2025
ジプシーと呼ばれる人々が居ます。記録上は欧州に端を発し、世界中を渡り歩く遊牧民族の総称です。転じて、根無し草的にフラフラしている集団に対しても使います。少なくても500年前には存在していました。近年の研究ではインド北西部からやってきたというのが通説です。しかし当時の彼らはエジプト出身であると自称し、派生語であるジプシーの名で括られることになります。この呼称は差別的なニュアンスを含んでいるとして、民族名を使うべきとする見解が優勢です。代表的なのはロマ民族ですが、ドム、バンジャラなど他にも居るので正確な表現とは言えない問題があります。定住の地を持たない彼らは、汚れ仕事を請け負うことが少なからずありました。その為、放浪を辞めつつある現代に至っても別世界の住人とする人が絶えないとのことです。一方で、歌と踊りに長けています。旅をしながら食い扶持を稼ぐには、芸事が手っ取り早いからです。こちらも賤業とする文化圏が多く、拍車を掛けた面はあります。職業に貴賎は無いというものの、人間の方が成熟していない訳でして。社会からすれば害悪にしかならない職もあるので、前提が間違っているのかも知れません。
(・ω・) 具体例は中抜きを仲介と言い換えるやつ
【完璧系主人公だと割りを食いがち】
マ:顔バレしとる探偵てどないなん。
玄:調査系の仕事が極めて難しくなります。
マ:助手の手腕が試されるで。
玄:たしかに、本人が動く必要はありません。
マ:まー、とっ捕まったりショボいミスして、
事態をややこしくする役回りなんやけどな。
【ネット連絡だけで解決するしか無いような】
マ:変装も重要ちゃう。
玄:イメチェン程度では、
顔認識システムで身バレしますけど。
マ:技術革新なんて嫌いや。
玄:個人事務所としては逆に活用しませんと。
マ:感性と閃きだけで食ってける、
クラシカルスタイルが理想やねん。
【一卵性双生児すら別人扱いになる】
玄:これだけ科学が進んで顔に頼るのも変な話です。
マ:生まれた時にチップでも埋め込め言うんかい。
玄:しない理由が感情論以外に思い付きません。
マ:ディストピア思想怖いわぁ。
玄:探偵視点だとかなりのトリックを潰されるので、
仕事が消滅しかねませんけどね。
【中途半端に影響力を持ってるのがタチ悪い】
玄:知名度が抑止力になれば良いんですが。
マ:何故か有名なんが居ても強行するで。
玄:計画を修正できない、ダメな大人の見本です。
マ:行動力は褒めたげてや。
玄:世の中、余計なことをするなら寝てろという、
残念な方ばかりじゃないですか。
身元不明の遺体が発見された際は、顔、歯型、指紋、性別、体型、所持品などから該当者を割り出します。つまり昭和の頃とあまり変わっていないのです。せいぜいDNA鑑定が追加されたくらいでしょうか。精度は上がってるはずですが、何かビシィッと一発で見分ける方法は無いものかと思わなくもありません。
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2025
梟と呼ばれる鳥類が居ます。読みはフクロウです。フクロウ目フクロウ科に所属する動物の総称ですが、ミミズクは含みません。但し生物学的な境界線は曖昧で、羽角(ウカク)と称される耳のような羽の有無で決めるのが一般的です。肉食、夜行性で、隠密行動を得意とします。羽先が音を減衰する構造になっていて、夜闇に紛れて獲物を仕留めるのです。対象はネズミ、小鳥、昆虫、爬虫類、両生類と多彩で、鷹と同じ猛禽類に分類されています。もっとも両者は遺伝子的にさほど近くないとのことです。鳥ですから基本は丸飲みで、消化しきれない毛、骨、羽などをペリットという塊にして吐き出します。ペットとして飼う際はマウス、ヒヨコ、ミルワーム辺りを丸々与えるので、苦手な方は注意が必要です。人間用の肉は血抜きされていて栄養が足りないので向いていません。『森の賢者』の異名でも知られていて、頭はかなり良いとされています。但し物腰に依る補正も大きく、知力自体はカラスに劣るというのが通説です。梟の字は、木の上の鳥と書きます。これは死骸を樹上に掲げて鳥除けにしたことが由来です。その為、晒し首の意味も持っています。ネズミをぶちのめしてくれる益鳥にも関わらず日本での扱いは微妙ですが、どうも中国文化に影響を受けた結果みたいですね。
(・ω・) 熟語が後ろ向きなのばっかりである
【いっそ野生を利用した方がトンチキで宜しい】
マ:動物を使ったトリックてどない思う。
玄:ミステリより曲芸に近付く感が。
マ:人の知恵と罪深さが見たいゆうのに、
ちゃうなー気分で満ちるねん。
玄:飼い慣らした努力は認めますけど、
面白味があるかは別の話です。
【お陰で初期はひたすらに混沌とする】
玄:世界初の推理小説は類人猿が犯人でしたっけ。
マ:一発目やから許されるやつや。
近年やったら非難轟々間違いないで。
玄:考えように依っては、酷いネタ潰しです。
マ:先駆者は諸々の苦労を背負うけど、
何やっても斬新な特典も付いてくるでな。
【実務とエンタメをごっちゃにしてはいけない】
マ:プロファイリングて、
人工知能に任せた方が堅実なとこまで来とるよな。
玄:データ処理に関しては人間を超えつつあります。
マ:読者が納得するかは別にしてやけど。
玄:そこは否定しません。
マ:人の悪意は機械になんて読み解けへんオチにせんと、
読後感が足りんゆうのもどうなんやろ。
【暴論だけど解決率が変わらないなら有りかも】
マ:でも要約させてみたら的外れなことはあるで。
玄:失態を演じた時に誰が責任を取るんでしょう。
マ:人力の現状でやらかしを認めてんのかいな。
玄:言われてみれば。
マ:結局のところ大差ないんやったら、
導入して経費削減すべきやろ。
警察最大の仕事は、犯罪を減らすことです。とはいえ予算と人員に限りがある以上、撲滅は無理と思われます。AIを用いての効率化は検証されていますが、どれほどの効果があるかは未知数です。成功したら成功したで、機械に支配される生理的嫌悪感が出てくるんでしょうけどね。
2025
北斗七星と呼ばれる星の並びがあります。読みはホクトシチセイです。北天に輝く7つの星をまとめていて、大熊座の腰から尻尾に相当します。星座っぽくもありますが、国際天文学連合的にはギリシャ神話をベースとする88個を指すので含みません。七星を線で繋ぐと柄杓型に見えることから、同義の斗が名前に入っています。北半球の中緯度以上であればほぼ通年で観測が可能です。また椀状の先っぽである2星、ドゥーベとメラクの延長線上に北極星があるので方角を確認できます。6つが2等星、1つが3等星と明るく、周囲に目立つ星が少ないので見付けやすい存在です。その為、逸話が多くあります。古代中国では、死を司るとされてきました。なので北斗七星に向かって進軍するのは不吉とされます。余談になりますが柄の端から2つ目であるミザールは連星です。北斗の拳シリーズで知られる死兆星は、これらを絡めての着想なのだとか。対となる南斗六星は生が担当です。しかし天の川に掛かっていて探しづらく、季節が限られていることもあってマイナー感は否めません。個人的にはオリオン座と並ぶ、素人でも認識が楽な星々です。特徴的な形状をしているのが良いのでしょう。こいぬ座みたいに星2つで成り立っているのは、上級者向けが過ぎると思うんですよね。
(・ω・) 言われても『うぅん?』しか返せないよ
【善悪の定義から始める必要が】
玄:探偵が天国へ行けるか考えました。
マ:なんでやねん。
悪事を暴く正義の味方やないかい。
玄:その理屈ですと、ゴシップ誌も該当します。
マ:同類にして欲しないわ言いたいけど、
境界を決めるんは実に難しいで。
【多数決で犯人を決めそうな世界観だ】
玄:仮に全国民が探偵を気取りだしたとします。
マ:嫌な言い方やな。
玄:玉石混交、より正確に表現すると、
ほぼ誤っている見解が氾濫します。
マ:情報化社会への皮肉やろか。
玄:なので腕が良ければまだしも、
残念なのは秩序を乱すだけじゃないですかね。
【論破という概念があるかすら怪しい】
マ:ちょい待ち、反論するわ。
玄:ですけど地獄は悪人だらけですよ。
マ:悪魔みたいな提案するやっちゃな。
玄:どちらがマモンさんに似合うかは自明かと。
マ:せやけどロクデナシばっかの場所で、
活躍の余地があるかは疑問や。
【査定システムでも左右されそう】
マ:天国て、探偵が必要とされるんかなぁ。
玄:どの程度の善人が集まっているかに依ります。
マ:煙草のポイ捨てを見て、
注意する勇気が湧かへんくらいちゃう。
玄:単なる小市民では。
マ:結局は悪さする踏ん切りつかんくらいが、
真っ当な人生送るもんなんやで。
探偵の仕事は、事実を解明することです。しかし閻魔様が使う浄玻璃の鏡は全てを見通します。つまりあちらの世界でやれることはありません。せいぜい日々の悩み相談くらいですが、それを探偵と呼べるかは皆様の解釈に任せます。
2025
フェニルアラニンと呼ばれる化合物があります。必須アミノ酸の一種です。人体を構成するアミノ酸は20種類存在し、食事から補給しなくてはならない9種を必須アミノ酸、体内で合成される11種を非必須アミノ酸に区分しています。フェニルはフェニル基を意味し、ベンゼン環から水素を一つ取り除いた官能基です。これが同じくアミノ酸であるアラニンの水素と入れ替わった構造をしているので命名されました。フェニルアラニンはそのままタンパク質の建材としても使いますが、一部は肝臓でチロシンに変換されます。これはアドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンの前駆体で、興奮性の神経伝達物質です。アドレナリン、ノルアドレナリンは血圧を高め、ブドウ糖の生産を促します。身体を臨戦態勢にするのです。またドーパミンは幸せホルモンの別名で呼ばれ、気分を良くします。やる気が湧かない、落ち込みがちの傾向がある際は、2種のアミノ酸を意識すると改善されるかも知れません。但しチロシンは黒色色素であるメラニンにもなるので、しみ、そばかすを気にする方は注意が必要です。とはいえそれなりにタンパク質を摂取していれば不足しないっぽいので、偏食が一番の敵という話なんでしょうね。
(・ω・) ドーパミン垂れ流しの生活はちょっと憧れる
【別人だと判決が変わるってどうなんだ】
マ:裁判パートがメインて少ないよな。
玄:量刑は普遍性に乏しいですから。
マ:時代や情勢で変わるゆうことか。
玄:極端な話、裁判官の気分ですし。
マ:思想や信条ゆわん辺り、
配慮した物言いやで。
【超理論に疑問を抱くのが大人の階段】
玄:エンタメとして昇華できれば、
細かい部分はどうでもよくなります。
マ:超裁判はいっそ清々しいわ。
玄:面白さは全てに優先されるべきです。
マ:そこで得た知識をひけらかして恥掻くんも、
人生では重要な経験や。
【何があってここまで偏屈になったんだか】
玄:弁護士や判事が推理担当で、
法律知識を駆使するのは存在します。
マ:絶対に犯罪でけへんのが厄介やで。
玄:刑事が守ってるみたいに言いますね。
マ:あいつら自制心ゆうもんが無いさかい、
権力を自分の才覚と勘違いしとるからな。
【探偵ってそういう役回りだったかしら】
玄:不法な手段で得た証拠は、
無効であるという原理原則がありますけど。
マ:そないなお行儀いい連中ちゃうがな。
玄:半世紀前の様な捏造が横行しているのは事実です。
マ:ウチみたいな民間人が監視せんと、
腐敗が進行していく一方やで。
この時空の玄武は大学生説が有力です。そして法学部なんじゃないかとも言われています。実地で学べるとすれば聞こえは良いですが、もっとマシな選択肢は絶対にあったのが何とも言えません。
2025
無反動砲と呼ばれる兵器があります。砲弾を発射する際、後方に発生する加速をほぼ無効化する仕組みが搭載された大砲の総称です。この世界には力学の第3法則で知られる、作用反作用があります。物体に力を加えると、反対方向へ同じだけ返ってくる現象に付けられた名前です。台車に乗って何かを押すと、後ろに進むのが分かりやすいかと思われます。大砲の弾は重く、初速も遅くありません。近年のものだと尚更です。なのでしっかり固定しないと、砲身が吹っ飛んで味方に被害を及ぼします。重量は嵩み、設置に時間が掛かるなど不便です。無反動砲はそういった諸々の問題を解決する為に誕生しました。原理は単純で、射出と同等のエネルギーを逆方向に噴出して相殺するのです。具体的には、ガスが良く使われます。これに依って軽量化が実現し、肩に担いで撃つといった利便性を獲得しました。もちろんメリットだけではありません。爆発させる訳ですから、狭い場所では不向きです。また爆煙が発生するので、相手に位置がバレます。自動装填装置を組み込めないので、連発が難しいのも難点です。ちなみに似た見た目のもありますが、ロケットランチャーとは違います。こちらはロケット弾を使用していて、飛びながらスピードを上げるので反動は弱めです。いずれのタイプも現役なので、一長一短なのでしょう。こんな物騒なもん無いに越したことはありませんが、実現可能かはまた別の話です。
(・ω・) 手にした武器を捨てるのは倍以上の勇気が要るのじゃ
【マニア相手ならミスリード可能】
マ:指紋て凄いよな。
一世紀以上経ってるのに個人認証の最前線やなんて。
玄:大抵の行動に指先を必要とするせいですね。
マ:手袋で防げるけど、それはそれで不自然になるいう。
玄:潔癖症の設定は便利なようでいて、
全力で注目される弱点を兼ね備えています。
【外的要因で変化するケースもある】
マ:このグルグルが誰しも一生変わらへんて、
気付く方がおかしいんちゃうかと。
玄:どうやって証明したんでしょう。
マ:そら適当なの連れてきて削ったり焼いたりやろ。
玄:真っ先に至る発想としては少々えげつないです。
【むしろ悪魔の領分なんじゃないの】
マ:僅かな脂の分泌で痕跡が残るとか、
ちょい都合よすぎやないか。
玄:捜査の為に編み出されたような仕様です。
マ:神がどんだけ人を信用せんと設計したか、
丸分かりになっとるで。
【いつだって異世界の記憶が絡みつく】
玄:ところで、生来指紋と無縁な気がしまして。
マ:そないな体質あるんかいな。
玄:いえ、ちゃんと渦巻いてますよ。
マ:なんのこっちゃ。
玄:だから不思議なこともあるものだという、
与太話の類です。
意外にも、指紋ネタは殆ど扱ってこなかったようです。ミステリ的には基本中の基本ですが、逆にド真ん中すぎて盲点だったのはあるかも知れません。