2022
蚯蚓と呼ばれる存在が居ます。ミミズと読みます。環形動物門貧毛綱に属する動物の総称です。細長い円柱状の肉体で、手足や目鼻といった分かりやすい器官を確認しづらい特徴があります。身体を一周する形で膨らんでいる部分がありますが、環帯と称することが多いようです。ここで区切った時に、短い方が頭部というのが一般的になります。地中に潜み掘り進むことで空気と混ぜっ返します。また土と共に生物由来の物質を捕食して排泄します。結果として耕している上、肥料を生産してくれることになるので、たくさん住んでいる土地は肥えているとされるのです。ミミズの名は、目見ず、つまりは視覚が無いことから変化したというのが通説です。漢字の方は漢語からの借用で、引き摺って歩いた跡が丘のようになる様から付けられたとされています。雌雄同体で、種類に依っては無性生殖をしたりもします。歴史は大変に古く、似たものであれば10億年近く前、今に近い形でも4億年前には誕生していたとされています。要するに環境の変化にやたらと強く、生物の完成形に肉薄している種と言い換えることも出来るでしょう。台所の天敵と同様に、人類が滅んでも平然としていそうです。強い動物というと恐竜や鯱といったのを連想しがちですが、ストロングにも色々あるんですよね。
(・ω・) 後の知的生命体に、人は太く短く生きたと評価されそう
【いつか使うからとゴミを捨てられない人みたいだ】
玄:今日も近辺で起きた事件の資料整理ですか。
マ:いざって時に役立つさかいな。
玄:地味な作業を厭わないのは美徳と言えましょう。
マ:含みがある言い方に聞こえるんやけど。
玄:本当に活用される日がやってくるのかについて、
疑問しかないからじゃないですかね。
【初動で道を間違えると迷宮入りになりやすい】
マ:実は無能な警官連中が誤認逮捕してもてて、
真犯人はのうのうとしとるゆう妄想するんは楽しいで。
玄:新聞を読んでいたら気付く展開は定番です。
マ:但し、根拠はあらへん。
玄:むしろそういった決め付けの類が、
過ちの原因になっているのではと言いたくなってきました。
【あくまでバイト扱いだから矜持が保たれる】
玄:依頼はたまに入ってくるなんでも屋的なものばかりですし、
時間はかなりあると思うのですが、他に何をしてるんですか。
マ:この雑居ビルの掃除とかやな。
それで家賃を大幅に負けてもろとるねん。
玄:もう、管理人として雇ってもらったらどうです。
マ:本業がそっちになってもたら探偵の純粋さがのうなるから却下や。
【結局は机上の延長線上に居る気がしてならない】
玄:将来的に卒論作りで活用できそうですから、
業務そのものに不満は無いんですけどね。
マ:何を専攻する予定なん。
玄:犯罪心理学系統にするつもりです。
マ:実地を知っとくのは、ええことやで。
玄:現場に出ることが稀だと、口にして良いんですかね。
難解な犯罪が専門の探偵が食べていけるのかというのは厄介な問題の気がしています。かのシャーロック・ホームズはどでかい依頼料を貰ったことがあって、それ以降は趣味みたいなものだったそうです。雑な感じもありますが、物語を成立させるには仕方がないことなのかも知れません。
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2022
筑前煮と呼ばれる惣菜があります。チクゼンニと読みます。筑前とは旧国名で、現代の福岡県北西部に相当します。鶏肉、蒟蒻、蓮根、人参、牛蒡などを角状に切り揃え、醤油、酒、味醂辺りを用いて甘辛く煮詰める調理法が一般的です。国内の有名煮物ランキングを作るとしたら、上位に食い込んでくるであろう知名度を持っています。元々はすっぽんを使って『がめ煮』と呼ばれていたらしいのですが、数百年の間に形が変わっていったようです。他に地名を冠したものというと、佃煮が挙げられます。江戸佃島で生まれたとされていて、今は東京都中央区に所属している場所です。材料は幅広く、昆布、小魚、あさり、鰹節、キノコ、キュウリと、何でもいけます。醤油、酒、味醂、砂糖等を使う点は共通していますが、こちらの方が味付けは濃いでしょう。単独で食べるより、御飯のお供という面が強くなっています。佃煮は江戸を開発する初期段階で、漁師を移住させたことに端を発しています。幕府に納めた後に残った雑魚を保存食として加工したのが始まりでした。初めは塩だけで作ったとのことなので、シンプルな味わいだったでしょう。このように、土地の名が付いた料理は数多くあります。しかし今後増えていくかと言われると怪しい辺り、郷土料理というのは消えゆく運命なんですかね。
(・ω・) 流通が発達しすぎて、その地ならではってのが減ってるもんな
【或いは早い内に割り切ってしまうかだな】
月:うちのゼミに所属する学生は人身御供扱いだと聞いた。
黄:何処もそうかは知らんけど、
この学科は毎年一人は割り振らないといけないんだよぉ。
月:大抵はやる気が無かったり、当日休んだやつになるそうだ。
黄:クラス委員を押し付けるのから進歩してないんだよぉ。
月:社会に出ても面倒事は下っ端に回っていくんだから、
避けられる立ち位置になるべきではある。
【土壌を育てたとして晒される未来しか見えない】
月:だが稀に、私の研究に感銘して志望してくるのも居るぞ。
黄:感性か理解力の、いずれかがぶっ壊れてるんだよぉ。
月:会話を成立させるのが困難なことは否定しない。
黄:もしかしたら人類史に足跡を残すくらいの大物かも知れないんだよぉ。
月:そん時は全力で師匠面をしようと思う。
黄:逆に悪い方だったら責任を追求されかねないから、
予防線的なものは用意しておいた方が良いんだよぉ。
【一生を賭して結論を出すべき課題とでも言っておけ】
月:一般論として、研究室に居る間は丁稚みたいなもんだ。
黄:少しは歯に衣を着せるんだよぉ。
月:金を払って勉強させて頂くって、職人界隈を笑えないよな。
黄:学問で身を立てるって難儀なことなんだよぉ。
月:たまに、勉学にそれほどの価値があるのかと疑問を抱いたりもする。
黄:なんか超一流っぽい自問自答に聞こえるけど、
ダラダラと続けてきた結果、遅ればせながら考えてるだけなんだよぉ。
【汚職政治家が不透明なシステムが悪いとか口走ったら腹立つよね】
月:才能ある若者は国費を使ってでも育てるべきなんだろうが、
現実は私みたいなのが貴重な教授枠を食い潰しているという。
黄:そんなことはないとは言ってやらないんだよぉ。
月:何にリソースを注ぎ込むかの基準が雑だからこうなる。
歴史的に見ても、それが原因で衰退してるというのに。
黄:言ってることは正論の部類なんだろうけど、
誤りの象徴が発言してるせいで釈然としないんだよぉ。
この書き方だと、月読は少なくても十年は教授をやってる感じが出てくるんですが、実際どうなんでしょう。とはいえ永遠の若手ポジションなのは変わらないんですから、大した問題では無いんですかね。
2022
ゲリラと呼ばれるものがあります。スペイン語で小戦争を意味するguerrillaをカタカナ語化したものです。本来は非正規の兵士に依る戦闘行為、ないしは部隊そのものを指します。類語に、イタリア語由来のパルチザンや、独裁や占領に抵抗する部分を強調したレジスタンスなどが挙げられます。転じて、と言っていいのかは曖昧ですが、日本ではテロリズムと同義で用いられることもあります。というか、何らかの目的で暴力を行使することをゲリラと称した時期があり、以降にテロリズムが浸透していったという経緯のようです。最終的に何処を目指していたのか良く分からないのですが、昭和中期に破壊活動を行う集団が居ました。彼らがこれをゲリラ闘争と自称したのがキッカケのようです。後に反社会的であるニュアンスを前面に押し出したテロリズムが取って代わりました。そんなこともあってか、現代ではゲリラライブやゲリラ豪雨といった、急襲だけを抽出した使い方が主流です。何にしても、人を動かすには大義名分が必要です。ゲリラが肯定される為には筆舌に尽くしがたい圧政とかが不可欠なのですが、そこら辺はもう後世が判断するレベルの話ですよね。
(・ω・) ゲリラとレジスタンスで印象が違うのは、創作のせいだと思う
【強固な独裁体制は滅びゆく前兆でもある】
月:王様ゲームってあるじゃございませんこと。
黄:クジで王様役を決めてその命令に服従しなければならない、
パーティゲームの定番なんだよぉ。
月:そこまでの権力を持った王族は多くなかったのにな。
黄:学者ジョークとして笑える人は居るのかも知れないけど、
一般層の大半はキョトンとするだけなんだよぉ。
【下から見上げると威張り散らしてるだけにしか思えないし】
月:むしろ家臣に気分良く働いてもらう為、
あの手この手で機嫌を取る方がリアルと言える。
黄:当たりが当たりになってねーんだよぉ。
月:我が国の総理大臣を見ても分かる通り、
押し付け合う罰ゲームみたいなところがあるだろ。
黄:とりあえず、遊びに現実を持ち込むやつが、
碌でもないってことだけは理解したんだよぉ。
【全ての人が認め合う世界ってのもどうかと思う】
月:潜在能力は最強クラスという響きに憧れてるんだが。
黄:実社会で役に立たないポンコツが、
才能だけはあると夢想するには良い設定なんだよぉ。
月:容赦ないな。
黄:承認欲求だけが肥大化する心根と、
満たす手段が少ない世間のどちらが悪いという話なんだよぉ。
【学問の世界はふわっとした文言が許されないんだよ】
月:類語に、地頭は良いってのもある。
黄:自己申告制ってのがポイントなんだよぉ。
月:知能テストですら無い、完全なる主観だ。
黄:大学関係者としては、
標準値と自身の評価値をどう測定したのかが気になるんだよぉ。
月:それを説明できるやつは、地頭なんて絶対に言い出さないがな。
若者の間は、評価の対象として素質が重要視される部分があります。しかしそこを過ぎると何を成したかにシフトしていきます。そういう風に見ると、若年の天才が主人公に起用されがちというのは、理にかなっていると言えるんでしょうね。
2022
天道虫と呼ばれる存在が居ます。テントウムシと読みます。御存知の通り、半球に近い形状をした昆虫の一種です。瓢虫、紅娘といった表記もあります。天道とは太陽の意で、強い光に向かって飛ぶ習性から名付けられたとされています。ちなみに瓢はヒョウタンを意味していて形が似ていること、紅娘の方は赤い種が主流で可愛らしい姿をしているというのが字を当てられた経緯です。肉食であるナナホシテントウやナミテントウは農作物に害を成すアブラムシを駆除してくれるので益虫として扱われることが多いでしょう。一方、葉を食い荒らす草食性のニジュウヤホシテントウやオオニジュウヤホシテントウは害虫に分類されます。通称でテントウムシダマシと纏められることもあります。れっきとしたテントウムシ科なのですが、モドキみたいな名前を付けちゃう辺りが実に人間らしいと思います。他には、死んだふりが得意な虫としても知られています。人間視点だとむしろ無防備なのではと考えてしまいますが、鳥獣は動いているものに反応するので有効なのだとか。その際に悪臭を撒き散らすらしいので、野生動物は更に警戒してしまうんでしょうね。
(・ω・) 参考に画像を見てたら、斑点で生理的嫌悪感を催してきた
【それが目的だから特に問題は無い】
月:天然由来が身体に優しいって信じてそう、
という煽り文句が使えるんじゃないかと思い付いた。
黄:何となく良さそうなイメージはあるんだよぉ。
月:毒キノコやテトロドトキシンも自然界のものだし、
個別に判断すべき事案だろ。
黄:たしかにそうかも知れないけど、
言い方が腹立たしいから同意したくないんだよぉ。
【小手先に頼ろうとするからダメなんだとは言わないでおく】
月:人に依っちゃ特定の食品でアレルギーを発症するしな。
黄:合う合わないはそれぞれなんだよぉ。
月:成分の比率が高いと過敏に反応することもあるから、
加工品のが危ないってことが無いとは言い切れない。
黄:その説明を逐一する広告も嫌なんだよぉ。
月:感覚に訴えかけた方が宣伝効果を望めるというのは、
学者業にも応用可能な気がしてきたぞ。
【貫き通すのに必要な覚悟を持ち合わせてるならな】
月:綺麗事が、嫌いなんだ。
黄:アンタがキラッキラした目で争いは何も生まないとか、
人生は素晴らしいなんて言い出したら過労か宗教を疑うんだよぉ。
月:酒も飲まず口に出来る輩は、どういう精神状態なのか。
黄:むしろアルコールが入ってる時に本性が出るんだよぉ。
月:心の底からこう思ってるんだとしたら、
理解は出来ないが尊重すべきな気もしてくる。
【政治家や教祖にまで上り詰めると面倒なことになる】
月:何が腹立たしいって、具体的な方策は何も言わないことだよ。
理想を語って何が悪いとかは、逆ギレに分類できる。
黄:あんたら文化系の学者も似たようなもんなんだよぉ。
月:つまりこれは、同族嫌悪か。
黄:この場合、社会的影響力の大きい方が害悪と言えるけど、
個人差がありすぎて一般論に拡張できないんだよぉ。
少し捻った挑発的文言というのは、相手が気付くラインでなければいけません。いわゆる、アホに皮肉は通用しないというやつです。この視点だと教養の発露とも言えそうですが、無駄遣いではという指摘を否定することが出来ないのが悲しい話です。
2022
ストイックという言葉があります。英語ではstoicと表記されます。現代日本語では、禁欲して己を律するといった感じで使われます。単純に無欲という訳ではなく、なんらかの目的で我慢するニュアンスが強めです。具体的には健康の為に食事制限をしたり、勉学優先で遊びを控えるといった感じです。対義語は、エピキュリアンが良く用いられ、和訳すると享楽主義者辺りになります。元々は、古代ギリシャに端を発する哲学であるストア学派を指す単語です。そのままズバリ、欲しがらないことで幸せになるという主義を掲げています。原始仏教に近いものがありますが、時代的にはこちらが後輩になりますね。影響を受けたかどうか定かではありませんけど。人の欲に限りがなく、食らい続けても完全に満たされることなど無いというのは文化圏に関わらず共通認識なのでしょう。だからといって、完全否定するのも極論な気がしてなりませんが。欧州でいうと、後にローマが肥大化しすぎて退廃的になったり、逆に建前上は節制を旨とするキリスト教が支配して弾圧と腐敗のダブルコンボが襲いかかったりもしました。結局は、程々が一番というありきたりな結論に至るのが私なのです。
(・ω・) 一般人の大半は、どちらにも振り切れないからしょうがない
【味覚を言語で共有するハードルも高い】
月:食べ歩き系のインフルエンサーって、
一種の覆面調査員だよな。
黄:一般客を装って店に断り無く、
勝手に査定するって意味ではそうなんだよぉ。
月:但し書きこそ無いが個人の感想という前提なのに、
踊らされるのはどういった理屈なんだろうなぁ。
【そして炎上目的で過激な方向に舵を切り出す】
月:そりゃ意見を述べるのは自由だが、
影響に対する責任を負わないのは如何なものか。
黄:誰かさんの論文は全く世間に波風を立てないから、
平和そのものなんだよぉ。
月:そう言われると、木っ端学者が自由に私見を述べられるのも、
耳を傾けられないからな気がしてきたぞ。
【学者は目立ってナンボではとツッコむべきなんだろうか】
月:最強キャラというのは、
全容が不明な頃の方が強そうに見えるもんだ。
黄:雰囲気さえ出しておけば、妄想で補完してくれるんだよぉ。
月:言い換えれば、人は謎にこそ畏怖するということでもある。
黄:神秘性は大事なんだよぉ。
月:私が檜舞台に姿を現さないのは戦略だと理解いただけた様だな。
【建御雷神が持ち上げられてるのはこれが適用されてる気がする】
月:究極的には戦わずに済ませば良いんだろうが、
実力が疑われるから一戦だけ良いとこ見せるのが理想か。
黄:若くして死んだ天才が神格化されるのに通じるんだよぉ。
月:神話でも、全く出番が無いのよりチラ見せした方が良い感じだろ。
黄:何か引っ掛かるものがあるんだよぉ。
月:私も、言っていて謎のイライラが湧いてきたところだ。
月読も、天照の妹(弟)という最大の売り込み要素に胡座を掻かず、もう一つアピールポイントを作っておけば別の道があったのかも知れません。唯一のそれがブチギレて保食神を殺したでは、崇めづらいのは仕方ないでしょう。