2025
SAN値と呼ばれる数字があります。20世紀に創作された、クトゥルフ神話を題材にしたテーブルトークRPGで用いられるものです。この神話は設定が壮大で、人間社会を前提としていません。クトゥルフという単語自体、人類には発音不可能とされています。大昔に地球を支配していたものの姿を消した、強大にして異形の神々が現代に復活する筋書きです。彼らは旧支配者の名で括られます。見た目や価値観など、全てが人と相容れない存在です。故に常人が接触してしまうと、理解を拒み気が違っていきます。ゲームではsanity(正気度)というパラメータが数値化されていて、遭遇や真理を垣間見ることで減少します。零まで落ちると完全な発狂状態になり、ゲームオーバーです。そのキャラクターはNPCとなり、使用することは出来なくなります。SAN値とはこの値なのですが、あくまでファンが名付けた通称です。しかし言葉だけが独り歩きして、まともじゃない状況で精神が削られる際に使われるようになりました。クトゥルフ神話を良く知らなくても、SAN値を耳にしたことがある人は少なくないと思われます。私もその一人な訳ですが、かくも文脈は大事だと考えさせられる次第です。
(・ω・) 流れで何となく意味が分かるもんな
【むしろ盛大に弄り倒した方が立ち直り早そう】
月:壮健の秘訣なんざ、簡単だよチミィ。
生き甲斐だ。やりたいことこそ生を輝かせる。
白:何キャラなの、これ。
黄:ちょくちょく迷走するんだよぉ。
朱:三分後には『無かったなぁ』と後悔しますから、
そっとしてあげるのが優しさです~。
【それは何かやり遂げた人の老後としてでは】
黄:惰性的に過ごしてると精神は腐るんだよぉ。
朱:刺激は大切ですよね~。
白:意図してた訳じゃないけど、
狩猟で野生の感覚を取り戻してたのか。
月:やっぱ趣味と耄碌予防を兼ねるのが理想だ。
【民族レベルで共依存みたいに言うな】
天:手の掛かる家族が居ると、
私がしっかりしなければという張りになります。
月:うむうむ、うちの身内は問題児だらけである。
朱:なんでしょう、この空気感~。
黄:自立が困難な者同士で支え合ってる、
トランプタワー的な一族なんだよぉ。
【そんな堂々と宣言しなくても】
白:我が家は自主独立がモットー的なとこあるけど。
朱:ネコ科ですからね~。
黄:言い換えると、責任感が無いんだよぉ。
白:社会性は協力が不可欠だから必要なんじゃ。
天:我が民が絆という名の同調圧力が好きなのも、
個々人でやっていく能力に欠けているからです。
どれだけ有能な人物であろうと、個人で文化的な生活を営むことは出来ません。なので社会に所属している以上は、還元する義務が生じます。しかしシステムが構築されれば、悪用するやつが出てくるのも人の世な訳でして。貢献しないくせに汁だけは吸う輩が湧いて難儀するのですよ。
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