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2009

0831
 さて、皆さん。まずはこちらを御覧頂きたい。

 全く以って男前である。一体、誰なのだろうか……。
 実は彼、いや彼女、浅見遊那さんなのだ。慎ましい胸周り。サングラス越しにも分かる鋭い眼光。最早、女性であることに拘ることさえないのではなかろうか。
 尚、ファイル名が『yuuna』なのは、作画した-keighさんの勘違いが原因であることは、言うまでも無い。

( ・ω・) 一度始めたパターンを覆すのって、すげぇ根性が要るよね……

 自宅に帰ってきた男は、一度、現状を整理してみることにした。竜と呼べるものはおろか、大蛇すらも、今の日本には殆ど居ない。しかし、伝説の類は多い。この乖離は、何処から生じたものなのだろう。幻想はあくまで幻想なのか、或いは、太古の恐竜の様に、絶滅してしまったとでも言うのか。
 否、きっとそうではない。男は、一つの仮説を立ててみることにした。
 古来より、長命な生き物には霊的な素養が備わるという。妖かしの類が人に化けるというのは、むしろ一般的な話だ。詰まるところ、竜はこの科学万能の世界でその姿のままでいる限界を感じ、人として溶け込んでいるのではなかろうか。だとすれば、全ての辻妻が合うと言わざるを得ない。
 しかし、ここで男に、一つの懸念が頭をよぎる。仮に、戸籍を持つまでに同化している人型竜を殺めてしまったら、立派な殺人罪だ。いや、そんなことよりも、容姿端麗、黒髪短髪の美少女であったのならば、手を出すことは出来ないのではなかろうか。そんなことを、真剣に悩んでしまう。
 そこでまた、一つのことに思い至る。そもそも自分には、高度な次元で紛れ込んだ竜を、見分ける術など備わっていない。そのことに思い悩むのは、力を得てからでも遅くは無いのだろうか。
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2009

0830

 衆議院選挙がえらいことになっていますが、ま、先週から分かってたことですからねぇ。公示中の議席予想は、公職選挙法で禁止すべき。やる気なくなるわ。とりあえず、民主主義なのでしばらくは静観しますが、このツケは、いずれ日本人が払うことになります。それも又、民主主義。
 当面の楽しみは、鳩山総理の支持率が、いつ失墜するかですね。或いは、プロレス張りの内紛、事実上の分裂が起こるか。このどちらも起きないなんてことは、さすがに無いと思うんだ。

( ・ω・) それにしても300議席は、さすがに予想外だったなぁ

 男は、竜を探す旅をすることにした。差し当たりは国内限定だが、竜の本場と呼べるのは、中国本土や、欧州だ。探索の結果次第では、そちらへも渡来することになるだろう。
 だが、当面は日本国内でいい。氷河期の頃、日本列島は大陸と地続きであったし、南北から海流が交差するこの島国は、一種のターミナル駅。どんな物の怪の類が居てもおかしくはないと考えるのは、むしろ自然な発想だろう。
 この国に、竜絡みの伝承は存外、多い。古事記などで英雄として讃えられる須佐之男命が屠った八岐大蛇は、八つの頭と尾を持った巨大な竜であった。又、箱根や福井など、湖に九匹の竜が棲むとされる言い伝えは、九頭竜と総称され、各地に残されている。中国にその本流を持つ四神の長、青龍を除けば、ほぼ全てが水にまつわるものだ。河川の荒れ狂う様が、竜に見立てられたのか。いや、大河の底に竜は潜み、天に駆け上がる機会を伺っているとも言う。あながち荒唐無稽な話ではないと、男は考えた。
 しかし、当然のことながら、そう簡単に出会えるものではない。東奔西走、いや、日本の場合、北奔南走とした方が的確か。ありとあらゆる水辺を探索したが、特に得られるものはなかった。

2009

0829

 つー訳で、私的超短編第二段、『ドラゴン・スレイヤーと呼ばれた男』を始めます。まあ、数を書いてればその内、何かコツを掴めると思うのですよ。音を上げるかも知れませんが。

( ・ω・) こまけぇこたぁいいんだよ。最後に愛は勝つんだから

 ドラゴン・スレイヤー、即ち、竜殺しの称号に憧れる男が居た。まるで騎士道物語に陶酔したドン・キホーテの様な滑稽さだが、当人は真剣だ。インターネットに始まり、博識な知人、果ては国会図書館にまで足を運ぶなど、思いつく限りの手段を用いて調べ尽くした。
 結果、現代日本社会に竜、或いはドラゴンと呼べるものは存在しないことを知り、絶望した。その落ち込みようは生半可なものではなく、他人との関わりを全て拒絶し、自室から一歩も出ない程であった。
 しかし、人間である以上、喉も渇けば、腹も減る。生理現象だってもよおす訳で、八時間程で降伏し、普段の生活へと戻ることとなった。
 とりあえず男は、ファンタジー系ネットゲームの世界へと足を踏み込み、ドラゴンと名の付く怪物を狩りに狩りまくった。こうして同ゲームのプレイヤーから、『竜殺し』の称号を授けられたのだが、何かが違うことに気付き、三ヶ月程で退会した。
 そこで男は、一つのことに思い至る。自分が調べたのは、あくまで日本国内のことであり、しかも一般人が知りえる範囲の情報だ。ネス湖のネッシーは虚偽であるとされたが、危険すぎる真実は、往々に隠蔽されるものだ。それに、この広い世界の全てを、人間が知っているとするのは傲慢だ。本当に竜殺したらんと思うのであれば、自身の五感で以って存在の是非を確かめるべきなのではなかろうか。

2009

0828

 皆さんは、かつて桜井岬氏の教師姿がここに貼られたことを御記憶だろうか。

 実はこれ、西ノ宮麗氏の教師姿なのだ。何という美麗、端麗さ。名は体を表すとは、まさにこのことではなかろうか。
 尚、ファイル名が『urara』だったりするのだが、これは絵を描いた-keigh氏が、今の今まで、『麗』を『れい』ではなく、『うらら』と読んでいた為である。

( ・ω・) いや、まる見え喋りが絶対ルールって訳でもないんですけどね

「俺が……俺があんなところで負けなければ!」
 はい。自意識過剰というのも、重要なところです。正直なところ、我々の様な噛ませ犬を、重要戦力として考えている者はいません。相手の戦力を探る為の捨石、運が良ければ勝つこともあるかなぁ程度の立ち位置が現実というものです。もちろん、そのことを自覚した上で謙虚な姿勢をとる様では、上を目指すものとして失格ですけどね。
「ここは俺に任せて先に行け!!」
 解説の山場がやって参りました。噛ませ犬同好会所属の学生から、名誉噛ませ顧問の肩書きを持つ者に至る、全ての噛ませ達に、生涯、一度で良いから口にしたい台詞をアンケートしたところ、二位以下をぶっちぎりで離してトップを獲得した、至高の口上です。
 僭越ならが私も、この言葉さえ吐ければ、何処で死んでもさしたる悔いは御座いません。それ程までに、噛ませにとっては神威を感じさせる程の魅力を持つのです。このことを理解出来ない方には、同じ噛ませを名乗って欲しくない――失礼。少し、熱くなってしまいました。

 さて、皆さん。悠遠にして奥深い、噛ませ道の一端を垣間見て頂きましたが、如何だったでしょうか。人は、必ずしも主人公として生きられる訳ではありません。そんな時は立ち止まり、この道に思いを巡らせてみるのも一興でしょう。
 尤も、覚悟の無い方が歩める程、甘い世界では無いことも、一つの真実なのですがね。

 了


 出オチネタに、更にちゃんとしたオチを用意するのはマジ鬼畜モード。星新一兄さんの異常っぷりを再認識させられました。

2009

0827

 両親の経済力と子供の学力に密接な関係があるというのが、一種の社会問題化していますが、それって、昔からあったことの様な。鳩山兄弟なんて、二人とも東大卒ですよ。単純確率だとどんなミラクルやねん。

( ・ω・) 相続税も廃止・減免の方向みたいですし、世の貴族化が復活するんでしょうね

「ふぅ、あの程度の敵に隙を見せるとは、貴方もまだまだですね」
 ことあるごとに突っかかるのも、噛ませとして重要な資質です。
「この局面であんな行動をとるなどとは、流石に失笑を禁じえません」
 動きを逐一把握することこそ、基本であると言えましょう。その様はまるで、愛が行きすぎて不審者と化した亡霊達の様ではありませんか。そう、噛ませの本質とは、自称ライバル達への愛なのです。愛の形は人それぞれなのは、最早、常識の領域。この様に噴出する輩が居ても、何ら不思議な部分はないのです。
「ヒョーッヒョヒョ。奴は我々一族の恥とでも言うべき小物。そやつに勝ったからと言って調子に乗るでない」
 これです。噛ませを志す者として、一度は言われたい台詞ランキング、ベストスリーに入る憧れの言い回しです。事前に、『あの様な輩、我が一族の敵では御座いませんよ。どうか私に先鋒を仰せつかって下さい』などと言っておくと、尚、その価値は高まります。
「へっ、俺達を敵に回すたぁ、良い度胸じゃねぇか」
 威勢が良いことは、噛ませの絶対的必要条件ですが、ここでのポイントはそれではありません。さりげなく、『俺達』という複数形と使っている点です。組織に属すか、或いは味方の威を借りなければ虚勢も張れない。これでこそ、殿堂入りの噛ませを目指すスタートラインに立てるのです。

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