2010
グダグダにも程がある臨時国会も閉会が近付いてますが、党首討論もどうやら行われないようです。菅総理曰く、『いやぁ、やりたかったのに残念だなぁ』だそうですが。この状況で、何でそんな満面の笑みなんだろう。相変わらず、緊張感が足りないと思うのです。
( ・ω・) 支持率が下がり続けると総理は死ぬという俗説は、割と信憑性があるというのにね
えーと、順繰りに整理していくと、この奥さんはエルフで、旦那さんは多分、人間だよね。ジョン君の耳に特徴があるのは、いわゆるハーフエルフって奴だからなんだろうけど、あれ、何かどっかで、こんな関係についての話を聞いたことがある様な。
ちょっと待って。順繰りに纏めていくから。こちらの御家族、お子さんが一人なのかは知らないけど、とりあえずお父さんは三十になるかならないくらいの、人間の男性だ。お母さんは、エルフで、僕みたいな凡庸な人間に年齢の判別は難しいけど、多分、旦那さんとそうは変わらないだろう。そして、ジョン君は十歳になるかならないかくらいかな。ハーフエルフが、人間と同じ様に成長するのかどうかまでは知らないけどさ。
そして、言ったら何だけど、只でさえ辺境なのに、更に完膚なきまでに滅ぼされた不便極まりないこの土地で暮らすなんて、人目を忍ぶくらいしか理由が思い付かない。単に見付かりたくないだけなら、都会の雑踏も選択肢に入るだろうけど、奥さんは何しろエルフだ。目立つなという方が無理ってものだと思う。
その上で、この奥さんの出身地はノアニール西方の隠れ里とのことだ。これらの情報を総合的に構築すると、何をどうしたって、僕達が関わったあの事案を連想してしまう訳で。
「ちょ、ちょっと待って下さいね。作戦会議しますから」
「はい?」
奥さんを含めた三人が、何やら、怪訝な顔でこっちを見てるけど、とりあえずは無視しておこう。果てさて、一体、僕達はどうやって話を切り出すべきなんだろうか。