( ・ω・) まあ、四、五年前の惨状を知っていれば、ここまで来れたこと自体、奇跡に近いという説も
『はい。これは、魔を祓う力を持つ聖鳥ラーミアの卵』
『彼の力を以ってすれば、魔王バラモスの居城へと乗り込むことも可能でしょう』
「……」
え?
「ちょ、ちょっと待って。つまり、その卵が孵れば、バラモスにケンカ売れるってこと?」
『その通りです』
『あの悪しき者は自らの居城より動かぬ代わりに、強大な結界を張って、全ての者の侵入を拒んでいます』
『入り込むことが出来るのは、魔王軍に所属するもの、ないしは、バラモスが認めた者に限られています』
『ですがラーミアならば、その結界を浄化することが出来るでしょう』
わ、わ、わー。な、何、この急展開な話。
あ、そうか。兄さんが言ってた聖鳥って、ラーミアのことだったんだ。そして、バラモス城へ乗り込む為にレイアムランドに来た、と。少しずつ話が繋がってきて、難解なパズルを解いた時の様な快感が心を満たしてきた。
「一つ、質問がありますの」
『神に仕える身でありながら、天衣無縫なる者、アクアよ』
『何なりとどうぞ』
うわー、どうやって調べたかは知らないけど、初対面にして何ていう的確な称号。一番凄いのは、表情一つ変えず、面と向かって言えるところだとは思うんだけどね。
「こちらの情報と話から推察するに、アレル様が来られたと思われますの」
『はい』
『彼は黒髪の女性剣士と共に、参られました』
トウカ姉さんのことだよね、多分。
「それが恐らく四年程前のこと――何故、未だにラーミアは目覚めておりませんの?」
貴重な情報に舞い上がってしまったけど、言われてみればたしかにそうだ。兄さん達がここに来たなら、絶対に孵化させる方向で動くはずだ。それが四年経っても卵のままって、どういうことなんだろう。